新井律子建築設計事務所のブログ

住宅の設計を中心に仕事をしています

家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座

2012年05月02日 | 暮らしの味わい講座

4月29日(旧暦3月9日)、「家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。

泉佐野・新井家住宅で来年三月までの一年間、毎月一回開催するそうです。
今回のテーマは「筍」。
土井敏久先生は土井勝氏の長男として生まれ、ご両親が築き上げた家庭料理を基本とし、先人の知恵・おふくろの味を継承し、家庭料理に関しては日本の第一人者として活躍されています。


一部は「食べ聞かせ時間」
□桜前線と筍前線
桜前線より一週間~10日遅れでやってくるのが筍前線です。
□春野菜の効用
「たけのこ」にはコリンが含まれていて、この成分の興奮作用が冬の眠っている体をスッキリ起こしてくれるといわれています。
いろいろ勉強になります。
□「味くらべ」
産地の異なる筍を味くらべ


大阪・徳島・九州・京都のゆでた筍を味わいましたが、なかなか当たりません。
次に、鰹の一番だしと鮭の一番だしの違いを味くらべ。
これはなんとか当たりました。

二部は団らん味わいの時間

筍のお弁当をいただきます。


壱の重
筍の姫皮とイカのウニ和え
筍の梅干し煮
ふきの青煮
鯛の木の芽焼き
豚ロースの西京みそ漬け焼き
筍とサーモンの挟み揚げ
ふきのとうの天ぷら
弐の重
筍ごはん
香の物
甘味・旬果聚豆(丹波篠山の黒豆を使ったデザート)

盛り付けも美しく、どれもおいしくいただきました。

三部は「語り伝える時間」のお話

「身土不二」という言葉があります。人間の身体は住んでいる風土や環境と密接に関係していて、その土地の自然に適応した旬の作物を育て、食べることで健康に生きられるという考え方です。
また、旬は旧暦が目安となります。お雛祭りといえば「はまぐり」新暦の三月三日ではなく、旧暦の時期が食べ頃です。
お料理は「食べるひと」「作るひと」人が主役。たかが食べ物されど食べ物。


まさしく食を楽しむ「味わい講座」、大変満足な一日となりました。


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