兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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痛風発作の多い季節です

2023年07月06日 | 病気

暑いですね。日差しが真夏のようにきついです。

今日は梅雨の合間の晴れ間です。7月に入り、子供たちの夏休みももうすぐだな と・・・

時間がどんどん過ぎていきますね。

田んぼもひと段落したようで、5月の町ぐるみ健診の結果を持参される方も多いです。

気になる結果があれば、ご来院ください。

 

さて、6月末ごろから蒸し暑い日が多いですが、例年そうなのですが、痛風発作の方が増える季節です。

今年も何名かいらっしゃいました。

どうも暑くなる7月頃が一番発作の多い季節にのように思います。

痛風とは、尿酸が体の中に溜まり結晶化することで激しい痛みが起こる病気です。風が吹いても痛い という表現をされますが、とにかく赤く腫れて激しい痛みを伴います。

痛みがある間は鎮痛薬などで経過を見ますが、一般的には1-2週間の経過で痛みが治まることが多いようです。

 

夏場は特に脱水になりやすく、身体の中の尿酸の濃度が濃くなりがちです。

加えてビールなどのアルコール摂取が増えてみたり。また、清涼飲料水や果糖(100%果物ジュース)なども尿酸値が上がる原因になります。また、アルコールはビールがプリン体が多いので避けられますが、アルコール自体も分解をされる際に尿酸値上昇の原因になります。

ビールを止めて焼酎やワインにしているから大丈夫!と自信満々でお話される方もいますが、アルコール摂取している状況は尿酸値が上がりますし、アルコールに伴う利尿作用で脱水に傾き、痛風発作を起こしやすい状況になります。

 

ゴルフして、スポーツドリンクを飲んで・・・帰宅して お風呂上りにビールを一杯

なんていう状況は まさに 痛風発作を起こしやすい 危険な状況に思います。

 

発作がおさまれば(発作の最中に尿酸値を変動させるとさらに発作が起きることがあります)、尿酸値を下げる薬などで治療を開始することが次の痛風発作の予防や腎臓を守る意味でも大切だと思います。しかし、基本は食生活・日常生活習慣です。

上記の飲料の話もそうですし、

食品では 鶏レバー・干物・白子などは多く含まれており

その他、豚・牛レバー カツオ・マイワシ・エビ などもプリン体の多い食品です。

また、尿中に排泄を促すために尿をアルカリ性に傾けるとよいと言われます。野菜や海藻類です。アルカリ性食品を十分にとると血中の尿酸値を低く抑えることができます。

 

熱中症のような症状で来院される方も少しずつ増えています。

水分摂取を十分に、痛風発作は大変辛そうですので、予防ができるとよいですね。

 

参考になれば幸いです。

 

 

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