今月の『ねこ新聞』の表紙は、山田純嗣氏の作品((10-3)TURN AROUND)と室生犀星の詩「猫」でした。
室生犀星の「猫」は、夕暮れ時に白猫が小さく鳴いている様を見て、猫と作者のうら寂しい気持ちを静かに表現しているものです。
「猫の心は白い綿のやうで/その繊維が見え透くほど/悲しげに見えてくる。」
この一節を読んだ瞬間、室生犀星の感性、それを表現する才能に改めて衝撃を受けました。
あぁ、自分は逆立ちしても死んでもこのような美しい、豊かな表現はできないなぁと。
(これを書きながら、「比較するのもおこがましい!」と気恥ずかしくなりました。笑)
18行の短い詩ですが、特にこの寒い冬には、何度もゆっくりと読み返し味わいたい作品です。
一方、山田純嗣氏の作品は初めて見たのですが、白を基調にした森の中に白い猫が一匹後ろ向きで歩いている場面が描かれており、この作品の選定も「ねこ新聞」のセンスを伺わせるものでした。
先ほど作家のサイトを訪問して他の作品も見てみましたが、多くはモノクロームの作品で、レリーフなのか絵画なのかちょっと不思議な雰囲気の作品が多いようでした。
このあたりは勉強不足でよくわかりませんので、興味を持たれたかたは、上のリンクから訪問されてみてください。
さて、我が家の猫たち。
今日は比較的天気がいいので、窓から通行人を監視しています。
室生犀星の「猫」は、夕暮れ時に白猫が小さく鳴いている様を見て、猫と作者のうら寂しい気持ちを静かに表現しているものです。
「猫の心は白い綿のやうで/その繊維が見え透くほど/悲しげに見えてくる。」
この一節を読んだ瞬間、室生犀星の感性、それを表現する才能に改めて衝撃を受けました。
あぁ、自分は逆立ちしても死んでもこのような美しい、豊かな表現はできないなぁと。
(これを書きながら、「比較するのもおこがましい!」と気恥ずかしくなりました。笑)
18行の短い詩ですが、特にこの寒い冬には、何度もゆっくりと読み返し味わいたい作品です。
一方、山田純嗣氏の作品は初めて見たのですが、白を基調にした森の中に白い猫が一匹後ろ向きで歩いている場面が描かれており、この作品の選定も「ねこ新聞」のセンスを伺わせるものでした。
先ほど作家のサイトを訪問して他の作品も見てみましたが、多くはモノクロームの作品で、レリーフなのか絵画なのかちょっと不思議な雰囲気の作品が多いようでした。
このあたりは勉強不足でよくわかりませんので、興味を持たれたかたは、上のリンクから訪問されてみてください。
さて、我が家の猫たち。
今日は比較的天気がいいので、窓から通行人を監視しています。