女性のための住まい相談室blog/女性一級建築士、整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーターと考える住まいづくり

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ソウルの街並

2012年06月13日 | ●古い木造建築・街並

ソウルの街並

*スクリーンの下、右端ボタンをおしてフルスクリーンモードにしてお楽しみください。

 

写真好きの友人が家族とGW、ソウルを旅行するというので

「街並みなど 写真撮ってきて~!」とお願いしておきました。

頼まれたことはきちんと仕事する(別にお金を払っているわけではない)、義理堅い 写真の腕もよい彼女です。

私が見るだけではつまらない・・・・。皆様もどうぞ 友人が撮って参りましたソウルをお楽しみください。

写真を見ながら、このブログを書いていたら 私もソウルを旅したくなって参りました。

 

以下、ソウル旅行をした私の友人のコメント↓↓


今年のGWは二泊三日でソウルへ行って来ました。
写真は、仁寺洞(インサドン)から三清洞(サムチョンドン)、
北村(プッチョン)へ散策したときのものです。

仁寺洞は韓国の伝統が残るお土産やさんから
現代作家のギャラリー、お洒落なカフェなど立ち並び、
散策には楽しい通りです。

さらに少し歩いて三清洞、北村へ。
この地域は、都心の中の博物館と言われる場所で
李朝時代に政府の高官や王族、貴族が居住していたそうです。
今でも北村には約900の伝統的な家屋が残され
狭い路地を歩くだけで当時の生活の息づかいを感じられる
素敵な街でした。

初めてのソウルでしたので、見たいところは山ほどありましたが
古宮もその一つ、今回はユネスコ文化遺産である昌徳宮(チャンドックン)へ行きました。

昌徳宮は1405年、李氏朝鮮王朝の太宗が、正宮である景福宮(キョンボックン)の離宮として
建てた宮殿です。13棟の見事で彩りも美しい建物と庭園は今も大切に保存されていて、
今回は本当に緑が美しい時期でしたが、各季節ぜひ訪れてみたいと思う場所でした。

● 友人のfacebook↓↓

 http://ja-jp.facebook.com/people/Kaoru-Yamauchi/100002184924524

 

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歴史を感じる群馬・桐生の木造の家、街並み

2012年06月04日 | ●古い木造建築・街並

 桐生は奈良時代より絹織物の産業で栄えた町です。

以前から一度参りたいと思っておりましたが、GW休みに一日、願いがかないお散歩できました。

 

桐生の街並み

*スクリーンの下、右端ボタンをおしてフルスクリーンモードにしてお楽しみください。

 

 

車でしたら日帰りでも十分行かれる桐生です。

●桐生 観光案内 http://www.kiryu-walker.net/

 

桐生の名物、ひもかわうどんがちょっと面白い。他では食べられない・・・。

これおすすめです。

お昼にいただきましたが、もちもちしていて大変おいしかったです。

●ふる川 さんというお店で。http://r.tabelog.com/gunma/A1002/A100201/10001434/

これでもうどんです。

 

posted by  y.nose


三連休は奈良へ

2011年11月06日 | ●古い木造建築・街並

1日、2日、3日は3連休でしたので

何年ぶりでしょうか?前から行きたいと思っておりました奈良へ参りました。

 

新幹線に乗る前に 東京駅では、しっかり駅弁を購入。

東京駅はデパ地下状態だし、日本国中の駅弁を買う事が最近はできるんですよね~。

電車の旅もいいもんですね~。

京都駅の近鉄線ホームにはやっぱりいました、せんと君。私、結構好きです。

今回は、御寺周り中心ではなく

橿原市の今井町とホテル近くの奈良町を歩きたくて参りました。

古い街並みのご報告はまた改めてさせていただきます。




定番の法隆寺(飛鳥時代、世界最古の木造建築、日本最初の世界文化遺産)では、

ボランティアガイド付でしっかり建築の勉強を・・・。

過去には中学、高校(修学旅行)、大学(古美術研究旅行)と法隆寺を訪れておりますが

今回程、長くしっかり見た(約3時間)ことはありませんでした。

世界最古の木造建築、長期優良寺院は、メンテナンス体制バッチリ!

