シリア騒乱と修羅の世界情勢

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スポティファイ幹部、契約終了のヘンリー王子夫妻を「ペテン師」と批判

2023年06月20日 | 国際社会
2023.06.20 Tue posted at 10:51 JST


ヘンリー英王子夫妻が音楽配信大手スポティファイと結んでいたポッドキャスト配信の契約が打ち切りとなった/Karwai Tang/WireImage/Getty Images


(CNN) ヘンリー英王子夫妻が音楽配信大手スポティファイと結んでいたポッドキャスト配信の契約が打ち切りとなり、同社幹部は夫妻を「ペテン師」と批判した。

夫妻の制作会社アーチウェル・オーディオとスポティファイは、メーガン妃と著名女性らのインタビューを中心に多数のポッドキャスト番組を配信する予定だった。

しかし、最終的に制作されたのはシリーズ1本と特別番組1回のみ。両社は16日、「双方の合意により」契約を打ち切ると発表した。

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スポティファイ幹部で人気ポッドキャスターのビル・シモンズ氏は同日、自身の番組の中で、侮辱表現とともに夫妻を「ペテン師」と呼び、このタイトルで番組をつくるべきだったとコメント。

オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」でヘンリー王子に番組のアイデアを助言した時のことを語れば最高の話になったはずなどと述べた。


シモンズ氏は今年1月にも、自身の番組でヘンリー王子に言及。高級住宅地に住み、ドキュメンタリーやポッドキャストで金をもうけているが、王室に文句をつけるばかりで、それ以外の話にはだれも興味を示さないと批判していた。

スポティファイは2週間前、「戦略的再編」のためにポッドキャスト部門で、全世界の従業員の2%に当たる200人を削減すると発表していた。

こんな話題も












6/19(月) 21:11配信


Getty Images

先週、Spotifyとの契約を打ち切ることを発表したハリー王子とメーガン妃。

Spotifyと同意したことだとコメントしているが、王子と妃の生産性に不満を持ったSpotify側が打ち切ったと囁かれている。

発表した翌日、妃がモンテシートの自宅のそばで目撃された。パパラッチが電話で話しながら歩く妃の姿をキャッチしている。新聞「デイリーメール」によると「厳しい表情で深刻そうに話していた」と報じている。確かにいつもはカメラを見ると笑顔になる妃だが、この日の表情は暗め。


courtesy of Daily Mail Online via Twitter


Spotifyとの契約が打ち切られたことをきっかけに、ある関係者からは「Netflixも契約を切ることを考えている」という証言が飛び出した。

新聞「サン」が報じている。関係者曰く「Netflixの幹部達はメーガン妃が現実を見ていないと考えている。今の経済状況を把握できていないようだと言っている」。

さらに「王子と妃に友好的な態度を取らない人もいる。2人は搾りきったレモンのようだ」。つまり幹部達は、王子と妃がドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」でネタを出し切ってしまったと判断しているということ。

そんな中、妃が喜びそうな噂も出ている。先日妃はハリウッドの大手タレントエージェンシー、WMEと契約した。そのWMEが妃を「ディオール」の顔にする契約を取り付け、間もなくサインするとロサンゼルスのエンタメ界で囁かれているそう。

ある関係者は「何週間も前から噂になっている。もしそれが実現すれば、彼女の馬鹿げたポッドキャストが1シーズンで終わったことなんて誰も思い出さないだろう」。

とはいえ、先週パパラッチが捉えた浮かない表情の妃を見る限り、噂のままで終わるのではないかと厳しく指摘するマスコミも。現実になるのか続報を待ちたい。

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最終更新:6/19(月) 21:11ELLEgirl



ヘンリー王子とメーガン妃、Spotifyから契約を打ち切られる

2023年06月16日 | 国際社会

28億円の巨額契約を結んだけれど、結局配信したのは1番組。


2023/06/16


ヘンリー王子(Prince Henry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Michael M. SantiagoGetty Images


2020年にアメリカのSpotifyと2,000万ドル(約28億円)の契約を結んだヘンリー王子とメーガン妃。契約を打ち切ることを発表した。

ヘンリー王子とメーガン妃の制作会社の1つでポッドキャストを制作していたアーチウェルオーディオとSpotifyは共同声明で「双方で別々の道を行くことに合意した。一緒に作ったシリーズを誇りに思う」とコメントした。


双方で合意したと発表しているが、どうやらそうではないよう。Spotifyはコロナ禍中、ワクチンに関して誤情報を流すポッドキャストをそのまま配信した。

王子と妃がこれをきっかけにSpotifyの姿勢に疑問を持つようになったという報道も出ているが、Spotify側が2人を切った可能性が高いと見られている。

ある関係者は「2人は契約金の支払いを満額受け取るのに十分なコンテンツを作っていない」「収益基準もクリアしていない」と新聞「ニューヨークポスト」などにコメントしている。

アーチウェルがSpotifyで配信したのは妃がホストを務めたポッドキャスト「アーキタイプス」1番組のみ。12エピソードで構成され、パリス・ヒルトンやマライア・キャリー、セリーナ・ウィリアムズらをゲストに招き世間に残るステレオタイプな女性像を打ち壊すことをテーマにトークを展開した。

配信が始まった2022年8月にはSpotifyのランキングの1位を記録、「ピープルズ・チョイス・アワード」のポップポッドキャスト部門の賞も受賞するなど話題性は高かった。シーズン2を制作するという話が浮上したこともあったがSpotifyは打ち切りを決定した。


メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ヘンリー王子(Prince Henry)Kevin MazurGetty Images


関係者によると王子と妃は今もシーズン2の制作に意欲的だという。2人の制作会社アーチウェルプロダクションのスポークスパーソンも「メーガンはアーキタイプスの視聴者のために別のプラットフォームでこれからもコンテンツを開発していく」とコメントしている。


エンタメサイト「デッドライン」によるとアメリカのSpotifyは経営状況が苦しく、今年に入ってから従業員の削減に取り組んでいる。

特にポッドキャスト部門は苦境にあり、王子と妃の番組を打ち切ったのもリストラの一環だという報道も浮上している。

4月にハリウッドの大手タレントエージェンシー、WMEと契約したメーガン妃。Spotifyよりいい条件で番組を作らせてくれる相手が見つかるのか、注目が集まっている。

