長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

松本と甲府へのひとり旅(長野・山梨)

2016-07-24 16:59:58 | 旅行
今回の旅の目的は、長野県松本市に演奏の場を見つけること、気になっていた康花美術館を訪ねること、そして、山梨県甲府市のカフェで演奏すること。

早朝、ギターを背負い、アンプなどの機材をスーツケースに詰め、小雨が降る中を出かけた。バスタ新宿から高速バスで松本へ。ちょうど到着予定時刻に着くと、からっとした良いお天気。



すぐに上高地線の電車に乗り、食べログで見つけたお目当てのカフェがある駅で下車。田んぼ道を通り、蔵を改造したピアノのあるカフェ「楽蔵ぴあの」を初めて訪れる。気さくな女性オーナーとお話ししながら、楽蔵カレーをいただく。10月に演奏させていただくことになった。





松本駅に戻り、松本城を横目に見ながら、30分歩いて康花美術館へ。幼い頃から病いと闘い、30歳で亡くなった夭折の画家須藤康花(やすか)の作品を展示した美術館。ずっと気になっていた美術館にやっと来ることができた。



一種独特な彼女の筆致は、健康体であれば気が付きもしないであろう、体の無数の細胞のひとつひとつが発するそれぞれの叫びを、生涯聴き続けながら、いや、聴かされ続けながら絵を描いてきたのではないかと思わされる。

康花さんのお父様である館長の須藤さんに、様々な興味深いお話を伺った。話の流れで、こちらでも演奏する機会をいただいた。

翌日は、篠ノ井線の各駅停車で甲府へ。乗車時間2時間15分、冷房の風が強くて、上着とマスクとマフラーで凌いだ。

陽射しの強い甲府に着き、今日の演奏場所のカフェ・キュイエールへ。オーナーの小池さんの懐かしい笑顔。そしてこの時期、コレクターさんの出展で、なんとビュフェやジャンセンらの絵が飾られている!



夕暮れ、そんな素敵な雰囲気の中で、甲府の方々に歌を聴いていただいた。秋の再訪を今から楽しみに思いながら帰途についた。

2016/7/22-33