どんなときでもいつも心に花を

オフクロが購入記憶が無いヒアルロン酸のクーリングオフ処理をした。

仕方無いよな、膝の痛みが酷いときに電話勧誘があったのだもの。そりゃ標準語で相手から捲し立てられると、婆さんは｢ハイ｣っていうしかないだろな。

日曜日、オフクロをこの件についてキツく話してしまった。駄目なことはわかっていてもなぁ。。

飼い犬のペットシーツをホームセンターへ買いに行ったら、レジの近くに花が売っていた。価格も半額に割引していた、姿見が映える黄色のフリージアを買っていった。オフクロにちょっとキツく言い過ぎたので。

オフクロの想定外の喜びようにビックリ。｢おめぇも、花買ってくれる年になったんだなぁ！｣って。結構買ってやっているのだがな。

ベットに寝たままのオヤジも｢良い花だなぁ。初めて見るな、新しい花だべ？｣って。全然新しくも何とも無い種類なのだが気になったようだ。

二人とも、早い速度で忘れてしまうことは確かだと思う。花っていうものは、忘れ行く速度というか、記憶に残る重さが重いものなのかなぁ？って思った。

オフクロは｢花が終わったら株分けするから、庭に絶対植えれよっ｣て。

オヤジは案の定、五分おきに｢良い花だなぁ。初めて見るな、新しい花だべ？｣のリピート。

それでも、リピートを続けるオヤジに自分がイライラしなくなったのは不思議。

ここ数ヶ月は、実家に行くとイライラするのが仕事だったっていうことに気付く。

黄色のフリージア一鉢で、こんなに重苦しかった空気が変わるとは思っても見なかった。

やっぱ、人間いつも｢心に花束を｣だよな。