西岡棟梁の家も隣接してあるのです。

こういうことはガイドさんの説明がないと解らないことですね。

現在はお亡くなりになっていますが西岡棟梁とは、長きにわたり法隆寺を修復してきた有名な宮大工さんです。

iセンター/ボランティアガイドの鈴木さんにすっかり気に入られてしまった??社長の野瀬です。

私は、じゃまをしては悪いので 遠まきにお話を聞いておりました。

鈴木さん、東京にお嬢さんが住んでいらして、上野の国立博物館にもよくいらっしゃるとか・・。

東京にいらしたときは、社長の野瀬がボランティアガイドを間違いなくさせていただきます。

丁寧であたたかいご説明、ありがとうございました。たくさんのことを知ることができました。

宿は、ちょっと奮発して、老舗 奈良ホテルに。

新館ではなく、明治42年築(1909年築)の本館を指定して泊まりました。

これも建築の勉強です・・・・・・・。(ほんと??)

自ら 古い木造著名建築物を体感するのは本当に大切です・・・・・・。(なーんて)

ホテル内の写真も撮りましたのでまた改めてご紹介致します。

紅葉には少し早かったのですが、

歩きまわるのに季節はちょうどよく最高でした。

今回は訪れませんでしたが、奈良国立博物館では正倉院展も行われていて

あちこちにぎわっておりましたよ。



posted by  y.nose


アントニン・レーモンドの設計/日光中禅寺湖畔 旧イタリア大使館別荘本邸

2011年10月03日 | ●古い木造建築・街並

 昨年の秋に日光へ旅行しましたときに

中禅寺湖畔に建つ、旧イタリア大使館別荘を訪れました。

先日より秋の日光の写真をブログにアップしておりますが

静かで美しいこの別荘をまだご報告していないことに気がつきました。

とても素敵な別荘ですので是非ご覧いただきたいと思います。

著名な建築家であり、外交官でもあったアントニン・レーモンドの設計によるものです。

昭和3年に建築され、平成9年まで歴代の大使が使用していたそうです。

大使とその家族が食事をした食堂です。

リビング、ダイニング全景です。

リビングに隣接し、暖炉があります。

リビングの石積み暖炉です。

中禅寺湖に面して1間以上ある広縁が設計されております。

各部屋から中禅寺湖を眺めることができます。

大使の寝室だったようです。

杉皮貼りの内装です。

ここに暮して、窓からの美しい景色を眺めてゆっくりと流れる時間を私も楽しみたいものです。

湖側から本邸を見たところです。

杉皮貼りが市松模様や横縞にパターンを変えて貼られております。

別荘の前には 湖の岸が広がっております。波打ち際を散歩できます。

紅葉がとてもきれいでした。10月20日ごろの様子です。

別荘の前には、船着場が設けられており(手前端)大使は、ヨットレースを楽しんだということでした。

リビングの暖炉の煙突周辺部です。

杉皮貼りの外壁。

●イタリア大使館別荘記念公園↓↓↓

 http://nikkotoday.com/news/news127.htm

●建築マップ 旧イタリア大使館別荘↓↓↓

http://homepage2.nifty.com/K-Ohno/a-map/Tochigi/3636-IT-villa/02-IT.htm

 posted by y.nose

 


戦火をのがれ神田に残る木造建物群

2011年01月23日 | ●古い木造建築・街並

年末に三菱一号館美術館を訪れました時に
そのあと神田須田町界隈を散歩しました。

秋葉原で降りて電気街口の改札を出まして
万世橋をわたり右に曲がったあたりに
古い木造建築を守りながら営業をしている飲食店が何軒かあります。


『竹むら』 生憎、日曜祝日は休みで入ることができませんでした。

あわぜんざいと揚げ饅頭が美味しいとのことです。
今回は食すことができず、非常に残念。また来ます・・・・・。

こちらの建物が一番きれいに保存されている気がしました。


『竹むら』紹介ページ↓↓
http://r.tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000342/

