川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

2/18(土) 闘いが 様になってる 今春闘・高齢者 とうとう八十祭り上げ・キラキラと 光るいい名で 苦労強い

2023-02-18 | 川柳

 

今日の川柳

 

闘いが 様になってる 今春闘

たたかいがさまになってるこんしゅんとう

 

春闘、かつては文字通り”闘い”であった。

ここ数十年春闘と銘打つも、低い賃上げを吞まされ続けてきた労組。

異常な物価上昇と景気を盛り上げようとの政府・使用者側の思惑もあって、

今春の賃上げも10%前後の攻防が予想される。

 

 

高齢者 とうとう八十 祭り上げ

こうれいしゃとうとうはちじゅうまつりあげ

 

福山市は高齢者の定義を80歳以上にするという。

 

「参考」

「75歳は若いと感じる人が増えた」 2023.2.16朝日新聞

広島県福山市は新年度、敬老行事の対象を従来の「75歳以上」から「80歳以上」に引き上げる方針を固めた。

一律の記念品提供も取りやめる。

団塊世代すべてが75歳以上になる2025年問題を控え、対象者の急増で関連予算が膨らんでいた。

 市が16日、市議会側に説明した。

市は昨年の敬老の日に合わせ、75歳以上の市民(約7万6千人)を対象に500円分の商品購入券を記念品として配った。

敬老行事に関連する予算は約8500万円に達した。

 新年度も75歳以上に記念品を贈ると、対象者は8万人を超す。

市は自治会や老人クラブと意見交換。

「75歳は若いと感じる人が増えた」「記念品は物ではなく言葉がうれしい」などの声があり、見直しを決めたとしている。

 新年度は80歳以上(約5万2千人)を対象に祝いのメッセージカードを贈る方針。

80歳や90歳などの節目に贈る特別記念品は残すという。

 

 

キラキラと 光るいい名で 苦労強い

きらきらとひかるいいなでくろうしい

 

呼ばれるたびに呼び名を訂正、説明する苦労が偲ばれる。

 

一月投稿句

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ヨーロッパ青春ドライブ紀行 

1972年7月30日(月)~8月27日(土)

8月15日(火)    コルチナダンペッツオ→ボルツアーノ 

 コルチナの街近くの峠での野営は快適だった。

近くに小さな宿があり、その経営者の方が何かと面倒をみてくれた。

旅人にやさしい。 

昨晩、野営したところは正式なキャンプ地ではなかったが、

テントの隣には、

キャンピングカーで旅をしているイタリアの小学校教師の家族がいた。 

午前9時出発。

今日のルートはドロミテアルプスの中央を縦貫する。

ヘアピンカーブの連続であった。

道を登りきると四方に石灰岩特有の山体が間近に迫り、2000m級の山からの涼風が心地よい。 

ドロミテ山群の風景もそろそろ見飽きてきた。 

ドロミテ地方は、山脈全体が観光地になっている。

道路沿いにはたくさんのキャンプサイトが点在し、

色とりどりのテントの群れが箱庭のように見える。 

ここ数日間のルートは、山岳道路だが、

高性能な車(FF駆動、ラジアルタイア、粘りのあるエンジン)のお陰で難所もなんなく切り抜けられた。 

途中のレストランで昼食。

昨日もピザを食べたが、今日もピザ。やはり本場ものはおいしい。

値段も手ごろで、600~800L(300~400円)、ボリュームもあり満腹になる。 

 ところでここイタリアではサマータームを実施しており、通常より1時間、時刻を早めている。

お陰でなにかと手違いが出てくる。

その一番は、ふつうの店は、午後1時で閉めてしまうこと。

但し、レストランは別。しかしピザは午後7時頃からでないと売っていない

だから買い物には注意が必要。うっかりしていると、買いたいものが手に入らぬことも。 

 イタリア国内の道路事情は、ドイツ等に比して格段に落ち、日本のそれに近い。

一級国道でも分離帯はなく、舗装の状態もよくない。 

 午後3時、ボルツアーノ(Bolzano)着。

ドロミテアルプスも終わり、層雲峡のような周りが絶壁で空はるか高く、見上げないと見えないくらい。

道路は急降下するような斜度。 

 ボルツアーノは、ひっそりとした中世風の古いたたずまいを残す街。

今日8月15日はキリストの処女受胎日(?)で、休日のもよう。

レモネードを飲んで一息つき、宿探し。

頭が突っ返そうな屋根裏部屋だが運よく見つかる。

その分、宿代も安く1800L(900円)。

部屋は清潔で、数日ぶりに風呂に入る。 

下着も取替えさっぱりとした。 

 夕食は、ヌードル、ステーキ、サラダ、パン、ワイン、ビールのご馳走。

今日はよく眠れそうだ。

~続く~

 

