三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

映画『小さな命が呼ぶとき(Extraordinary Measures)』

2013年03月02日 15時06分30秒 | 映画
DVDを借りて観ました。

難病の子供2人を持つエリートサラリーマンが子供を救うために会社を辞め、その病気の第一人者である研究者に頼み込み、なんとかして新薬を開発しようと奔走する、という実話を元にした映画です。

子供を救いたいという父親の思い。

自分の研究にプライドを持ち、誰にも邪魔されずに独自の研究を続けたい研究者。

法規制と企業倫理を守りつつ、利潤を追求する製薬会社。

「患者を救うための新薬開発」という共通の目標があっても、それぞれの持つエゴがぶつかり合い、なかなか物事が進展しません。

それでも徐々に各々が譲るべきところは譲り、一つの目的を達成するところへ行きつきます。

原題は「Extraordinary Measures」で、「非常手段」とか「究極の判断」とか、そんな意味でしょうか。

そしてこの映画の中にはExtraordinary measuresがいくつも登場します。

全体を通してとても地味な映画ですが、家族愛、人間愛、難しい状況の中での決断など、普段の生活でもこういう場面ってあるよなぁと思わせられるところの多い映画でした。

・・・それにしても、この邦題、もっと何とかならないんでしょうかね


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