こちらは、あんこう鍋の『いせ源』
『竹むら』のすぐ向かい側にあります。

実はこの日とは別に、改めて暮れに訪れ あんこう鍋をいただきましたが
とてもおいしかったです。
風情ある座敷は御客さんでいっぱいで活気に満ちておりました。
夜になると席を待つお客さんのために
道路にだるまストーブをだしているほどの人気です。


こちらは『ぼたん』。鳥すきやきが看板メニューです。
この日は店が閉まっており雰囲気がつかめませんでした。残念。

『ぼたん』紹介ページ↓↓
http://r.gnavi.co.jp/g19800/


こちらは『藪そば』
そば以外に生そば饅頭やそばずしがありましたので
ちょうど御茶の時間でしたからそれを戴きました。

そばずしというのは、そばがのりで巻かれて、真ん中にたまご焼きなどの具が入っておる太巻きでした。

注文の内容を会計の番台から厨房へ風情のある口上で伝えていました。
明治の創業当時から同じようにしているのでしょうか?


『藪そば』で座った席から庭を撮ってみました。
冬の霜から苔を守るために敷き松葉が施されておりました。
庭を眺めてのんびりしておりましたら東京にいるようには思えず、
地方へでも旅行しているような感覚におちいりました。


『藪そば』ホームページ↓↓
http://www.yabusoba.net/index.html


このほかに あまりにも有名な『まつや』というそば屋がありますが
おしゃべりしていて撮影するのを忘れました。
『まつや』ホームページ↓↓
http://www.kanda-matsuya.jp/

とりあえず すべての店の室内に入ってみたいので
また訪れたいと思います。


こちらは木造ではありませんが
建築の雑誌にたしか載っていたようでしたので撮っておきました。
『まつや』と同じとおりにありました。
国登録有形文化財です。


山本歯科医院↓↓
http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/387/Default.aspx


今回のお散歩はこちらの地図を頼りに参りました。
神田歩き地図↓↓(千代田区観光協会と散歩の達人編)
http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/1532/Default.aspx


何も遠くに旅行しなくても
東京にも楽しいところ、まだ訪れていないところがいっぱいありますね~。
今度はどこに行きましょうか?

お薦めポイントがございましたら是非教えて下さい。
情報をお待ち申し上げます。


posted by y.nose


三菱一号館美術館

2011年01月13日 | ●古い木造建築・街並

年末23日に友人と
三菱一号館美術館で行われておりました、「カンディンスキーと青騎士展」を見にゆきました。
その時、昼食をとりました美術館のカフェをご紹介致します。

明治時代に建築されたオリジナルではありませんが
ジョサイア・コンドルの原設計に忠実に再現され、一昨年に完成した建物です。

道路から見た様子。
写真中央の入り口が美術館の入り口です。
カフェの入り口は、建物なりに歩いて右の脇にありました。


写真は、カフェの入口を入ってすぐのところです。

祝日ということもあって待ち時間は30分~40分とのことでした。
(左の奥の方に並んでいる人が待っている人)

せっかく来たので、ここでご飯を食べなければということで
待ち時間を写真撮影会にあてて、私達も待ちました。


再建とは思えないほど、歴史を感じさせる雰囲気でした。
再建費用もかなりかかったのではないでしょうか?








「カウンターなら空いています。」ということで
結局30分も待たずに席につくことができました。
悪い席ではありません。
写真に写っているお兄様がカウンターに座った私達を撮ってくれましたし。


私は蒸し野菜プレートを注文しました。これはよいダイエットメニュー!!