 

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2/17(金) Bing ググル輩に Be Quite!・孫の受験己を繰り出す浅はかさ・デパートも今は虚ろな焼け跡派

2023-02-17 | 川柳

今日の川柳

 

Bing ググル輩に Be Quite!

びーいんぐぐぐるにやからにビークワイエット!

 

ググル方たち、お黙り!

PCの検索エンジン(Bing:MS社)の新機能。

検索の牙城、Google を突き崩すか?

MSの逆襲始まる。

 

 

孫の受験 己を繰り出す 浅はかさ

まごのじゅけんおのれをくりだすあさはかさ

 

爺が受けた頃は・・・・。

いつものクセが。

相変わらずの時代錯誤ぶりに笑われる。

 

 

デパートも 今は虚ろな 焼け跡派

でぱーともいまはうつろなやけあとは

 

かつてお出かけといえばデパートであった昭和20年代後半。

近頃はとんとお邪魔していない。

名だたる老舗も次々と暖簾を下ろしているようだ。

三越も本業の呉服に力を入れるそうだ。

 

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ヨーロッパ青春ドライブ紀行 

1972 年7月30日(月)~8月27日(土)

8月14日(月)

ドビアコ→コルチナダンペッツオ 

午前5時、近くの教会の鐘がガンガン鳴り、目が覚めた。

顔を洗い歯を磨いていると昨日の少年たちが再び集まって来た。

英語はほとんど通じないが、身振り手振りで愉快に歓談できる。 

お父さんは近くのレストラン内の部屋で寝て、いつものように早朝から撮影に出かけている。 

今日のハイライトは、ドライチンネン(トラチネ)。

最高峰が2999mの奇峰群である。

文字通り目を見張る大きな大きな三つの岩峰が聳えたっている。

この地域一帯はドロミテアルプスの一角で石灰岩質からなる奇異で独特な山容をしている。

標高2500m付近までは自動車道が延び、頂上直下まで車で行ける。(有料道路 約1500円) 

目の前に大きく覆いかぶさってくるような景色には圧倒される。

ヨーロッパアルプスの雰囲気を十二分に味わえる山群。

ハーケンやカラビナ、ザイルを使っての頂上を極める登山を彷彿させる。 

今朝もほぼ垂直に近い大岸壁を登るパーティーが数組、麓から確認できる。

赤いセーターを着たクライマーが肉眼ではかろうじて点として見える。

周囲の山々も全て驚きの山容。 

道路を歩く人もニッカボッカをはき、ザックを背にしている。 

山を下って、冬季オリンピックの会場となったコルチナダンペツオへ。

猪谷千春氏の回転競技での入勝(銀メダル1956)が記憶に新しい。

ここも観光地として街中がごった返している。

街への途中にはミズリナ湖など氷河湖が点在しており風光明媚。 

コルチナでお父さんは、ゴンドラで展望台へ。

小生は、街中のHertzで車のエンジン調整をしてもらった。

同僚二人はショッピング。

コルチナは小さな街で、街中は坂道が多く避暑客や観光客でごった返している。

物価は高くもなく安くもなく普通か。 

ここはイタリアなので街全体が陽気な気分に包まれている。

ただ小生にはちょっと肌が合わない。

これまで落ち着いた静かな雰囲気を持つ街が多かったせいか。 

今夜も宿は取れそうにもなく、初めから諦め気分。

三日続けてのキャンピングとする。

街でワイン、パン、野菜を買って、街から20分ほど走った峠の道の脇でテントを張った。

豪華な食事であった。

同僚の二人は、会計に忙しい。午後10時就寝。

~~続く~

 

 

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2/16(木) 六十歳越えれば検診念押され・サクラサク河津ざくらはチリヌルヲ・出無精もさすが値上がり右往左往

