長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

サン=テグジュペリ「夜間飛行」

2024-03-09 23:27:00 | 

再読のための覚え書き


夜間飛行

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900-1944)

堀口大學訳


飛行士ファビアンの操縦する郵便航空機は、パタゴニアからブエノスアイレスを目指して飛び立った。


しかし、途中で悪天候に見舞われ、夜間のため目視もできず、残り少ない燃料で夜空を彷徨っていた。


航空郵便会社の南米路線を統括する支配人リヴィエールは、ブエノスアイレスでファビアンの安否を気遣う。


リヴィエールは、夜間飛行の危険性を十分に知りながら、航空事業の存続の責任を背負い、冷徹に信念を貫く通すしかないのだ……。



2024.2.22読了


夜間飛行

新潮文庫

昭和31年2月20日初版発行

昭和42年7月30日17刷


#本 #読書 #文学  #文庫 #サン=テグジュペリ #夜間飛行






スタインベック「月は沈みぬ」

2024-03-09 23:26:00 | 

再読のための覚え書き


月は沈みぬ

ジョン・スタインベック(1902-1968)

龍口直太郎訳


とある架空の町(実は、ドイツ軍に占領されたノルウェーの町)が、敵国の軍隊に占領される。


敵国のランサー大佐は、この町の鉱山から石炭を運び出す任務があり、それを平和的に遂行しようと考えていた。


一方、この町のオーデン市長は、平和的に解決できるかどうかは『市民次第だ』と答える。


そして数日後、市民たちは敵軍兵士をひとりふたりと殺し始め、占領したはずが逆に恐怖に追い込まれていく……。



2024.2.16読了


月は沈みぬ

新潮文庫

昭和28年11月20日初版発行

昭和42年8月15日19刷

旧仮名遣い


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スタインベック「赤い小馬」

2024-03-09 23:25:00 | 

再読のための覚え書き


赤い小馬

ジョン・スタインベック(1902-1968)

菅原清治訳


農場主カール・ティフランの幼い息子ジョウディは、赤い小馬を買ってもらった。


雇い主のビリー・バックに教わりながら、ジョウディは小馬を丹念に育てる。


ある日、小馬を畜舎から出して学校に行ったとき、突然雨が降り始め、ジョウディが帰るまで小馬は雨の中に放置された。


小馬はそれが原因で病気になり、ジョウディたちは懸命に介抱するのだが……。


スタインベックの少年時代の自伝的連作小説。



2024.2.13読了


赤い小馬

角川文庫

昭和30年3月30日初版発行

昭和41年2月10日6刷

旧仮名遣い


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スタインベック「二十日鼠と人間」

2024-03-09 23:24:00 | 

再読のための覚え書き


二十日鼠と人間

ジョン・スタインベック(1902-1968)

大門一男訳


心優しく動物好きだが、頭が弱く、怪力ゆえに問題を起こしてしまう大男のレニィ。


そんなレニィを見捨てずに面倒をみる、才知あるジョーヂ。


季節労働者の二人は、働いていた農園を追われるように出て、新たな農園で働くことになる。


しかし、農園主の息子で、ボクサー上がりのならず者カーリーは、体の大きなレニィを目の敵にするのだった……。



2024.2.10読了


二十日鼠と人間

新潮文庫

昭和28年10月10日初版発行

昭和42年12月10日21刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #スタインベック #二十日鼠と人間








スタインベック「スタインベック短篇集」

2024-03-09 23:21:00 | 

再読のための覚え書き


スタインベック短篇集

ジョン・スタインベック(1902-1968) 

大久保康雄訳


《菊》

冬の霧が立ち込めるサリナス渓谷。

35歳のエライザは、夫のヘンリーとともに農場を経営していた。


夫が留守の間に、菊の世話をするエライザの前で荷馬車が停まり、白髪の男が降りてきた。


男は金物の修理屋で、エライザは警戒しながらも、彼女の菊を誉める男の言葉に、いつしかエライザは気持ちを昂揚させていった……。



他10編を収録。


2024.2.9読了


スタインベック短篇集

新潮文庫

昭和29年8月25日初版発行

昭和43年8月15日23刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #スタインベック #短篇集