こちらは美術館の階段。


美術館の中、展示室から展示室に移動する途中の廊下から、中庭を見ることができました。


こちらも美術館の中廊下です。
カンデインスキー展もとてもよかったですよ。
会期は2月末までですから行かれてみてはいかがでしょうか。



以下 三菱一号館美術館ホームページより引用

【1894(明治27)年、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。当時は館内に三菱合資会社の銀行部が入っていたほか、階段でつながった三階建ての棟割の物件が事務所として貸し出されていました。この建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されましたが、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則って同じ地によみがえりました。
今回の復元に際しては、明治期の設計図や解体時の実測図の精査に加え、各種文献、写真、保存部材などに関する詳細な調査が実施されました。また、階段部の手すりの石材など、保存されていた部材を一部建物内部に再利用したほか、意匠や部材だけではなく、その製造方法や建築技術まで忠実に再現するなど、さまざまな実験的取り組みが行われています。】

三菱一号館美術館ホームページ
http://www.mimt.jp/




posted by y.nose


横浜建築散歩/ホテルニューグランド

2010年06月04日 | ●古い木造建築・街並

ちょっと時間が経ってしまいましたが、GW中に訪れました、横浜の写真です。
横浜で老舗のホテル、ホテルニューグランド。
昭和2年創業、1927年に建築されたホテルです。
ホテルニューグランド

GWは、学生時代の友人と4人でこのホテルのレストランで久しぶりにおしゃべり大会。
40歳を半ば??になると、第2期/箸がころがっても可笑しい年がやってくるようです。
高校時代からの友人もいるので、もうかれこれ30年位の付き合いの者もおりまして
お互いの過去をホジクリながら、腹の皮がよじれるほど笑いました。

実は、昔、昔その昔、20歳の記念にと、今回の4人で
「市や区で行う成人式なんか行きたくないよね~。」と
生意気なことを言いながら、
それぞれアルバイトで稼いだお金を軍資金に
このホテル内の有名なスターライトグリルというレストランで
フレンチフルコースを生まれて初めて??いただいたのです。
脇の下に汗をかきながら・・・・でしたね。
当時はまだ全館古い建物のままでした。

そんな思い出もあり、実に四半世紀ぶり(恐ろしい!!そんなに経っている!現在の年齢がバレバレですね・・汗。)に 
ここのホテルにしよう!ということで訪れました。


バブル期に改築がなされ新館もでき、
その時に、スターライトグリルもなくなってしまっており、残念でした。
改装リニューアルの時も当時勤めていたタイルメーカーで
中庭の床のタイル張りの見積をした覚えがあります。
何かと縁を感じるホテルです。

ということで保存されている旧館の様子をご覧ください。
現在でも結婚式場等に使用されております。









最後に、おまけの次の写真は何でしょう?
何だと思いますか?
お星様の模様ではありません。

河口付近の川底に住んでいるヒトデです。
ニューグランドの通りから、港の見える丘公園の方向に歩いて
高速下の山下橋から川底を見た様です。
温暖化の影響で増えているのでしょうか・・・??
友人が撮影し、メールで送ってくれました。



posted by y.nose


歩いて建築めぐり クラシック  霞が関・丸の内コース その1

2010年01月17日 | ●古い木造建築・街並

今日は午前中は朝から事務所でS様ご家族とお打ち合わせで
午後は、C様とINAX新宿ショールームに参りました。
慌てて出かけたのでデジカメを持ってゆくのを忘れてしまいました。
本当はショールームでのお打ち合わせの様子をご報告したかったのですが
すみません。
K様、ご苦労さまでした。


そんな事で今日は写真が何もないので、
年末に友人と訪れたちょっとマニュアックな建築見学コースをご紹介します。

昼に銀座のローマイヤというドイツ料理店で待ち合わせし,まずご飯。
のんべい女建築士2人は、とりあえずビール。
昨年ドイツに一緒に行った大学時代の友達です。
酵母が利いているヴァィツェンを頼みました。
ソーセージの盛り合わせと この日は、アイスバイン(豚のすね肉の煮込み)を戴きました。
わ~い!ドイツで食べるのと何も変わらない!



店内にはモダンなガスの暖炉があります。
クリスマス時期でしたのでツリーもありました。
でも全体的に質素。ドイツっぽい。



創業時に出していたプリンを再現しているとデザートメニューにあったので
これを頼みました。
まったりとすごく濃い味のプリン。おいしい!