2023-02-16 | 川柳

 

今日の川柳

 

六十歳越えれば検診念押され

ろくじゅうねんこえればけんしんねんおされ

 

人間でさえ・・。

原子炉等規制法の改訂

高齢者の健康を見守る年一回の検診を止めることと同じ。

日本国内の原子炉の運転を60年間としていた規制(原子炉等規制法)から

年数60年が削除されてしまった。電力各社、通産省の企てである。

東電福島第二原発大事故の教訓はどこへいってしまったのか。

未来を生きる者への責任を放棄することに等しい。

 

 

サクラサク河津ざくらはチリヌルヲ

さくらさくかわづざくらはちりぬるを

 

京から吉報が届きました。

 

 

出無精もさすが値上がり右往左往

でぶしょうもさすがねあがりうおうさおう

 

妻と情報交換。

共通の話題になりつつある昨今。

 

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ヨーロッパ青春ドライブ紀行 

1972年7月30日(月)~8月27日(土)

8月13日(日)   

ケーニヒスゼー → ドビアコ 

午前6時30分起床。

即席ラーメンの朝食。少し煮すぎてしまったがおいしかった。 

今日のルートは山岳路。気を付けて行こう。 

まずはグロースグロックナー氷河へ向かう。

この氷河への道は有料(150S)。

S字カーブ、ヘアピンカーブ、おまけに急勾配。

ギアもローで精一杯の道だ。 

周囲の山々は3000m級で、氷河地形があちこちに残っている。

今日目指すグロースグロックナー山は、

この近辺の最高峰で、標高は富士山よりちょっと高い(3798m)。

山体上部から生まれて初めて見る、憧れの大氷河が流れ下っている。

その名はグロースグルックナー氷河。

氷河の末端に車を止めて、氷河の上を散策することができる。

早速、氷河の上へ。 

氷河も初めてならば、その上に立つのも初めて。

周囲の風景も初めて。感無量だ。 

そこからははるか彼方に、頂が高くそびえ立っている。

周囲の山肌を削りとったモレーンを大量に伴いながら、

幅約1k、長さ数kにわたって麓へ流れ下っている。 

氷河の上は土砂に覆われて汚らしいが、その下は青氷。

しかも結晶の粒度も大きく、美しい。 

ところどころに規模は小さいクレバスがある。

歩く上では特に危険はない。 

氷河上のあちこちに足を伸ばした。氷河の末端部にきた。

氷河が溶けた水がどうどうと音を立てて流れて

氷河が運んだ土砂でせき止められた小さな湖をつくっている。

湖は岩肌を削り取った土砂、粘土を含み教科書通り全体が濁っている。 

周囲の山々を見るとやはり地層は単斜構造からなり、傾いている。

構成岩石は、氷河が運んだモレーンを見ると結晶片岩類で、絹雲母片岩、蛇紋岩も見られる。

特に絹雲母片岩の白雲母の輝きが美しい。 

モレーン(氷河堆積)は氷河の右岸に多く堆積している。

手ごろなもの(絹雲母片岩、片麻岩)をサンプリングする。 

午後2時、氷河に別れを告げて、慎重に坂を下る。

今日の目的地コルチナダンペツオはちょっと無理なので、

ドビアコ(イタリア)周辺で宿をとることにする。

国境を越えた途端、地域の雰囲気がガラっと変わるのには驚いた。

イタリア人はドイツ、オーストリア人に比して明るいが、

少々、ガサツで品位にちょっと欠けるところがある。 

ドビアコ着。

この辺りはイタリア北部の観光地で、日曜日、夏季休暇が重なり、宿はどこも満員。

仕方なく、最寄の食堂で夕食をとり、近くの木立の中でキャンプ。

子どもたちが10人近くやってきて歓談をする。

午後10時就寝

~続く~

 

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2/15(水) 原発は歴史に学べば消えるはず・爆撃か地震か一瞬迷う跡・バレンタインボクは無糖で妻ミルク

2023-02-15 | 川柳

 

今日の川柳

 

原発は歴史に学べば消えるはず

げんぱつはれきしにまなべばきえるはず

 