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セレブ&ゴシップ

公開日:2023/6/16 11:59


ヘンリー王子&メーガン妃、Spotifyの契約終了(C)Zeta Image


 2020年にSpotifyと巨額の契約を結んだことで注目を集めたヘンリー王子とメーガン妃。この度Spotifyとの契約を終了したことを発表した。夫妻が同社で発表した番組は一つに留まった。


 Varietyによると、夫妻のポッドキャスト製作会社アーチウェル・オーディオと、Spotifyが現地時間の6月15日に共同で発表したもの。

「Spotifyとアーチウェル・オーディオは袂を分かつことで合意しました。共に製作したシリーズを誇りに思います」と両社は述べている。


 アーチウェル・オーディオは「世界中の視聴者を向上させ、楽しませる番組を提供し、多様性ある視点と声にスポットライトを当て、それぞれの経験や物語、価値を通じてコミュニティを築く」ことを目的として、Spotifyと2020年末に約2000万ドル相当(約28億円)の独占契約を結んだと報じられた。

妃がホストを務める『Archetypes(原題)』は同社のランキングNo.1を度々記録した。

 事情に詳しい関係者によると、王子夫妻はSpotifyの独占配信から外れ、音声コンテンツを発表する新しい場を求めていたという。

一方Spotifyは、契約から3年経っても一つの番組しか提供していないアーチウェル・オーディオに対し、より多くのコンテンツ提供を求めていたと、別の情報筋が明かしているそうだ。

 なお、Spotifyは今月初めに200人の人員削減を発表したばかりだが、夫妻の契約終了は関係ないものとみられる。

また、オバマ夫妻も独占契約から離れ、広く番組を配信したいと、昨年Spotifyとの契約を終了させ、その後Audibleとファーストルック契約を結んでいる。

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キャサリン妃、輝くピンクのドレス&ティアラを身に着けヨルダン皇太子の結婚披露宴に出席

2023年06月16日 | 国際社会

6/3(土) 8:00配信


キャサリン妃、ヨルダン王室フセイン皇太子の結婚披露宴に出席


 英王室のキャサリン皇太子妃が、アンマンで開催されたヨルダン王室のフセイン皇太子の結婚式に出席。式のあと開催された披露宴に、スパンコールの輝くピンクのドレスとティアラ姿で登場した。 


現地時間6月1日、ヨルダン王室のフセイン皇太子とサウジアラビア出身のラジワ・アル・サイフさんの結婚式が執り行われ、その後アル・フッセイニヤ宮殿にて結婚披露宴が開催された。  

Peopleによると、ザーラン宮殿で行われたイスラム教の結婚式に出席した後、キャサリン妃は他の出席者同様、より華やかな装いにチェンジ。ジェニー・パッカムによるスパンコールがきらびやかなピンクのドレス姿を披露した。


  ドレスには、ロイヤルファミリーオーダーと呼ばれる黄色い徽(き)章と紺色のサッシュを纏い、エリザベス女王もかつて身に着けたグレビル・シャンデリア・イヤリングをプラス。夫ウィリアム皇太子の母ダイアナ妃が愛用したことでも知られるラバーズ・ノット・ティアラを身に着けた。  

このティアラは大粒のパールが揺れるデザインで、1913年もしくは1914年に、メアリー王妃が、かつて祖母が所有していたティアラを再現するべく、王室御用達ジュエラーのGarrard(ガラード)に作らせたものだそう。妃はこれまでも、公式晩さん会などで身に着けている。  

夫のウィリアム皇太子は、ネイビーのスーツからモーニングに着替え、キャサリン妃と共に、新郎新婦、そしてアブドラ国王とラーニア王妃にお祝いを述べたそうだ。

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最終更新:6/3(土) 8:00クランクイン! 














6/15(木) 22:01配信


Getty Images


カリフォルニアで独自の活動を展開しているハリー王子とメーガン妃。高級ホテルのマーケティング担当者を新たに雇ったことが明らかになった。

王子と妃が雇ったのはカリフォルニアにある歴史あるホテル、サン・イシドロ・ランチのセールス&マーケティングディレクターとして働いていたハリソン・コルコード。

サン・イシドロ・ランチはオードリー・ヘップバーンやジョン・F・ケネディもお気に入りだったという由緒正しいホテルで、王子と妃の住んでいるモンテシートからもほど近い。

昨年10月、妃は雑誌『バラエティ』に登場したが、そのときにこのホテルでインタビューを受けグラビアを撮影した。また王子もこのホテルを利用。今年初めに回顧録を出版したときテレビインタビューをいくつか受けたが、このホテルで撮影している。


コルコードは王子の撮影の1か月後にホテルを退職。その後どこに転職したのかわかっていなかったそう。でも今週初めに意外なところから発覚。

王子と妃が長男のアーチー王子の4歳の誕生日に自転車をプレゼントしてくれた地元の自転車ショップにお礼状を送ったことがニュースになった。その手紙の最後に「ハリー王子とメーガン妃の事務所の代理として」とコルコードの名前があった。王子と妃が彼女をスカウトした可能性が高いとイギリスマスコミは指摘している。


王子と妃の雇うスタッフが長続きしないのは有名な話。新聞「デイリーメール」によると2018年以降、少なくとも16人のスタッフが王子と妃のもとを去っている。その多くは2020年にチャリティ財団「アーチウェル」を設立してから。離職率が高すぎると同紙は報じている。

今年4月、王子と妃はクリプト・ドットコム・アリーナでバスケットボールの観戦しているところを目撃された。2人はこのデートにスタッフたちも同行、VIPエリアで一緒に試合を楽しんでもらっていたそう。どうやらスタッフサービスも意識しているもよう。コルコードがいつまで持つのか、注目が集まっている。

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最終更新:6/15(木) 22:01ELLEgirl


ヘンリー王子とメーガン妃の出会いが描かれる?英王室ドラマ『ザ・クラウン』、映画化でシリーズ継続か

2023年06月16日 | 国際社会

6/15(木) 22:00配信


『ザ・クラウン』シーズン6のワンシーン


英ロイヤルファミリーを描いたNetflixのドラマシリーズ『ザ・クラウン』は現在、シーズン6の制作が進行中。製作側は、これが最後のシーズンになると発表している。だが、ひょっとするとNetflixはまだ、この人気シリーズに別れを告げる“準備”ができていないかもしれない――。 