店の入り口もとても良い雰囲気。



1925年から営業しているローマイヤ。
大正14年にオープンしたようです。


裏道を抜けて日比谷公園、日比谷公会堂の前を通りました。
日比谷公会堂は目的建築物ではなかったのですが
こちらも古い建築です。昭和4年築。
お昼を食べたローママイヤができて5年後くらいにできたのですね。



早稲田の大隈講堂を設計した佐藤功一(早稲田大学建築家教授)による設計です。





とことこ歩いて、この日の目的建築物1番目、法務省旧本館へ。
東京大空襲で被害をうけた後、改修はされているものの、
この日見学した建築で一番きれいに保存されている建物でした。
重要文化財です。







ドイツ人の建築家による基本設計で明治時代に建てられたものです。
この日はドイツ付いていました。

明治時代には、イギリス、ドイツから建築士を招聘し近代建築を建てています。
招聘された建築家に影響をうけて、その後日本の建築家がたくさん育ちます。



桜田門を横目に、国土交通省の前の信号を渡り
警視庁の入り口に立っていたおまわりさんに道を聞いて・・・



友人に「おのぼりさんみたいだから写真撮るのは止めなさい!」と言われて
信号を渡りながら さりげなく、国会議事堂を撮影。
国会議事堂は昭和11年築。
祝日なので永田町周辺はとっても静か。



そして、この日の2番目の目的建築物。
日本の水準点!
国会議事堂の前庭にありました。
小さくて探すのが大変でした。
最終的には、庭を掃除していたおじさんに聞いてたどりつきました。


前庭部内に 江戸時代、井伊直弼屋敷があったようで、井伊直弼は自分のうちから出て
すぐに桜田門で暗殺されてしまったようです。



日本のベンチマーク!へそです!
マニアックな建築ツアーですね~。
誰も見に来ていないです。
ぶつぶついいながらも結構楽しんでいる2人でした。


この中にしっかり基準点になる石が築かれています。おそらく・・。
すぐ隣を首都高が走っていますが、振動で地盤沈下などおきて
ベンチマークが沈んでしまったり、傾いたりしないのですかね~。



この後、明治生命や第一生命、東京銀行協会・・・など最後は東京駅前で
壊されつつある中央郵便局を見学して終わりました。
続きはまた・・・。



posted by y.nose


滋賀/国宝・彦根城 散歩

2009年11月06日 | ●古い木造建築・街並

先月10月21日に
びわ湖環境ビジネスメッセに行って参りましたことは
先日、ブログでご報告致しました。
前日の20日には、彦根城を見て参りましたので少し遅くなりましたが
写真をどうぞご覧ください。

2年ほど前にびわ湖周辺は、近江八幡、長浜、信楽などを旅しておりますが
その時は時間がなく、彦根城を訪れることができませんでした。


慶長9年(1604年)から彦根城の築城が開始され、
慶長12年(1607年)頃には天守が完成したとされています。
ちなみに徳川幕府ができたのが1603年です。
築400年を迎える彦根城です。

掘と、二の丸 佐和口多聞櫓(重要文化財)


天守閣までゆく石段。


天秤櫓(重要文化財)


時報鐘(日本の音風景百選)
ちょうど4時だったと思います。おじさんが鐘を鳴らしておりました。
彦根城下に響き渡ります。


国宝の天守が見えてきました。


本丸天守閣です。
通し柱を用いず、各階ごとに積み上げられた天守は、3層3階地下1階建て。
2重目以上に華頭窓が見えます。


天守閣の礎になっている石垣。
天然石を積み上げただけで、よく水平を出しているものです。すごいです。
「牛蒡積み(ごぼうづみ)」といわれるそうです。


反り返りが美しい、庇。
千鳥破風、切妻破風、唐破風、入母屋破風を配置しており、変化に富む表情です。


西の丸の方向から見た天守閣。


内部の梁組です。
重い瓦の庇、上部構造を支えているだけあってかなり太い梁です。
当然のことながら、無垢の梁です。




天守閣です。


天守閣から眺めた遠くのびわ湖と街並です。


鉄砲狭間(てっぽうざま)。鉄砲を外部に向けて打つところ。


三角や四角や長方形などあります。


外からみるとこんな感じです。


彦根は、井伊直弼(いい なおすけ)の生誕地でもあります。
彦根城は、井伊家の城。
江戸幕府の大老である、桜田門外の変で暗殺された
井伊 直弼は、近江彦根藩の第15代藩主です。


