以前より 太陽熱集熱パネルに興味があり 機会があったらその効果を体感してみたいと思っておりました。
このたび 実現致しました!
デンマーク製の太陽光熱集熱パネルを昨日自宅の外壁に取り付け致しました。
ファンなどを回すのにも一切の電源がいらない、電気代ゼロの暖房機です。
最大出力時、1000W 外気+30℃の暖かい空気が供給されます。
パネルに内蔵されている太陽光発電で生み出された電力で
室内に空気を送り込むためのファンも回します。
停電や震災時でも可動することもポイントですね。

ソーラーウオーマーの施工マニュアルによると、
終日 日がよくあたる南壁面設置がのぞましいとなっておりますが
残念ながら 我が家の南に隣家がそびえたっています。(東京では大概そうです・・・)
壁に太陽の日があたるのは、午前中の東側面と午後の西側面のみです。
今回はその両方に取り付けを試みました。
午前中は東面のパネルに期待し、午後は西面に期待するという おおざっぱな計算です。

まずは壁に穴開け。
この工程、結構 勇気がいります。
気密を一生懸命保ってきた家に穴をあけるわけですから・・・。
施工後の穴あけは雨じまいの心配もあります。
取付位置を決めてから、慎重に穴あけ。穴はこんな感じ。FPのウレタンパネル ちゃんと詰まっています。
下地チェッカーで、柱はもちろん、間柱も下地もないところを探りあてて
130mm径の穴あけしました。

家が完成して8年たちますが、ウレタンにも変化はない様子。

続いてコントローラー用の配線穴もあけました。
手前右が、マツナガの富田さん、穴をあけているのは電気職人さんです。

続いてパネルの取り付け。4点をアングル止め。
手前に見えているのは、電柱ですが、
この時期 この電柱がパネルに ある一定時間(7時から8時くらいの間)影を落としてしまい
少し効率が悪いのですが それを承知で取り付けしました。
電柱の真裏にも 左右対称にもう一枚取り付けしたかったのですが、やめることにしました。

東面取付完了。
下部に四角くうっすらと白っぽく見える部分が太陽光発電。
そのまわりは集熱パネル。

まだ 工事がすべて完了したわけでないのにファンがすでにまわっております。
ダクト配管の周りは現場発泡のウレタンで気密処理をいたしました。(外側はコーキング処理です)

そして ダクト部分には 自動開閉機能付きグリルを取り付け。ここから暖かい空気がでてきます。
これが 内部が形状記憶になっていて 2度以下になると自動的にしまる仕組みとか・・・。
夏はもちろんファンを止めます。

コントローラーボックスです。
左から、ファンのオン、オフ。
ファンの強さの調整、
サーモスタッドでファンを停止させる温度を設定します。
一番右は、給湯を連動させる場合につかうものなので今回関係なしです。

次は、西側です。
窓の下、横に付けました。取付完了時に太陽がよくあたっていたので
暖かい空気がずいぶんと入ってくるのが解りましたよ。

今回は、木製サッシの窓枠に3年ぶりに塗装をするために足場をかけましたので
そのついでに、このソーラーパネルを取り付けすることにしました。
サッシが木製であることもお分かりいただける写真です。

ご興味がおありの方は下記をご覧ください。
価格も手ごろです。
マツナガの富田さんによるとデンマークの会社と代理店契約をして2年だそうですが、大手ハウスメーカーからも問い合わせが入っているとか。
世界24カ国、35,000台も使われているそうです。
マツナガの社長様とは、2001年にドイツ建築ツアーでご一緒いたしました。
同じく練馬区にある会社ですよ。
※マツナガ/ソーラーウオーマー ↓↓
http://www.ms-matsunaga.jp/solor_warmer/index.html
posted by y.nose