日本海で発達を続けながら駆け抜けた爆弾低気圧の爪痕は大きすぎた。送電線の復旧まで二日くらいかかったようだが、一軒一軒の家屋まではもっとかかってしまったようだ。復旧宣言についてはサービス提供している事業者の社内常識と利用者の不便さとの乖離が有りすぎだったと思う。あんな台風なみの天候では基幹ルートの復旧が第一前提であることは確かである。復旧宣言についても、マスコミの報道次第で全然変わってしまう。確かに見聞きしたものに基づいて発表するはずであるが。災害復旧の進捗度合いを確認するためにホワイトボードが使われている。フクイチの際も使ったらしい。それが今ではデジタルサイネージとかいうタブレット端末のお化けみたいな機器を各ベンダでは売り込みしているらしい。まぁ、災害以外でも使い道はあるよう。
ホワイトボードでの時系列を記していく作業は、始めのうちは丁寧だが、時間がたち疲労が蓄積してくると、書いている内容ただの殴り書きになったりする。これを他の人が記録しようとすると、殴り書きの判読が不能になる場合が多い。張り詰めた精神状態で記入することは、いつ復旧に向けての時間との戦いであることには変わりない。まさに一歩先は読めないような夜のジャングルみたいな状態がホワイトボードの上に広がっている。サイネージであれば、記入したことがそのまま記録されるような説明を聞いたことがある。しかし、停電していては使いモノにはならない。震災前までは48時間以上の停電なんて予想もしなかった。自然の力を無視した結果なのだろうか。人類は次のステップへと向う試練を与えられているのかも知れない。とにかく「自然災害への対応」というサイコロは振られたようだな。「1」の目が出ても「6」の目が出ても前に進むしかない。もしかすると、今までの人類は「6」の目を追い続けたのかもしれないな。
ホワイトボードでの時系列を記していく作業は、始めのうちは丁寧だが、時間がたち疲労が蓄積してくると、書いている内容ただの殴り書きになったりする。これを他の人が記録しようとすると、殴り書きの判読が不能になる場合が多い。張り詰めた精神状態で記入することは、いつ復旧に向けての時間との戦いであることには変わりない。まさに一歩先は読めないような夜のジャングルみたいな状態がホワイトボードの上に広がっている。サイネージであれば、記入したことがそのまま記録されるような説明を聞いたことがある。しかし、停電していては使いモノにはならない。震災前までは48時間以上の停電なんて予想もしなかった。自然の力を無視した結果なのだろうか。人類は次のステップへと向う試練を与えられているのかも知れない。とにかく「自然災害への対応」というサイコロは振られたようだな。「1」の目が出ても「6」の目が出ても前に進むしかない。もしかすると、今までの人類は「6」の目を追い続けたのかもしれないな。