玄宮園(名勝)。
城の北東にある大名庭園です。
城も素晴らしいですが、お庭もとても良いです。
奥に見える藁ぶき屋根の茶室で池を眺めながらお抹茶を頂戴致しました。
ホッと一息。落ち着きます。
春、花の時期、もう少し後の紅葉の時期にまた訪れたいと思いました。
おすすめの場所です。



彦根城と直接関係はありませんが、びわ湖のほとりです。
秀吉が初めて与えられた城、長浜城の敷地裏で撮りました。
おそらく秀吉がねねと一緒に眺めた景色です。


posted by y.nose


夏休みは、古建築17棟一挙公開の横浜・三渓園へ

2009年08月20日 | ●古い木造建築・街並

長くお休みを頂戴してすみません。
今日から、仕事再開です!

休み中(16日)は、横浜開港150周年の記念イベントで
古建築17棟をすべて公開している三渓園へ行って参りました。
すべてを一度に見れることはないらしいです。
8月1日から16日までの期間限定の催しでした。

JR根岸駅に友人と待ち合わせし、タクシーで5分ほど。海の方へ向かいます。
私は三渓園に行くのは初めてです。
友人は昨年ドイツにも一緒に行った一級建築士のカズコ女史。
2人でぶつぶつおしゃべりをしながら、途中にある茶店のかき氷で一服し、
昼は、茶店でまあまあ満足できる天ぷらそばをいただき、楽しくまわりました。

入口を入り、すぐ右手に睡の池。
11時くらいでしたが、花が開いておりました。
蓮の葉のグリーンもとてもきれい。
池の傍で、ザリガニ釣りに夢中なっている親子がたくさんおりました。


続いて睡蓮の池。


三渓園は、明治時代に生糸貿易で財をなした横浜の実業家 原三渓の元邸宅。
宅地内に10棟の重要文化財を含む17棟の古建築が京都や鎌倉から移築されて
建っています。
原三渓が財を投じて移築したものです。

三渓園の詳細は、↓↓↓
http://www.sankeien.or.jp/

原三渓の住まい(鶴翔閣)の廊下のガラス窓。
自然光がたくさん室内に入るように庭面に窓を大きくとっていました。


臨春閣の室内より亭樹という橋を見た様子。
紀州徳川家初代頼宣が和歌山・紀ノ川沿に建てた数寄屋風書院造りの別荘建築。
1649年の築。


臨春閣を外から見ています。
京都にでも来ているように錯覚にしてしまう景色。


これはどこだったかな?臨春閣かな?
窓から臨む庭の景色はいずれも美しいです。
上部の障子のくねくねした桟もおしゃれ。


こちらも臨春閣。
部屋ごとに違う、狩野派のふすま絵などが見ごたえあります。


こちらは、月華殿。
徳川家康時代の京都伏見城内にあった大名伺候の際の控え所の建物。
1603年の建築。1603年って、江戸幕府ができた年~~?
欄間の柄がとってもモダン。


ふすま絵もとてもモダン。


こういったディテールについつい目が行ってしまいます。
シュロ縄?を編んだ竪雨樋。
三渓がつくった茶室/金毛窟にて。


これも金毛窟かな?土台と基礎石。


床下換気口。


臨春閣を遠目で見たところです。


三重塔。1457年築。
聖武天皇の勅願寺・京都燈明寺にあったもの。
こんなものまで移築してしまってすご~い。
かなりの財力です。
三渓園のシンボルになっています。


萱葺き屋根の合掌造り古民家。
岐阜県白川郷にあった江戸時代の庄屋だそうです。
飛騨地方の民具もたくさん展示されていました。


いろりにも火が入っておりました。


年甲斐もなく、スタンプラリーを楽しんでしまいました。
全棟制覇!
記念にバッチをもらいました。うれしい~!!


