先日、佐野隆哉さんのピアノリサイタルが、青梅市内の“ボックス・キオク”にて開催されました。
佐野隆哉さんは、青梅市出身のピアニストです。
今回のふるさと(青梅)公演では、青梅の自然にぴったりな、そして多くの人々に愛されてきたモーツァルトとショパン、佐野氏の留学先であるパリで活躍したプーランクの作品を選曲されたとのことでした。
まず最初のモーツァルトの『ピアノソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」』では、なんと第1楽章が終わった瞬間拍手が入ってしまって唖然としました。
ピアノソナタの演奏では、楽章間では拍手をしないのが常識なのですが、そういうマナーを全く知らないのか、それとも1楽章で曲が終わったと勘違いしてしまったのか、いずれにしても通常のコンサートではまず有り得ない事なので、何だかこちらまで恥ずかしくなってしまいました。
プーランクの『フランス組曲』、そしてショパンのバラード、ノクターン、マズルカ、ワルツ、ポロネーズの小品集は、どれもが華やかで心地よく、心に響く素晴らしい演奏でした。
ちなみに、今年は5年に一度のショパン国際コンクールの年なんだそうです。
5年前の10月には、コンテスタントとしてワルシャワで弾いていたのが、今回は地元・青梅でショパンを弾いて下さったという佐野隆哉さんのピアノリサイタル
、
今回は小さな会場ということもあってか、チケットは早々と完売してしまった為キャンセル待ちを設けたのですが、最終的にはかなり大勢の人にお断りをしなければならなかったと聞きました。
実は私も、キャンセル待ちをして諦めかけていたのですが来場出来ることになって、本当にラッキーでした