<阿武山山頂にある貴船神社と伝説の説明>
災害も歴史に学ぶ
土砂災害のあった阿武山の山頂には貴船神社という
水の神様を祀った神社があります。

そこにこの地区の伝説が書いてあります。
「伝説では天文(1532年~55年)のころ安佐南区八木にある
八木城の武勇にすぐれた香川勝雄という武士が阿生山に
籠って里人をなやませていた大蛇を単身山に入り退治した
と言われている。
この時、大蛇の首、胴、尾の三体に分かって三カ所に放った。
里人はそれぞれに社を建てて龍神としてまつることとした。
首はこの位置に、胴と尾の社は梅林小に降りる道の途中にあります。」
この伝説は「陰徳太平記」を引用した「可部町はなし百選」に
もっと詳しく書いてあるそうなので、本を借りて詳しく調べてみます。
ここに書いてある通り、首を貴船神社に胴体と尾をそれぞれ
祠を作って祀ってあります。

<山頂から少し下ったことろにある胴を祀った祠>

<胴の祠から少し下ったことろにある尾を祀った祠>
話には続きがあって、大蛇を退治した時の首が落ちた
池が蛇王池といい、そこには供養塔が建てられています。

ここにはこのように書いてあります。
「天文元年壬辰二月二十七日八木村阿武山字中迫に於て
當村の武士香川右衛門太夫勝雄大蛇を退治す。その首
當地に落ちて隠れたと言ふ。因って蛇王池と稍す。」

大蛇を退治した香川勝雄の刀を祀ってあるのが、
光廣神社であるとのことです。

<大蛇を退治した刀が祀ってある光廣神社>
500年前にも今回と同じような土砂災害が起こった
ことは確かだと思います。
その時、里人を助けたり土砂の撤去を行ったのが
香川勝雄なんだと思います。
大蛇は七谷七山を駆け巡って火を噴いて大暴れ
をしたとのこと。
土砂災害が起こった時、阿武山を見た瞬間に
そのことを思い出しました。

<グーグルアースで見た阿武山、七山七谷に大蛇が這っています>
今、梅林地区で防災マップを作っていますが、
歴史に学ぶこともとても大切だと思います。
私はこの緑井が大好きですし、なんとか自然と一緒に
共存していきたいと思っています。
これからももっと歴史を学んで行きたいと思います。
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