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「丘の上のバカ~ぼくらの民主主義なんだぜ2」高橋源一郎

2017年07月29日 | 読書

[高橋 源一郎]の丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ(2) (朝日新書)

人間はろくでもない。ここをきちんと認めているからこそ民主主義はすごいし、ぼくらに必要なんだ。ギリシャから現代まで試行錯誤してきた民主主義についての決定版。・・・公開謝罪、自主規制、空気と暗黙のルール…。それらに屈することのない、自由な「バカ」ものはこの国にもたくさんいる。強きを尊しとしない、ほんとうの民主主義を全力で考える。】

どんな人生であっても、一人の人間として、自分の人生をしっかりと生きたい。だから、どっちかというと民主主義の方がいいかな。個人的にはね。政治は関係なくて(できれば政治でも)。ほんとはどっちでもいいんだけど(なんとかすればいい)

経済のあり方にもあまり興味がない。資本主義だって共産主義だってどっちでもいい(どちらにも問題はある)。要は、一人一人が幸せに暮らせばいいだけ。一番良いのは、主義主張(個人的な見解、偏見)をもたないことだね。その時その時に合ったよりよい判断をすること。そのためにも教養、曇りのない見る目は必要。

民主主義の反対は全体主義、国家主義(賢者ではない”ただの”権力者支配。大ざっぱだし、ちょっと迷惑だね)。日本はどっちの国?

>「民主主義を単なる政治のやり方だと思うのは、まちがいである。民主主義の根本は、もっと深いところにある。それは、みんなの心の中にある。すべての人間を個人として尊厳な価値を持つものとして取り扱おうとする心、それが民主主義の根本精神である」(西田亮介さんの書からの引用)

高橋さんの民主主義的なものの捉え方や姿勢(レッテルを貼ったり断言したりしない、できない)に、共感します。

>「他人のことをアホっていうやつがアホや!鏡の前で、アホって、いってみい!アホな顔をしとるのは、お前や!」(高橋さんのおばあさんの言葉)

>「売国奴と他人に向かっていうやつの方が結果として売国奴となる」問題(「安倍さん(とお友だち)のことば」より)

>「自虐教育」が子どもたちの心を蝕んだというのは、明らかに事実誤認だと考えている。なぜなら、「子どもたちは教師の話なんか聞いていないから」(同)

・・・安心ですね

>「歪み」を見つけること、そして、その「歪み」を描くこと。それをすることができる力のことを「知性」というのではないだろうか。あるいは、みんなには見えない「歪み」が見えることを、「知性」がある、というのではないだろうか。・・・「知性」は考えるときにではなく、考える前にある。それは、なにかを見ることができる力、「視力」なのかもしれない。

>目の前にある「多数派」の、そして、それ故、極端な意見に対して、瞬時に、それとは異なったことを考え、表現できる人・・・

知性を身につけたいものです。

「民主主義」を考えるのに、とってもよい本だと思います。オバマさんのスピーチと皇后様の言葉などからも考えさせられる(”私たち”と”私”)。複雑なものを複雑なまま(ありのまま)表現する文学というものの価値も再認識しました。

 

星4つ  

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
都月さん、こんにちは。 (まる)
2017-07-29 17:37:04
学校で習ったのかなあ?興味なかったのかなあ?
先生の話を聞いてない生徒だったかもしれないですね。^^;
民主主義をめざしたいなら、もう一度「民主主義とは」を学び直す必要がありそうですね。^^
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民主主義 (都月満夫)
2017-07-29 14:27:35
学校で習いましたね。
民が主人公の生き方^^
したっけ。
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