新井律子建築設計事務所のブログ

住宅の設計を中心に仕事をしています

大西家住宅-4

2017年05月24日 | 設計の仕事が好き

3月13日から解体工事が始まりました。

3月25日撮影。

座敷・床の間の屋久杉の天井板は貴重で、丁寧に外してもらって保管します。

取り壊しまでわかりませんでしたが、荷物を出した土間の隅にある女中部屋の内部です。壁一面に雑誌の切り抜きが貼られています。お嫁さんの写真、憧れていたのだと思います。なんだか切ないです!今の当主さんが生まれた時には、女中さんは居なかったとお聞きしました。

3月31日撮影。屋根の薄い板は今のルーフィングです。トントン板とも言われていました。

「竃さんが5つ」大所帯です。

 差し鴨居・長柄鼻栓が凛々しいです。

4月6日は構造材の切り取りを行いました。大梁・柱・差し鴨居など資料館に利用します。民家解体の経験のある大工さんで、手慣れたものでした。

 

大量の木材です。

大きな梁と柱。仕口も複雑です。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