『サン』紙は、「ドラマの終了後、映画の形でこのシリーズを続ける可能性もある」というTV関係者の話を伝えている(いまのところ、あくまでも可能性!)。

この関係者は、『ダウントン・アビー』と同じような形で継続されることもあり得るとして、次のように話している。 「思い切った変更のように思えるかもしれませんが、『ダウントン・アビー』は52話までのドラマに続き、映画版2作品を公開、大成功を収めました」 

「映画、または特別シリーズであれば、クリエイターたちにはさらに柔軟に、時代やテーマを選ぶことができます。前日譚として、1930年代の(エドワード8世の退位に伴う)王室の危機に焦点を当てることもできます。

また、ヘンリー王子とメーガン妃の出会いや、王子と兄のウィリアム皇太子の不仲について取り上げるなど、21世紀のロイヤルたちを描くことも、選択肢のひとつになるでしょう」


ドラマのシーズン6では、ダイアナ元妃の悲劇的な死や、チャールズ皇太子(当時)とカミラ・パーカー・ボウルズの再婚が取り上げられる。また、交際を開始した当初のウィリアム王子とケイト・ミドルトン(キャサリン妃)の関係についても、描かれることになるという。

 いずれにしても、映画版の製作はまだ決定したことではない。こうした『サン』紙の報道を受け、『RadioTimes』誌は「いまのところ、スピンオフ作品の制作に関する具体的な計画はない」と報じている。 とはいえ、シリーズのファンからすれば、『ザ・クラウン』の映画化は大歓迎のはず!

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最終更新:6/15(木) 22:00コスモポリタン 














6/14(水) 20:01配信


Getty Images


チャールズ国王の弟、不祥事で公務から引退したアンドルー王子は、現在の住まいであるウィンザーの大邸宅、ロイヤル・ロッジからの退去をかたくなに拒否し続けている。 


この邸宅では現在、改修工事が行われているところ。近く屋根の工事も始まることから、当面は別の場所で暮らすよう求められているにもかかわらず、アンドルー王子は「そのまま永久追放されるのでは」と恐れ、その要請を拒否しているという。

 部屋数が30あるロイヤル・ロッジに元妻のサラ・ファーガソンと同居しているアンドルー王子は、屋根の修理にかかる費用を自ら負担していると伝えられている。ただ、『デイリー・メール』紙の取材に応じたある人物はこの件について、「ばかげた話になっている」として、次のように述べている。 

「アンドルー王子は、この夏に屋根の改修工事を予定しています。完了までには数カ月がかかる見通しです。人が住んでいる状態で工事を進めるのは難しいと言われていますが、王子は渋っています」 

王子は当初、屋根の修理代を負担する余裕はないと主張していたそう。ただ、費用を出さなければ、チャールズ国王には王子に退去を命じ、費用を出せる別の誰かを新たな住人とする「絶好の口実」が与えられることになる。王子は結局、その費用を何とか用意。いまのところ、退去は見送られている。

 また、これまでに報じられているところによると、国王はアンドルー王子が受け取っている年間24万9000ポンド(およそ4300万円)の手当の支給を打ち切りたい考え。王子は、そうなればこの邸宅の維持管理に必要な資金を捻出できなくなると懸念しているという。 

チャールズ国王はアンドルー王子に、ロイヤル・ロッジに代わる新たな住まいとして、以前はヘンリー王子とメーガン妃が暮らしていたフロッグモア・コテージを提供している。だが、王子は現在そのコテージを現在、娘のユージェニー王女に貸しているという。

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最終更新:6/14(水) 20:01コスモポリタン




英国「メーガン妃嫌い」に日本人が学ぶべき教訓異文化になじむのはそう簡単なことではない

2023年06月15日 | 国際社会

安部 雅延 : 国際ジャーナリスト(フランス在住) 著者フォロー
2021/03/18 13:00


インタビューで、人種差別を訴えたメーガン妃(右)とヘンリー王子(写真:PA Images/アフロ)

3月8日に放送されたアメリカの著名なテレビ番組司会者、オプラ・ウィンフリー氏のインタビュー番組内で、サセックス公爵夫人メーガン妃がイギリス王室内での暮らしを暴露しました。

とくに王室メンバーによる人種差別を訴えた波紋は、世界のメディアをいまだに賑わしています。イギリス王室は「王室は人種差別を行っていない」と公式声明を出し、ウイリアム王子も同様の声明を出しています。

このインタビューを受け、人種差別に敏感なアメリカではメーガン妃同情論が高まる一方で、イギリスでは批判と同情論に二分されています。

アメリカのCNNの看板番組を背負うラリー・キング氏の後継者も務めたイギリスの「グッド・モーニング・ブリテン」の司会者、ピアーズ・モーガン氏は番組内でメーガン妃の告白を「絶対許せない」と批判しました。が、メーガン妃からテレビ局への直接の苦情もあり、辞任しました。

一方、3月13日に発行された仏週刊紙、シャルリー・エブドの表紙に「なぜメーガンはバッキンガムを去ったのか」とのタイトルで地面に倒れ、女王の膝で首を押さえつけられたメーガン妃が「もう息ができなかったから!」という風刺画が掲載されました。

アメリカのミネソタ州で黒人男性ジョージ・フロイドさんが警官の膝で首を押さえつけられ、「息ができない」と訴えて死亡した事件を想起させるものであり、イギリスのメディアが「このジョークは笑えない」と強く批判しています。


典型的な「異文化不適応」に見える

現時点で人種差別があったかの真偽は公式に確認されていませんが、私個人は、可能性が十分ありうると考えています。

イギリスには歴史的にアフリカ系人種を蔑視してきた過去があり、私の友人のロンドン大学教授が「ロンドンの東側には野蛮な黒人がいるから気をつけろ」と言っているのを聞いたこともあります。そうした中で、王室で差別が起きないわけがないと思うからです。人種差別は許されるものではなく、もしその事実が明らかになれば糾弾されてしかるべきでしょう。

一方で、メーガン妃の言動について、フランスのビジネススクールで長年、グローバルビジネス、異文化理解などの教鞭をとってきた私としては、自分の経験も含め、メーガン妃の告白は典型的な「異文化不適応」にも見えます。無論、王室が存在しないアメリカの一般人が伝統に支えられたイギリス王室に深く入っていくのはかなり特殊な状況ですが、メーガン妃の言動は、異文化に適応できていない人によくある言動と似ています。


