手帳は使わない派です。ここ10年ほどは。
でも、珍しく来年の手帳を買ってみました!!
ババ~ンッ☆
「京都毎日手帳」!!
中身は普通にスケジュール帳なんですが、毎日京都で行われる祭りや伝統行事、イベントなどが細か~く
書いてあるのです。京都は毎日どこかで祭りがあるといわれているぐらいですから、まぁ見ごたえある。
基本的な京都の情報から、カラーでグルメ情報なんかも載ってるし。
ぽか~んと毎日過ごすより、ちょっと得した気分になるじゃないですか。気になる行事は行けばいいし。
手帳として使うのではなく、毎日どこでなにが行われているのか確認する情報手帳として使います。
他にも同じコンセプトでいろんな京都手帳があるのだけど、これは今年の11月からはじまっていたので
選びました。ちなみに、本日11月1日を見ると、ふむふむ、京都中の神社仏閣でいろいろやってるぞ。
その中でも京都御所の西側、蛤御門の向かいにある護王神社の「亥子祭」が気になったので、小文太を
ひょいと背負って自転車で向かってみました。
午後5時からはじまる夜の神事。
ながいこと近くに住んでいるのに、毎年こんなのをやっているの全然知らなかったなぁ。
「平安時代の宮中の年中行事であった亥子餅の儀式を再現した特殊神事。
浄闇の境内に照らし出された殿上で、あたかも平安絵巻のひとこまのような優雅な神事が執り行われます」
とのことで。
ゆっくりゆっくり、お能のように神事がはじまりました。
「亥の子」は、もともと平安時代の宮中行事で、亥の日の亥の刻に大豆などでつくった餅を食べると病気をしないという中国の風習を取り入れたものでした。
天皇をはじめ、宮中の役人が亥の日亥の刻に餅を食べて万病を払ったといわれているそうです。
雅楽が流れる中、宮司以下祭員と5人の奉仕女房が平安衣装を身に纏い、拝殿の上で無病息災を祈って亥子餅をつくという動作だけで一時間半ですよ!!
奉仕女房さん、チャッチャと道具を運んでチャッチャと動きなさーい!!
いや、恐るべし平安時代の宮中の年中行事!ミヤビっていうか…のろい!!
五分でできそうなことを一時間半かけてやってるよー!!(私にかかったらミヤビも散々)
亥子餅をついておられます。
袖で口を隠して「いのちつくつかさ」と唱えます。
亥の子餅は神前に供えられるほか、京都御所まで調貢行列をつくって献上するんですが、寒くなってきたし小文太もお腹が減ってぐずってきたので、御玄猪調貢ノ儀(18:30)は参加せずに途中で帰りました。
隣の御所まで提灯持って行列するんだって。御所から戻ったらお囃子に合わせてついた亥子餅が参拝者にふるまわれるんだって!平安時代の不思議な夜の神事。続きはまた来年以降に。
こんな感じで、京都手帳楽しもうと思います。(平安時代の宮中の行事系は注意しよ…のろい!!)