園内には、大きな銀杏や紅葉も植えられていて
秋は、これまたすごく良いと思います。
「また来たいね!」と言って友人と横浜で別れました。



posted by y.nose


お休みを頂戴し、木曽・奈良井宿へ参りました。

2009年05月07日 | ●古い木造建築・街並

GW休み中は、軽井沢へ宿をとり
信州をふらふらとして久し振りにのんびり致しました。
5~6年ぶりに、木曾の奈良井宿を訪れました。
3度目の訪問です。
近くには有名な馬篭宿や妻籠宿もありますが、あちらは観光地化が進んでいて
正直あまり好きではありません。人も多いです。



中山道 奈良井宿の街並は、全長1キロメートル。
宿場町の景観をよく残し、国の重要伝統的建築物保存地区に選定されています。
南には鳥居峠がひかえており、江戸時代の旅人は、鳥居峠を越える前、越えた後にここで宿をとったようです。


ただ建物が保存されているだけでなく、
現在でも人が実際に生活して建物、街並を守っているところがすごいところです。
道がアスファルトで舗装してあることは、少し残念なところです。
でも人が生活してるのだから、しょうがないかと・・・。


3回目の訪問ですが、今回初めて入った徳利屋。
築170年の木造建築です。
最近話題の長期優良住宅、200年住宅の元祖と言えましょうか・・。
間口が狭い建物が多い中、こちらの徳利屋は大旅籠とのことで
間口が7間(12m74cm)もある建物です。
総2階の立派な建物です。
現在はそば屋になっております。
ここでお昼ごはんと致しました。


入口を入ったところです。
広い土間になっています。
縦格子の引き戸を奥に入りますと・・・・、


囲炉裏のある部屋があります。


吹き抜けになっておりまして
囲炉裏にも火が入っており、
囲炉裏の煙が上に抜けるよう天窓が2つありました。
そこから光も差しこんできて、何とも言えない幻想的な雰囲気の空間になっておりました。


壁は一部土壁の仕上げになっておりましたが
170年前の建築当初のそのままなのでしょうか?
ひび割れの感じが年代を感じさせます。
上の方に小舞竹の端がみえています。
あまり手を入れていない様子です。




お蕎麦をいただいたのは、一番奥の床の間のある部屋でした。
お客さんがたくさん入っておりました。
お蕎麦も美味しかったですよ。


床の間のところに、東京理科大学の建築学科の鈴木信宏先生により
この徳利屋の囲炉裏の間を研究された資料がパネルに入って置いてありました。
それによりますと建築は1840年頃となっています。


徳利屋の前に掲げてあった説明書き。


posted by y.nose


一足お先に失礼し夏休み。まだ静かな軽井沢へ

2008年07月03日 | ●古い木造建築・街並

火曜日、水曜日で軽井沢へ行って参りました。
関越と上信越道で2時間あれば余裕で行かれますので
よく私は参ります。サービスエリアの軒下にツバメが巣を作っていました。
雛が元気よく鳴いておりました。


軽井沢へ行くと必ず立ち寄る店。森のギャラリーという店です。
森のギャラリー http://www.mori-g.co.jp/index.htmlバイパス沿いにあります。木曽の木工屋さんが営んでいる家具の店です。
東京は、深大寺にもお店があります。。
銘木もたくさんおいてあります。一枚板のテーブル材。
こんな長いものは、見たことが無かったので感動!
 