まず前提としてアメリカとイギリスは日本人が考えるより、かなり文化は違います。アメリカ人は表裏がなく、オープンでダイレクトに表現しますが、イギリス人はいつも遠回しでなかなか本音を言いません。

メーガン妃の経験をたどってみると、カルチャーショックの第1段階はハネムーン期で、まさに彼女はシンデレラのように、多くの女性が憧れる王子様と結婚し、陶酔した段階でした。一般的なケースで考えると、ある企業の海外駐在員が現地に赴任したときに、最初の1~2週間は観光気分で、すべてが新鮮に映る時期と同じです。

第2段階は、だんだんと英王室の習慣に違和感を覚える時期で、居心地の悪さがストレスになります。駐在員に置き換えて考えると、地下鉄が時間通り来ないとか、買ったばかりの洗濯機が故障し、なかなか修理に来てくれないなど日本の常識で考えられない現実に遭遇する時期です。


自分の常識を横において受け入れるのがポイント

ここを乗り越えるポイントは、自分の常識を横において冷静に異文化を観察し、まずは受け入れることです。そこでもし自分の常識で相手を裁いたりすると、異文化理解は遠ざかります。受け入れれば、自覚しないうちに自分の中でスタイルシフトが起き、何とか適応できるようになるものです。ただ、それがメーガン妃にできたかどうかは疑問です。

第2段階をクリアすると、カルチャーショックは回復期に入ります。これが第3段階です。ところがそのうち「やっぱりこれは納得できない」と当初から持っていた自分の価値観が頭をもたげ、今度は第4段階のさらに厳しいカルチャーショックに陥ります。

この第3段階から第4段階の回復期に転じるのはハードルが高く、駐在員であれば赴任うつ、国際結婚であれば離婚の危機に陥る可能性のある時期です。メーガン妃はその時期に差し掛かっていた可能性があります。

このカルチャーショックのどん底を超えると異文化耐性が身につき、異文化適応力は増すのですが、この試練は手ごわいものです。

私のようにフランス人の妻がいてフランスに住み始めた30年前、そんな知識も異文化耐性もなく、私と同じ状態にあった日本人の駐在員らと「この国はもう滅びの淵に立っている」などと、フランス批判を繰り返し、異文化理解を遠ざけた苦い経験をしました。


メーガン妃の越えなければいけないハードルが非常に高かったことは、想像にかたくありません。

王室に敬意を払う文化のないアメリカで、黒人の血の混じったマイノリティー社会で育ったメーガン妃にとって、それも人口の75%が白人のイギリスで伝統を誇るイギリス王室に入るのは、生易しいことではなかったはずです。メーガン妃自身、オプラ氏とのインタビューで「考えが甘かった」と語っています。

もう1つ、メーガン妃は異文化適応上、絶対にやってはいけないルール違反を犯しています。それはアウェイでは相手をリスペクトするというルールです。

例えば、イギリス国内でイギリス国民が王室批判するのは容認されても、外国人からのイギリス王室批判は、日ごろ王室批判しているイギリス人であっても不快に思うものです。


身内同士の批判はいいが、部外者からの批判は別物

今回のメーガン妃のイギリス王室批判に国民の半分が不快感を持ったのもそのためです。身内同士の批判はいいけれど、部外者からの批判は別物です。とりわけイギリス王室はイギリス人にとってコアな存在です。

メーガン妃に不快感を持った私の友人のロンドンの高校教師のロザリンは「人種差別はあったかもしれないけど、王室への敬意がメーガンから微塵も感じられなかったことは許しがたい」と言っています。

ロンドンのパブリックスクールのラテン語教師の友人、ロバートは「自分は、サセックス公爵夫人という不動のブランドをイギリス王室から手にしたにもかかわらず、そのブランドを授けた王室に敬意を払わず、被害者面するのは我慢できない」と批判しています。

実際、メーガン妃がヘンリー王子との結婚で手にした称号や名誉、巨額の資産はあまりにも大きいものです。

にもかかわらず、そのサセックス公爵のブランド力で、慈善活動や靴や衣服に使う「サセックス・ロイヤル」の商標登録から始まり、イギリス王室のドロドロした人間模様を脚色したドラマ『ザ・クラウン』を配信するネットフリックスと2020年9月に約155億円と言われる額で契約したことなど、恩を仇で返すような行動に「ヘンリー王子夫妻は裏切り者」と憤慨するイギリス人も少なくありません。


さらに、これからもビジネスに最大限利用しようとしているロイヤルブランドを自ら傷つけるような発言をするのは得策とはいえません。

一時的にアメリカで同情を買ったとしても、そのブランド力を傷つけ、イギリス王室の好感度を下げた代償は大きいでしょう。

アメリカの正義の価値観からすれば王室の人種差別を明るみに出すのは正しいとされるかもしれませんが、標的にしているのは他国のイギリスです。

イギリス王室への攻撃的発言は、すべてのものがネガティブに映り、自己保身のために自己正当化を試みる典型的な異文化不適応の状態のように私には映り、残念です。


ヘンリー王子は「文化の案内人」になれなかった

欧米のビジネススクールでは、グローバルビジネスには「文化の案内人」が重要な役割を果たすことが強調されています。

異なる両方の文化に精通し、とりわけ異文化の国や地域に住む外国人にわかりやすく国・地域特有の文化を解説し、消化不良を起こさないようにする。そして受け入れる側には異文化を持ち込む人間の持つ価値観や慣習を説明し、深刻な対立が起きないようにするのが「文化の案内人」です。

メーガン妃にとって異文化のイギリス王室への適応で最も重要なポジションにいるのがヘンリー王子です。メーガン妃は自殺を考えるほど追い込まれたといいますが、ヘンリー王子はどうしていたのでしょうか。

英調査会社ユーガブ(YouGov)が3月12日発表した世論調査結果によれば、今回のインタビュー放映前の今月初めに行われた調査では、王子に好感を持つ人は53%だったのが、インタビュー後、過去最低の44%まで下落し、とくに65歳以上のイギリス人の場合、69%がヘンリー王子に不快感を示しました。

