白いノート~アラフィフ南天の備忘録

50代半ばを過ぎました。日々気づいた事を忘れないよう書き留めていきます。

実習生さん

2009-08-15 22:35:52 | 介護の仕事
ヘルパー2級の実習生さんが現場に来られています。

先週は男性の方が3名
年代も様々
ヘルパー養成講座受講目的もきっと様々なのでしょうね。

二人の方の実習担当をさせていただきました。
目的は《デイサービス見学》ですから、特に難しい要求はしません。

コミュニケーションを取っていただいたり、入浴介助やトイレ誘導の見学、レクに一緒に参加等々。

こうしていろんな方に接すると、自分を振り返るチャンスをいただいた事がよくわかります。

普段自分が行っているケアについて。
声がけや言葉遣い。
利用者さんとの距離。
良かれと思っている事が実は迷惑な事であったり。


客観的に自分を見る。


たった一日見学に来られた実習生さんに対して、自分はあれこれ厳しい目を持って見ていた事にも気づきました。
(厳しく接したりはしていませんよ)

20代の男性実習生さん
特養で働き始めているとの事で、他の実習生さんに比べて余裕の仕事ぶりでした。
声がけもお上手。
ポイントを掴んでらっしゃる。
自分でレク財も用意されていて、グイグイレクタイムを引っ張って、常に積極的。

こんな人が職員として入ってくれたら万々歳・・・・と思ったりしましたが・・・
実は私。。。。とっても疲れてしまいました。

『ちょっと待って』
ちょっとした暴走ぶりにサブリーダーが『待った!』のひと声
『今、この時間はここではコレをしています。』
リハビリ体操とお茶の時間を一緒に過ごしていただきました。



『ちょっと待ってください』
お昼前に再度の暴走ぶりに、私が『待った』を。
『レクも大切ですが、昼食前ですからそろそろトイレ誘導をしますので、そちらを見学してください』

実習生さん^^
貴方の出来る事を評価する場ではありません。
特養とは違った介護現場をみるチャンスなのだから、現場をよく見てくださいね。


これは実習生さんに向けての思いであり私自身への戒めでもありました。

勘違いしちゃいけない。
自分が出来ること、やりたい事、=利用者さんのやって欲しいこと、やりたい事とは違うかもしれないという視点を常に忘れずに。


新規さん

2009-08-15 21:08:47 | 介護の仕事
先週からデイ利用の新規さん
妄想の世界で生きているような人でものすごく大変と聞いていました。

『認知症の方にもいろんなタイプがあるけれど、この方の場合はこちらのペースで進めた方がいい』
  元気サロンデイ管理者の見解

ところが!
お会いしてみたら、なかなかどうして!
おしゃべり好きなかわいいおばあちゃんでした


わかってもらうまで時間も手続きもたくさんかかるけれど、納得されれば
『ああ、そうか』とストンと落ちてくださいます。

私的にはこちらの都合でこちらのペースに合わせるやり方は反対です。

この人とはどう接すればいいのか・・・・途方に暮れたGさんも
今でも手強いSさんも
利用者さんのペースで、決して無理強いすることなく、気長に接して来た結果今がある。
そう信じているから。

それなのに・・・・・・
『絶対無理!』という声や・・・・
強引に叱りとばす!態度の職員もいて唖然とします


『新規さんみたいな難しい利用者さんが来られた時こそ、腕を発揮できるチャンスなのに!』
と言ったのはパート仲間のMちゃん。


全く同感です

自分を信じてプロとしてのケアをしたいです。
難しいところ多々あるけれど、勉強になりますもん。
学ばせていただきましょう。