多数決で60年超の原発は稼働可能と決める。

原子力規制員会判断出る。

老兵は死なず ただ消え去るのみだが 。

多分、反対票を入れた委員もそのあたりの拘りがあったのでは。

 

 

 

爆撃か地震か一瞬迷う像

ばくげきかじしんかいっしゅんまようぞう

 

テレビで世界ニュースを視ていると飛び込んでくる破壊映像。

爆撃か地震か。

トルコ・シリア大地震とロシアのミサイル攻撃によるウクライナの都市の破壊映像。

どちらも痛ましさ極まりない。

 

 

バレンタインボクは無糖で妻ミルク

ばれんたいんぼくはむとうでつまみるく

 

チョコレート

お互いに自分の好きなもを買ってくる。

むろん互いに分け合う。

 

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ヨーロッパ青春ドライブ紀行 

1972年7月30日(月)~8月27日(土)

8月12日(土)

  ザルツブルグ(オストリア)→ ケーニヒスゼー(ドイツ) 

          走行距離    124k 

  ザルツブルグ近郊の家族的なZimmer で休息の一日が明け、

簡単な朝食後、宿の娘さん(年のころ20才前後か、Eva という。)交換会。

お母さんも交えて浮世絵のマッチ、センスをプレゼントした。

あちらからはエーデルワイスの生花いただいた。

初めて見るエーデルワイスは以外に地味な花である。 

 午前10時、別れを惜しんで出発。

再びザルツブルグの市街に戻り、城(ホーヘンブルグ城)、ミラベル庭園を見学。

同僚の二人はは登山靴の買い物。600Sのものという。

小生はホテルの庭でビールを飲みながら昨日の日記をつける。 

 これからの予定は、

再びドイツ領に入り、ヒトラーの別荘があった湖水地方ケーニスゼー(Konigsee)、さらにZell am See へ。 

Konigseeは、透明な水で満たされた美しい湖で、山間の奥まったところにある。

しかしこんな山奥にと思われるほど観光客や避暑客でにぎわっている。

湖の畔には水浴を楽しむ若い男女でにぎわっている。

肌が白いので女性はビキニがよく似合う。目のやり場にこまるくらいだ。 

現金(シリング、マルクとも)が不足気味で、昼食を簡単にとることでせいっぱい。

Zell am See へ向かう。 

途中の道はS字カーブが多く、運転が面白い。

途中の店でブドーパン、スモモ、バナナ、オレンジジュースを買い昼食。 

その場所は、上高地の雰囲気によく似ていて、河童橋から見た穂高連峰の眺めにそっくり。

この辺りの岩山の地質は石灰岩を主としていて、地層は単斜構造、厚さ数十mの単層が幾重にも積み重なっている。

このような山容は日本では全く見られない。

これらの山を切り刻んでいる河川の水は、石灰岩を削っているため、白く濁っている。

ヨーロッパの山々は、多かれ少なかれ、白濁している河川が多く、

日本のいわゆる山紫水明とは趣を異にしている。 

 また今日の午前中に見たKonigseeは、様子からして氷河の侵食による氷河湖だろう。

周囲の山々にはU字谷がよく発達している。 

今晩はこの旅行初のキャンプの予定。

ヨーロッパではキャンプサイトは、

正方形の中にテントの形が描いてあるマークでその場所が示されている。 

実際、キャンピングカーや、トレーラーを引いて旅する家族連れが多い。 

Zell am See までへ十数kの地点のキャンプサイトを利用することにした。 

夕食は、日本から持ち込んだ材料で2週間ぶりの日本食とする。

ご飯は少しやわらかめになってしまったが、梅干、キューちゃん、ワサビ漬け、味付けノリ、インスタント味噌汁。

周囲のキャンパーから物珍しげにしっかり観察されてしまった。 

熱源は携帯コンロを持参したが、灯油が手に入らず、サイトの管理人さんに電気コンロを借りた。 

(キャンプサイト利用料640S(約800円)。 

 今日の昼間も暑く、39度近くあった気温も

(但し湿気が少ないため実感としては30度くらい)、日が沈むと急に気温も下がり、

涼しくなりしのぎやすくなった。日較差が大きいようだ。 

 午後9時、車の室内灯を頼りにこの記録を記している。 

 カーラジオからは、オペラが聞こえてくる。

さすが本場、音楽の国オートリアらしく、ラジオのダイヤルを回すと、どこかでクラッシク音楽が聴ける。

~続く~

 