さらに栃の木は日本でしか取れないらしいです。店のおじさんと暫し雑談。
「200万でも安いですよ。切ったら価値がさがる。」とおじさん。
岐阜の栃の木らしい。


たくさんある一枚板の価格は、東京で見る価格より、どれも半値くらい。
お買い得。樹種も豊富。


おなじみの旧三笠ホテル。これは以前見ているので素通り。
 

これまで、訪れたことが無かった雲場池へ。
しっとりしていてやっぱりいい!池の水は湧き水で、澄んでいました。
 

写真は、雲場池に隣接するどなたかの別荘。
湿気はかなりすごそうですが、最高のロケーション。高いのでしょうね


かもの親子。後ろ姿しか取れず、残念。
我々の気配を感じて逃げて行ってしまいました。
 

水面に映った木々の姿もきれい。


万平ホテルの入り口の脇にある木工家具とアイアン雑貨、インテリアの店。
ギャラリー日曜館 http://www.geo-paradise.com/gallery.html
以前ここで、スツールを購入し、その後DMを送ってくれるので
ちょっと今回も寄ってみました。


昼食に寄ったレストラン。<こどう>といいます。
沢屋という、軽井沢では有名で、とってもおいしいジャム屋が営むレストラン。
吹き抜けの手摺に意外なものを使っていました。鉄筋です。

 
基礎の中にいれる、そうです、鉄筋です。
太いものと細いものを併用していました。
木の枝のようなイメージでとても素敵でした。


帰りに、少し足を伸ばして2つ先のインターの小諸まで。
写真は北国街道沿いの重要文化財です。
 




 
これは、醤油・味噌屋。窓の上の妻側部分に漢字で書いてありました。


小諸駅のそばの北国街道には、骨董屋が何軒か並んでいます。
小諸へ立ち寄ったのは、骨董屋が目的。
萬屋骨董店へ。面白いものがいっぱいです。
萬屋骨董店http://www.komoro.or.jp/yorozuya.html
 

古い映画のポスターなんかも。


骨董屋へ行った目的はこれ。
皿がほしくて行きました。
 

印判のものと手書きのもの、
中皿と小皿を取り混ぜて購入。そろってなくてもいいんです。
普段使いですから。
そろってないから、安くなっている色柄のきれいなものを探す楽しみがあります。
写真は、今回の戦利品。全て合わせて5000円ほど。
そんな高くないんです。
おばさんが、お猪口をおまけに付けてくれました。うれし・・・。










小金井公園/江戸東京たてもの園

2008年03月21日 | ●古い木造建築・街並

水曜日は休みでしたので
かねてから行きたいと思っておりました、小金井公園内の江戸東京建物園へ。
小学生のころ、ここには親戚一同で花見に来たことがありましたが
以前は、竪穴式住居とか、高床式住居などがあったように思いました。
現在は、東京都内に建っていた歴史的な建築物が移築されています。

桜のつぼみも膨らみかけて、もうすぐ私達を楽しませてくれそうです。

2日 ブログをお休みしたので、お伝えしたいことが溜まっております。


江戸東京たてもの園/前川國男自邸(1)

2008年03月21日 | ●古い木造建築・街並

建築家/前川國男の住まいです。
前川國男は、上野にある東京文化会館や都美術館を設計した人です。
昭和3年に東京帝国大学建築科を卒業後、フランスにわたり
近代建築の巨匠ル・コルビュジエのもとで2年働きその後帰国し
日本の建築界に貢献した人です。
昭和17年に竣工した品川区上大崎に建っていた住まいが移築されています。

木造2階建て 延べ床 110.56㎡

江戸東京たてもの園/前川國男自邸(2)

2008年03月21日 | ●古い木造建築・街並

玄関入ってすぐの1間巾のリビング入り口ドア。

長いことたっているのにきちんと機能しています。
外国からのお客様もみえていました。
ボランティアガイドの女性も英語で説明。

木造のシンプルで機能的な住まい、見ごたえがあります。

お問い合わせ・ご予約 03-5935-8330 もしくはメッセージからどうぞ。

お住まいやご建築地にお伺いしてご相談をお受けする、OZONE(新宿パークタワー)、7F CLUB OZONEスクエア、ミーティングスペースでのご相談対応が可能です。

カテゴリー●印

2006年9月~2013年1月までの記事は、前職、地域ビルダー時代の記録です。