生まれたときからイギリス王室の高位にあるヘンリー王子は追い込まれたメーガン妃に対して、王室の解説者であり、妻を守る立場で適応を手助けする必要があったのは間違いありません。


実は王室にとってメンバーの好感度は過去のいかなる時代より重視されています。ダイアナ妃がパリで事故死した後、エリザベス女王が声明を控えたことが批判され、王室は存続の危機に晒され、以来、女王は国内外の王室への評価には敏感になっています。

ヘンリー王子が選んだ黒人の血の入ったアメリカ人女性を受け入れたのも、王室が白人優位主義ではないダイバーシティに適応していく姿勢を見せるためだったと王室関係者は解説しています。

今回のユーガブの調査では、ヘンリー王子の父チャールズ皇太子の好感度も57%から49%へと下落しました。一方、エリザベス女王の支持率は80%という高い好感度は維持されています。

在任69年のエリザベス女王の君主としての哲学は「無私と義務を果たす」ことだと言われています。公務に徹する姿勢は、日本の天皇家にも通じるものがあります。ただ、自由と個人の選択を重視するイギリス王室では、女王の哲学を継承するのは困難を極めていることが垣間見えます。


ヘンリー王子夫妻はイギリス王室の弱体化を招く?

では、今後のイギリス王室はどうなっていくのでしょうか。

フランスの日刊紙ル・モンドは、3月11日の「バッキンガムを揺るがすヘンリーとメーガン」と題する社説で、「共和国(フランス)の市民がイギリスの君主制の本質を理解するのは難しい」と前置きしながらも、ヘンリー王子とメーガン妃の息子アーチー・ハリソン・マウントバッテン=ウィンザーは、今はなくてもチャールズ皇太子が国王になれば、王位継承順位第7位の殿下の称号が与えられ、ヘンリー王子夫妻の放った「毒矢は、王位継承者たちに突き刺さることだろう」と皮肉を込めて結んでいます。

今から約230年前に国王夫妻をギロチンにかけたフランスでは、とくに左派リベラルのル・モンド紙のイギリス王室への見方は厳しく、イギリス王室内の公平性、平等性を欠く事柄には敏感で、ヘンリー王子夫妻の“毒矢”はイギリス王室の弱体化を招くと指摘しています。

人種差別の真偽とは別に王室がメーガン妃を追い込んだことの責任は重いと思われます。この解決法は対立する両者が腹を割ったコミュニケーションの機会を何度も忍耐強く持つしかないと私は思います。相手の話を注意深く聞く姿勢がなければ解決の道は見えてこないでしょう。

王室がプライドからメーガンに忖度を一方的に求めているとするなら、ダイバーシティは程遠いと言えます。


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エリザベス女王に披露したメーガン妃の「カーテシー」、新たな動画が注目集める...「ふざけたお辞儀」は何だった?

2023年06月15日 | 国際社会
6/14(水) 20:36配信

<ドキュメンタリー番組でメーガンが見せた大げさな仕草に怒りを覚えた人は多かったが、過去にはエリザベス女王に対するこんな姿も目撃されていた>



エリザベス女王とメーガン妃(2018年6月) REUTERS/Phil Noble/Pool


「メーガン妃のカーテシー(お辞儀)」は、数カ月前から話題になり続けてきた。きっかけは、ネットフリックスの6部構成のドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」と、夫のヘンリー王子が今年1月に発表した回顧録『スペア』だ。そして最近、そんなメーガンの新たな「カーテシー動画」が発掘され、改めて注目を集めている。 


カーテシーをするようにと、ヘンリーに初めて言われたときは「冗談」だと思った――付き合い始めた当時のことについて、ドキュメンタリー番組内でそう語ったメーガンは、王室に対して無礼だと批判された。 

以来、ソーシャルメディアでは、メーガンがさまざまな公式行事の場で、生前のエリザベス女王にうやうやしいカーテシーをする様子を捉えた動画が次々に紹介されている。 

そうしたなかで「thedianafile」というユーザーは先日、TikTokに新たな動画を投稿。ここには2018年のクリスマスの日に、低く腰を落として女王にお辞儀をするメーガンの姿が収められている。同年5月にヘンリーと結婚したメーガンにとって、英王室メンバーとして初めて迎えるクリスマスだった。 この動画は30万回以上再生され、1万件を超える「いいね」と膨大な数のコメントが寄せられている。

「これを見ても、サセックス公爵夫人はカーテシーができないと言うの?」「なぜ彼女がこれほど嫌われるのか、理解できない。彼女はまさに完璧で、そのお辞儀は素晴らしい」「最高の女性だ」などの声も寄せられた。


 ■衝撃的だったカーテシーのエピソード 

とはいえドキュメンタリー「ハリー&メーガン」で、メーガンがカーテシーについて行った発言が英国民にとって衝撃的だったのは事実だ。ヘンリーの祖母である女王との初対面について振り返るくだりで、メーガンはウィンザー城に近いアンドルー王子の自邸にサンデーランチに招かれたときの思い出を語った。

 「行く途中の車の中で(ヘンリーに)『カーテシーのやり方は知っているよね?』と聞かれた。冗談を言っているのかと思った」 メーガンはそう語り、そのときにしたという仰々しいお辞儀を再現してみせた。

あまりに芝居がかった大げさなこの仕草を見た人々からは、これこそ彼女がイギリス文化を軽視している証拠だという批判の声があがった。 

カーテシーは、イギリス君主への崇敬を示す伝統的な挨拶だ。英王室の女性メンバーは1日2回、国王(または女王)とその日初めて顔を合わせたとき、別れを告げるときにカーテシーをする。


ヘンリーはメーガンのカーテシーを絶賛


一般市民の場合、カーテシーをしなければならないという決まりはない。それでも、人によっては自発的に、君主をはじめとする英王室メンバーと対面した際にカーテシーをしている。 

一般通念と異なり、英王室でプリンセスの称号を持つ女性は序列にかかわらず、ほかのプリンセスやプリンスにカーテシーをしない。従って、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が国王と王妃になるまでは、メーガンが公式の場で2人に対してカーテシーを求められることはない。 

一方、仰々しいお辞儀の再現で妻が批判されたにもかかわらず、ヘンリーは大ベストセラーになった『スペア』で、そのころのメーガンの様子を絶賛している。 

その日、アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンが開いたランチパーティーに、教会帰りの女王が思いがけず姿を見せたのだという。

