先日、東京電力のスイッチステーションというところに、オール電化住宅について勉強しに行って来ました。
IHコンロについては、日頃から「電磁波がなー、・・・」という気持ちを持っていて、興味がなかったのだけど、オール電化住宅はIHコンロは必須で、東京電力はIHコンロをどうしても宣伝したいらしい。というわけで、まず最初にIHコンロによる料理の実際を見せてもらった。
一言でいうと、「うん、これは便利。台所も汚れない。冷蔵庫の上のネバネバ埃がたまらないらしい。ゴトクがないから、ここでパイだのクッキーだの麺棒を使った作業が出来る。台所が広く使える。料理の出来具合もまあまあ。問題なし(餃子料理がダメらしいとは知人からは聞いていたけど)。」
電磁波については、「電気製品は全て多かれ少なかれでてます。電気カーペットは2.5cmの処で100~200ミリガウス、ヘアドレイヤーが3cmの処で20~500ミリガウス、掃除機が30cmの処で20~200ミリガウス、IHコンロは30cm離れた処で50ミリガウスです。」
ここの電磁波の話で、「ふーん。」ととりあえずなったのだけど。
やしかし。
ビックリしたのは、揚げ物料理でキッチンペーパーを、揚げ鍋の上に掛けてしまったこと!飛び散る油はキッチンペーパーで吸い取ってしまうのだそうだ。「あー、火じゃないんだ、これは」。結構ショックだった。
こういう台所で育った子供は学校の家庭科で、どうなる?別の家に引越したら、どうなる?友達の家でどうなる?これが当たり前で育ったら、1回くらい火で失敗しないと、体で火の怖さ解んないじゃないの?
まあ、揚げ物、煮物、茹で物はなかなか優秀だと思うし、温度がすぐ上がり、しかも揚げ物の温度を一定に保つのは得意だけど、すごく、すごーく、便利なだけに、その裏返しが怖い。
東京の多摩には、戦後植林された杉や桧の森が拡がっています。外材に押されて、値段も安くなり、なかなか市場に出回らなくなったと言われています。
森から良い材を産出するには、下草刈や枝打ち、間伐などの手入れを、必要なときに行う必要があります。
良い材が適正な値段で売れれば、伐採した後に植林をし、手入れをしながら、又良い材を育てていく事が出来るのです。
木をつくる人、木の家を設計する人・施工する人、木の家に住む人が、”き”を通い合わせながら、地元の木で、気持ちの良いすまいを創っていきたいと願っています。
一級建築士事務所アーク・ライフは、東京の木・いえづくり協議会の一員として、運営委員会にも参加しながら、地元の木を活かして心地よい住まい《=とうきょうの森のいえ》を設計しています。
写真3 手入れがされていると、林床まで日が当り、明るい森になる。
製材されて、桟積み乾燥中。注文してから、日数はかかるが、乾燥材を入手できることがわかった。木肌はとても良い。
多摩の桧の柱と杉の梁、杉板と漆喰の住まいになりました。
一緒に、多摩の山や製材所で見てきた木が使われているので
満足感が大きいと喜ばれました。(ほっと一息です。)