先週金曜日、ほぼ騙し打ちみたいな形で、オヤジを病院に。
当然、病室で「罵詈雑言」の嵐。
病棟ホールに連れていって職員さんに委ねる。
そのあと延々と入院手続き処理を。子供のスマホ契約時並みに、自分の名前を記入。
オフクロはまだ納得していないみたい。怒っているのだか、忘れているのだか、理解出来ない。
手続きを終えてホールのオヤジを見つける。午後からオフクロの介護認定とか、デイサービスの手続きとか盛り沢山なので、とにかく入院グッズの整理を終わらせなければいけないので、病室へ急いで向かう。
オフクロはオヤジと顔を合わせたようだが、他の入院者の面前で「いつまで待たせるってよ!」って叱られたらしい。
丁度、昼食になったので「飯食った顔見てから帰るか?」って、オフクロに言うと「ごしゃがれだがら原宿悪ぃ!片付け終われば帰るぞっ!」って。
ナースステーションに挨拶をして玄関に向かうと大粒の雨が降り始める。
「父さんの涙なんだべがな」って、オフクロがしんみり。
「あど、当分ごしゃがれねくてもいいんだな」と続ける。
やっぱ、解放されてホッとしているのかなぁー、て思う。
道の駅で昼飯を食って帰宅。
ケアマネさんが、待ち構えていたかのように訪問。いろいろと手続きをする。手続きの間に、オフクロはオヤジが二、三日で帰ってくるものだと思っていることに唖然。
「やっぱ、忘れてるわ!」
挙げ句の果てにデイサービスは利用したくないとか言い始める。
「父さん帰ってきたら、二人で暮らせるべ!」って。
あんなに二人の生活は無理ってことを、姉貴と何回も話したのだがなぁ。。
治ることはないってことは承知している。峠のてっぺんにいるオヤジと、てっぺんに登りかけているオフクロ。先は長い。
でも、戦国武将の齋藤義龍は父道三を殺して当主になった。彼はどんな気持ちだったのだろうな。
自分も似たようなことしちまった。このオヤジの入院で、減ることより増えていくことが多くならなければいいのだがなぁ。。。。
もしかして、もっと大きくなって増えるのかなぁ。。。。