「広々とした居間に入ると、その人がいた。グラニー(おばあちゃん)、君主、エリザベス2世だ。部屋の真ん中に立って、かすかにこちらを振り向いた。

メグは直ちにそばへ行き、深くひざを曲げて、文句なしのカーテシーをした」 女王が去った後、集まったゲストは「メグのカーテシーを称賛した」という。

「とてもよかったよ! しっかりひざを曲げられていた、と」。 メーガンが公にカーテシーを披露したのは、今のところ22年9月に行われたエリザベス女王の葬儀が最後だ。

ウェストミンスター寺院から、埋葬の場であるウィンザー城へ向かう女王の棺に、最後の敬意を表している。

ジェームズ・クロフォード=スミス

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ヘンリー王子&メーガン妃が伝統ある王室行事から初めて「除外」

2023年06月14日 | 国際社会

ヘンリー王子とメーガン妃(ロイター)
2023年6月13日 14:10東スポWEB


 英国王の誕生日を祝う定例行事「トゥルーピング・ザ・カラー」は17日に行われるが、ヘンリー王子とメーガン妃は、国王の子供としては史上初めて招待されていないことが分かった。12日に英各メディアが伝えた。

「トゥルーピング・ザ・カラー」は英国王室で260年以上前から伝わる伝統行事で、英国君主の誕生日を祝うもの。5月に戴冠式を終えたばかりのチャールズ国王にとっては初の行事となる。

国王はロンドン市内を馬で騎乗パレードした後、カミラ王妃や他の主要王室メンバーとバッキンガム宮殿のバルコニーに立つ予定だ。

しかし関係者はヘンリー王子夫妻は「歓迎されていない」と伝えており、招待もされていないという。国王の子供たちが全員出席しないのは、同行事でも史上初となる。


 デーリー・メール紙のリチャード・イーデン氏は「今年は通常の伝統から大きく逸脱することになるだろう。ヘンリー王子とメーガン妃は国王誕生日パレードに招待されていない。

ヘンリー王子の人生において、君主の公式誕生日祝賀会で歓迎されなかったのは(王室メンバーで)初めてとなる」と語っている。


 また別の関係者は「残念ながら、現時点での関係や状況を反映したものではないかと思う」と王室とヘンリー王子夫妻の間にまだ深い溝があることを明かした。

夫妻の子供である4歳のアーチー王子と、2歳になったリリベット王女も参加しない。チャールズ国王はリリベット王女に誕生日プレゼントを贈ろうとして話題になったばかりだが、伝統ある王室行事はやはり別物ということなのだろう。

 5月のチャールズ国王戴冠式でも、ヘンリー王子1人が参加したのみで、王子はバルコニーにも立てなかった。王室と夫妻の間にはまだまだ解消しきれない確執を残っているようだ。


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裁判に手応えを感じた様子のヘンリー王子(ロイター)
2023年6月8日 10:16東スポWEB


 ヘンリー王子の〝電話ハッキング裁判〟が連日行われた。盗聴行為などで違法に個人情報を収集したとしてタブロイド紙デーリー・ミラーなどを運営するミラー・グループ・ニュースペーパーズ(MGN)社を訴えていたヘンリー王子が現地時間7日、ロンドンの高等法院に出廷した。

 ヘンリー王子側は絶対に誰にも知られるわけがないプライベートを書かれているので、電話の盗聴などの違法行為によって140本の記事が作成されたと主張。

ミラー側は関係者から話を集めた合法取材による記事作成だと反論している。そのため、王子がプライベートを自ら告白せざるをえない裁判となっている。


 英紙サンは7日、「プライバシーを愛するヘンリー王子は昨日、ストリップクラブ遊びなど、自身の恋愛についての詳細を自ら申し出た」と報じた。

 法廷で王子は「不当にプレイボーイ王子として書かれてきた」と不満を述べた。そして、2004年から11年まで交際していた元恋人で実業家のチェルシー・デービーさんとの関係について、「デービーさんが『ヘンリー王子は自分よりも陸軍を愛しているのではないかと不安に思った』という記事は真実ではない」と述べた。


 デービーさんと外泊したことがあると明かして、「彼女と一晩を過ごしました。私は人に見られないように、ケンジントン・ハイ・ストリートのできるだけ近くで彼女を降ろしていました。

だから、カメラマンがそこで張り込んでいたことは非常に疑わしい」と話した。さらに「自分やデービーさんのボイスメールがハッキングされたと信じている。デービーさんの車には追跡装置が取り付けられていた」と主張した。

 また、ストリップクラブで遊んだことを書かれた記事について、「裸のリトアニア人ストリッパーがデービーさんに似ていたというのは事実として間違っている」と語った。

 ほかにも女性関係や細かいプライベートを書かれたことを明かし、「私が受けていた監視のレベルはかなりのものでした」「誰も電話ハッキングされたくありません」と主張した。


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ヘンリー王子&メーガン妃、父チャールズ国王の生誕イベントに招待されず! やはり王室との確執が影響か

2023年06月13日 | 国際社会
2023.06.12



左からメーガン妃、ヘンリー王子、チャールズ国王 Photo: Tim Rooke/Shutterstock, Shutterstock


ヘンリー王子とメーガン妃が、あの大イベントに招待されていないことがわかった。

今年5月に戴冠式を終えたイギリスのチャールズ国王。彼の生誕を祝う祝賀行事「トゥルーピング・ザ・カラー」が、6月17日(土)に執り行われる。


「トゥルーピング・ザ・カラー」はイギリス王室の公式行事の1つであり、1400人もの兵士と200頭の馬、400人の音楽隊によるパレードや、イギリス空軍による儀礼飛行などが行われる。これをロイヤルメンバーがバッキンガム宮殿のバルコニーから見守りつつ、集まった国民に手を振るのも、毎年の恒例イベントだ。

エリザベス女王が存命だった昨年のトゥルーピング・ザ・カラーでは、ヘンリー王子一家はバルコニーに立つことこそなかったものの、招待を受けて式典に出席していた。

しかし今回、チャールズ国王は次男の参加を許可しなかったようだ。

ヘンリー王子とメーガン妃が外された背景には、やはり王室と夫妻との確執がある。

ある関係者は、The Daily Mail紙に対し、「残念ながら、現時点での関係性を反映したものでしょう」と語っている。

ヘンリー王子とメーガン妃は2020年にイギリス王室を離脱。その後、アメリカに移住して以降は、インタビュー番組やドキュメンタリー番組、さらには回顧録「Spare/スペア」などで、たびたび王室を批判してきた。