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2/14(火) 歯がなくも柳子口開けあっはっは・使い過ぎウォシュレットの落とし穴・雪帽子融けて弾むや梅一輪

2023-02-14 | 川柳

 

今日の川柳

 

歯がなくも柳子口開けあっはっは

ははなくもりゅうしくちあけあっはっは

 

自分で詠んで笑っていれば世話はない。

これに尽きる。

 

 

使い過ぎウォシュレットの落とし穴

つかいすぎうぉしゅれっとのおとしあな

 

使い過ぎに注意

適切に使えば問題なし。

【参考】

ネットより借用

 

 

雪帽子融けて弾むや梅一輪

ゆきぼうしとれてはずむやうめいちりん

 

重かったのであろう雪帽子。

翌日には融けてそれもなくなり、風に吹かれて揺れだした。

 

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ヨーロッパ青春ドライブ紀行 

1972 年7月30日(月)~8月27日(土)

(12)

8月11日(金) ウィーン ザルツブルグ    

 この二日間泊まったPensionは、

小生たちのミスもあったが、宿の経営者の対応はあまりよくなかった。

もてなしの気持ちが足りないのだ。律儀者で厳格な性格のようだ。 

トラブルの第一は、予約の日程が一日ずれていたらしいこと。

東京で確実にしたはずだが、こっちへ来たら、やっこさん一日遅く来たという。

水掛け論になるのでこれ以上もめるのはいやだから、当方で引き下がった。 

 第二は、部屋の中に干し物をつるしたこと。

これも厳しく言われてしまった。

Pensonは泊まるだけで、洗濯はまかりならないと言う。

これは落ち度は当方に。

それらはともかくとしてウイーンはよい街だ。 

宿を午前10発。

お父さんは単独で列車を使い、ザルツブルグへ先回りするとのこと。

我々はウイーンの森、ベートーベンハウスをゆっくり回りその後、

アウトバーン経由でザルツブルグへ向かうことにする。 

小生にとってウイーンの森はバレー、交響曲等で馴染みの公園。

森の近くには前日行ったGrinzingがあり、

ベートーベンのシンフォニー6番や9番にゆかりの地・道もある。

それらの地への道は、Beethoven gang(gangは木立の多い小径の意味)と呼ばれる。

Erpoca gasse(gasseはstraseより細い道)と名づけられている。

第6シンフォニーの第2楽章に出てくる

小川のせせらぎのヒントになった水の流れもあり散策できる。

残念なことに理由は分からないが水は汚れている 

それらの地を探すのに、地元の人に尋ねるのだが、

ベートーベンについいてはなかなか通じなかった。

ベートーベンとホに大げさなくらいくらいアクセントをつけないと分かってもらえない。 

ウイーンの森は奥が深く、散歩やドライブには快適な道が縦横に走っている。

カーラジオからはワーグナーが流れている。 

森とも別れ、

アウトバーンを利用しで今夜の宿泊地、ザルツブルグへ。

約300kの行程。

ゆったりとした快適な道路。我々の車は時速120~140k。

走行帯を行く。

追い越し帯ではベンツなどが多分、

150~160k、もしくはそれ以上の速度でビュンビュン。 

午後3時30分、ザルツブルグ着。 

地元の方はザルツブルグと濁らず、サルツブルグという。

お父さんと待ち合わせの場所である橋のたもとへ行くが、まだ到着していない様子。

次の約束の午後8時までには時間があるので、買い物。

テーブルクロスを購入。2枚で17S。 

ヨーロッパではホンダ製のオートバイが若者に人気がある。

この橋のたもとにも数台、バイクが置いてあり、若者たちが見入っている。

ホンダがベスト、ヤマハがベター、ススキがぐっどだそうだ。 

午後7時、今夜の宿を探しに郊外のHaleinnへ。

車で20分。まずはユースへ。

残念ながら日本の団体で満員。

仕方なく途中にあったペンションに転げ込む。

90Sでよいとのこと.荷を置いて、再びお父さんを迎えに。

無事会える。 

夕食は外でピザ。

そしてウインドウショッピング。

ペンションに戻り午後11時就寝。

~続く~

 

 

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