子供の側弯症と大人の側弯症は、同じ「側弯症」という疾患名ですが、その原因はまったく異なります。治療法においても、こどもの場合(特発性側弯症)は、まずは観察から始まります。いわゆる「治療」と言われる範疇のことは何もしません。する必要がないことと、時間の経過によっては、手術を必要としないケースがある為です。.....この辺の事情の詳細は、過去記事を参照下さい。
一方、大人の側弯症の場合、(ここでは変性側弯を対象として説明をしています) 大半のケースが時間の経過とともに悪化していくことになる為、手術をするタイミングを図ることになります。 変性側弯とは、簡単な言い方をしますと、いわゆる「老化」と考えて下さい。 人は歳をとれば、どこかかしかが痛くなり、悪くなっていきます。目が衰え、歯も弱くなり、骨も弱くなり、という意味での老化です。人により程度の差はありますが、この進行は避けがたいのが自然の摂理です。腰が痛い、痛いと思い悩んで整形外科を訪れて診察してみたら、「変性側弯ですね」と言われた方は多いと思います。レントゲン写真には、腰椎部が曲がっている。正面像で見た場合、そこには「真っすぐな脊椎」があるべきなのに、このブログの中でたくさん見ることができる「側弯症のレントゲン写真」と同様に、曲がっている姿をそこに見ることになります。
治療---最終的には手術ということになるわけですが、手術をするかどうかは「大人である貴方」が決めることになります。痛みさえ我慢できるなら、痛いながらも仕事ができ、生活ができるなら、手術は不要です。でも、どうしても我慢できず、仕事にも支障をきたし、生活も不自由になってしまったら..... 最終的には手術以外に治療方法はありません。
この大人の変性疾患に対して、最近新しい手技が導入され、従来の手法よりもメリット、ベネフィットがあるということで、国内でも普及しだしています。この新しい手技は「XLIF手術」......エックスリフと呼びます.....と呼ばれる方法で、ネット検索に「XLIF, 腰椎、脊椎手術」とキーワードをいれることで、たくさんの情報を得ることができます。 Step by Stepでも、この新しい手技について説明をしていきたいと考えています。複数回にわたる説明となりますので、ここでのタイトルは (1) とさせていただきました。 不定期となりますが、少しづつ更新・アップしていきたいと思います。
(メモ: 上記において「変性側弯」の原因を"老化"と記載しましたが、原因のひとつには、思春期に特発性側弯症をブレース療法で終えた患者さんが、やがて年齢を重ねるごとにまた変形してくるケースもあることを追記しておきます。30代、40代でレントゲンをとったときに再び曲がってきていることを指摘されることがありえます。この場合の変形は、椎間板の変性も伴ってきますので、思春期のときとは違って、「痛み」を伴います。従って、手術をするかどうかは、上述したように、どこまで我慢できるか、できないか、日常生活にどの程度の支障があるのか等で判断することになります)
august03
☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?
一方、大人の側弯症の場合、(ここでは変性側弯を対象として説明をしています) 大半のケースが時間の経過とともに悪化していくことになる為、手術をするタイミングを図ることになります。 変性側弯とは、簡単な言い方をしますと、いわゆる「老化」と考えて下さい。 人は歳をとれば、どこかかしかが痛くなり、悪くなっていきます。目が衰え、歯も弱くなり、骨も弱くなり、という意味での老化です。人により程度の差はありますが、この進行は避けがたいのが自然の摂理です。腰が痛い、痛いと思い悩んで整形外科を訪れて診察してみたら、「変性側弯ですね」と言われた方は多いと思います。レントゲン写真には、腰椎部が曲がっている。正面像で見た場合、そこには「真っすぐな脊椎」があるべきなのに、このブログの中でたくさん見ることができる「側弯症のレントゲン写真」と同様に、曲がっている姿をそこに見ることになります。
治療---最終的には手術ということになるわけですが、手術をするかどうかは「大人である貴方」が決めることになります。痛みさえ我慢できるなら、痛いながらも仕事ができ、生活ができるなら、手術は不要です。でも、どうしても我慢できず、仕事にも支障をきたし、生活も不自由になってしまったら..... 最終的には手術以外に治療方法はありません。
この大人の変性疾患に対して、最近新しい手技が導入され、従来の手法よりもメリット、ベネフィットがあるということで、国内でも普及しだしています。この新しい手技は「XLIF手術」......エックスリフと呼びます.....と呼ばれる方法で、ネット検索に「XLIF, 腰椎、脊椎手術」とキーワードをいれることで、たくさんの情報を得ることができます。 Step by Stepでも、この新しい手技について説明をしていきたいと考えています。複数回にわたる説明となりますので、ここでのタイトルは (1) とさせていただきました。 不定期となりますが、少しづつ更新・アップしていきたいと思います。
(メモ: 上記において「変性側弯」の原因を"老化"と記載しましたが、原因のひとつには、思春期に特発性側弯症をブレース療法で終えた患者さんが、やがて年齢を重ねるごとにまた変形してくるケースもあることを追記しておきます。30代、40代でレントゲンをとったときに再び曲がってきていることを指摘されることがありえます。この場合の変形は、椎間板の変性も伴ってきますので、思春期のときとは違って、「痛み」を伴います。従って、手術をするかどうかは、上述したように、どこまで我慢できるか、できないか、日常生活にどの程度の支障があるのか等で判断することになります)
august03
☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?