今年5月6日に執り行われたチャールズ国王の戴冠式には、夫妻そろって招待されたものの、出席したのはヘンリー王子のみ。しかも、王子は式典終了後に家族の待つアメリカへとんぼ返りしており、父と子の交流はなかったと見られている。


今年の祝賀パレードは、チャールズ国王が戴冠して以来初めてのもの。大きな意味を持つこの式典への参加が許可されなかったということは、父と子の雪解けはまだまだ先だと考えられるだろう。







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カミラ王妃がチャールズ国王より長生きしたら、称号は「皇太后」に

2023年06月13日 | 国際社会

ウィリアム皇太子が国王になれば、キャサリン妃が王妃に。

By Emily Burack 2023/06/12


チャールズ国王の妻カミラ王妃が国王より長生きした場合、称号はどうなるのだろう?

エリザベス女王の母は国王である夫の死後、“クィーン・マザー”と呼ばれたが、カミラ王妃はそうはならない。国王になるウィリアム皇太子の母ではないからだ。その代わり、国王の未亡人であることを示す「皇太后」になる可能性が高いと、『Mirror』が最近の記事で報じている。ウィリアム皇太子が国王になれば、キャサリン妃は王妃になる。


厳密には、夫である国王より長生きした王妃は皆、皇太后になる。だが、多くは新国王の母親でもあるから、クィーン・マザーの称号を用いることもできるのだ。


Queen Adelaide, (1792-1849), queen consort of King William IV of Great Britain.BettmannGetty Images


最後に皇太后の称号が使われたのは約200年前のこと。夫ウィリアム4世国王より長生きしたアデレード王妃だ。

ウィリアム国王は1837年に死去したが、彼とアデレード王妃の間には子供がいなかったため、姪が後を継いでヴィクトリア女王となった(この後継者問題は、Netflix『ブリジャートン家』の前日譚となる『クィーン・シャーロット〜ブリジャートン家外伝〜』の、シャーロット王妃が子供たちに世継ぎがいないことを叱責するシーンでほのめかされている)。アデレード皇太后は12年後の1849年、ヴィクトリア女王時代に亡くなった。


イギリス王室史の中には、ヘンリー4世国王の2番目の妻でヘンリー5世国王の継母ジョーン・オブ・ナヴァールや、ヘンリー8世の6番目の妻でエドワード6世の継母キャサリン・パーなど、クィーン・マザーではない皇太后が実際には多くいる(カンヌ国際映画祭でプレミア上映されたばかりの『Firebrand(原題)』はパーを描いた作品で、アリシア・ヴィキャンデル主演、ジュード・ロウがヘンリー8世を演じている)。


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Translation: Mitsuko Kanno From TOWN & COUNTRY













6/11(日) 20:40配信


Getty Images


チャールズ国王初のトゥルーピング・ザ・カラーが2023年6月17日(現地時間)に開催する。そもそもトゥルーピング・ザ・カラーってどんなイベント? 昨年の様子を振り返りながら、今年、“ワケありロイヤルズ”のお出ましはありえるのか? など気になる点を予測しよう。 



トゥルーピング・ザ・カラーとは?



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英国君主の誕生日を記念して行われる祝賀軍事パレードのこと。部隊が(トゥルーピング)軍旗の色(カラー)を見せて行進する軍旗敬礼分列式を、国王・女王の公式誕生日を祝う式典として毎年6月の土曜日に開催されるようになった。 英国ロイヤルメンバー、1400人の衛兵、200頭の馬、軍楽隊などが参加し、盛大なパレードや空軍による儀礼飛行など、とても華やかなイベントだ。


英国君主の誕生日を祝うトゥルーピング・ザ・カラーはいつ始まった?



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17世紀のチャールズ2世の時代に初開催、ジョージ2世の治世中の1748年に、トゥルーピング・ザ・カラーで英国君主の公式誕生日を祝うことが決定されて、この年が起源と言えそう。 さらに、エリザベス女王の曽祖父に当たるエドワード7世(11月生まれ)が、公式誕生日を気候の良い時期に祝いたいと希望したことから、天候の良い6月に開催するように。 ちなみに、2020年と 2021年のトゥルーピング・ザ・カラーは、コロナ禍のため、ウィンザー城にて通常と異なる形態での開催になった。


2022年は、プラチナ・ジュビリーの一環として行われた



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2022年は、エリザベス女王の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」の年で、1年を通してさまざまな公式の式典が行われた。主要な祝賀行事は6月初旬の4日間に集中しており、その初日6月4日にトゥルーピング・ザ・カラーが開催。 プラチナ・ジュビリーのお祝いの中でも、このトゥルーピング・ザ・カラーはメインイベントであったと言っても過言ではない!


【当日の流れ①】トゥルーピング・ザ・カラーのパレード



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パレードのルートは、バッキンガム宮殿からホースガーズパレードまで行き、その後バッキンガム宮殿へと戻っていく。 この写真は、パッキンガム宮殿からザ・マルを通ってホースガーズパレードに集合したところ。ここでは、国歌「God Save the King」が演奏されて、式典が行われる。








【当日の流れ②】ロイヤルファミリーがバルコニーにお出まし



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トゥルーピング・ザ・カラーの一連の流れで最も注目を集めるのが、バッキンガム宮殿のバルコニーに大集合するロイヤルファミリーの姿! コロナ禍前までは、女王の近親者も含め50名ほどのメンバーが勢ぞろいしていた。バルコニーから、兵士たちや空軍の儀礼飛行を見守るのが恒例となっている。

2022年にバルコニーに出たメンバーは?



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2022年にバルコニーに登場したのは「女王の代理として公務に従事する高位メンバー」のみで、18名と人数が大幅に縮小された。ワケありなアンドルー王子、ハリー王子&メ―ガン夫人はもちろん不在(あらかじめバッキンガム宮殿が発表していた)。 登場したのは、エリザベス女王、チャールズ皇太子&カミラ妃、ウィリアム王子一家、エドワード王子一家、アン王女夫妻、ケント公、アレクサンドラ王女、グロスター公爵&公爵夫人(全て当時の称号)。


ヘンリー王子夫妻は今年、招待される可能性はある?



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“コロナ禍に配慮したため”、2022年はバルコニーに登場する人数を縮小したと発表されたが、2020年3月に王室を離脱したヘンリー王子夫妻をバルコニーに出させたくなかったからでは、との声も。夫妻は、プラチナ・ジュビリーの祝典に出席するため子供達を連れて渡英しており、バッキンガム宮殿の窓からはその姿がキャッチされていたにも関わらず、バルコニーお出ましは叶わず。 この写真は、2019年のトゥルーピング・ザ・カラーにて。キャサリン妃やカミラ妃と馬車に乗っていた。


Getty Images


2018年、ヘンリー王子夫妻がバルコニーに登場した時の1コマ。メ―ガン夫人にとっては、この時が最初で最後のトゥルーピング・ザ・カラーでのバルコニー登場となった。 今年は、コロナでの制限は少なくなったものの、ヘンリー王子夫妻のバルコニーお出ましが許される可能性はあるのだろうか。6月4日のリリベット王女誕生日に際し、王室関係のSNSアカウントから祝福のコメントはなかった。ヘンリー王子は近々裁判の関係で渡英がありそうだが、メーガン妃を含め、式典に参加する可能性は限りなく低そう。

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最終更新:6/11(日) 20:40ELLE DIGITAL 


【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子夫妻、アーチー王子に誕生日プレゼントを届けた自転車店に感謝の手紙を送る

2023年06月13日 | 国際社会
イタすぎるセレブ達 2023.06.12 10:17 NEW!
writer : tinsight-ikumi




2020年5月、1歳の誕生日を迎えた頃のアーチー王子。今年の5月には4歳になり、地元の自転車店からサプライズのプレゼントを受け取っていたことが明らかになった(画像は『Save The Children UK 2020年5月6日付Instagram「“Duck! Rabbit!” with Meghan」』のスクリーンショット)


ヘンリー王子とメーガン妃の息子アーチー王子が、4歳の誕生日に地元の自転車店からサプライズのプレゼントを受け取っていたことが明らかになった。店の経営者はアーチー王子のために子供用自転車を入手し、事前連絡などもせずに直接配達したという。それから1か月後、店にはヘンリー王子夫妻から感謝の手紙が届いたそうだ。

ヘンリー王子とメーガン妃の第1子アーチー王子は、5月6日に4歳の誕生日を迎えた。この日、ヘンリー王子は父チャールズの戴冠式に出席するため、単独で英国に帰国していた。

ヘンリー王子はロンドンのウェストミンスター寺院での儀式に参加すると、終了後には家族が住む米カリフォルニア州にとんぼ返りしていた。アーチー王子の誕生日を祝福するために、急いで帰路についたとみられている。

ヘンリー王子夫妻は、アーチー王子の誕生日パーティの詳細について公表しなかった。現地メディアは当時、夫妻がカリフォルニア州モンテシートの自宅で友人やメーガン妃の母ドリアさんを招いたプライベートなパーティを開くだろうと報じていた。

そんな夫妻の自宅に、地元の自転車店からアーチー王子への誕生日プレゼントがサプライズで届けられたことが明らかになった。

米メディア『People.com』が現地時間9日に伝えたところによると、プレゼントを届けたのは、モンテシートにある自転車販売店「Mad Dogs & Englishmen」の経営者の一人だった。

同店を経営するジェニファー・ブレヴィンスさん(Jennifer Blevins)は同メディアの取材に応じ、共同経営者の英国人マーティンさん(Martin)がアーチー王子に誕生日プレゼントを届けた日のことを、次のように振り返った。

「彼は外出すると、子供用自転車を買ってきたんです。それは本当に素敵な自転車で、彼は『これは完璧だ。補助輪もついている』と言っていました。そして誕生日の風船とカード、メーガンへの花束も用意すると、『じゃあ、今から彼らの家に自転車を届けに行くよ』と言ったのです。」



マーティンさんはヘンリー王子夫妻の邸宅前に到着すると、警備員から「夫妻からの招待状はありますか」と聞かれたため、「私はこの街でビジネスをしている英国人です。ただアーチーに贈り物をしたいだけです」と答えたという。


マーティンさんは身元を確認された後、自転車と花などのプレゼントを置いていくことが許可された。すると1か月後、今度はマーティンさんのもとにサプライズが届けられた。

ジェニファーさんが、配達された封書に対して「ヘンリー王子夫妻からのお礼の手紙だと良いわね」と冗談言いつつ封を切ると、それは本当にヘンリー王子とメーガン妃からの感謝が綴られていたのだ。

ジェニファーさんは「全く期待してなかったし、予想外でした」と明かすと、手紙の内容について「本当に心が込められていました。一般的なお礼の言葉だけではなく、時間をかけて個人的なことも書いてくれたのです」と説明した。
ジェニファーさんの店では、モンテシートに住む多くのセレブが自転車を購入しているが、お礼の手紙を受け取ったのは初めてだったそうだ。

今月7日に「Mad Dogs & Englishmen」のInstagramが公開したヘンリー王子夫妻からの手紙には、次のような言葉が綴られている。


「サセックス公爵夫妻ヘンリー王子とメーガン妃に代わり、アーチー王子の4歳の誕生日に贈っていただいた思いやりあるプレゼントに心から感謝します。」

「自転車は多くの喜びをもたらし、家族にも大変喜ばれています。素敵なサプライズに感謝の気持ちを伝えて欲しいとのことです。」
そんな心温まる手紙に、コメント欄では次のような声が寄せられている。

「なんて素敵な手紙。アーチー王子は自転車を気に入ったことでしょう。」
「素晴らしい行動だと思う。アメリカに住むイギリス人として、誇りを感じる。」
「本当に素敵な贈り物で、家族で何年も愛されそうね。リリベット王女に引き継がれるのが楽しみだわ。」

画像は『Save The Children UK 2020年5月6日付Instagram「“Duck! Rabbit!” with Meghan」』『Mad Dogs & Englishmen 2023年5月7日付Instagram「We hope yesterday’s special birthday boy had a wonderful day surrounded by lots of love, friends and family.」、2023年6月7日付Instagram「We hope they don’t mind us sharing this lovely thank you letter we received today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)