「後世への最大遺物」 内村鑑三

バックアップをとっておこうと思い、昨日昼過ぎからコピーを始めたものの、
１時間以上かかってもまだまだ終わる気配がなく、速度も遅い気がする。
ハードディスクの設定がちゃんとできてなかったのかな？と、やり直したら、
今度はアクセスができなくなった。
途方に暮れながらも、もう一度ハードディスクをパソコンに繋ぎ直して、
Windowsのバックアップに使う、というのでやってみた。
たしか３時すぎから始めて、夜になっても終わらない。
でも、いまさら途中でやめるのも・・と思ってそのままにして寝た。
夜中に終わったらしい。
ちょっと疲れた・・・

この人も名前は聞いたことがある。

「花は咲く」という曲がある。聞く度に、私は何を遺せるかな？と思う。

 

内村さんもいろいろと考える。

まず考えられるのはお金　・・・　あれば遺せるけど、長生きしてしまったらほとんどないだろうな。

お金がなければ、事業　・・・　いや、それは私には無理でしょう。今から事業なんて能力も気力も足りない。

事業が無理なら、自分の思想　・・・　思想を遺すには、文学だという。文字に書いて遺す。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なら、このブログも自分の思想を遺すのに役にたってる？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　筆者は「文学」をかなり推している。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも、家族が見るかな？　どれだけの人が見る？
人に読んでもらって、心に残り、後世に役に立つような文章が、私に書けるか？
そもそも、役に立つような思想があるか？

しかし、「本を書くことも、・・そのなかに善いこともありまた悪いこともたくさんあります。われわれはそれを完全なる遺物または最大遺物と名づけることはできない・・・・」

「人間が後世に遺すことのできる、そうしてこれは誰にも遺すことのできるところの遺物で、利益ばかりあって害のない遺物がある。それは何であるかならば、

勇ましい高尚なる生涯である

後世のために私は弱い者を助けてやった、後世のために私はこれだけの艱難に打ち勝ってみた、後世のために私はこれだけの品性を修練してみた、後世のために私はこれだけの義侠心を実行してみた、後世のために私はこれだけの実情に勝ってみた、という・・・

・・己の信ずることを実行すること・・　」

これなら、私にもできるかも・・・　やる気になれば努力できる・・

困ってる人を助け、自分の人間性を磨くこと。ちゃんと生きること。
できる限りのことはやってみよう。後世のために・・・

「この世に活きているあいだは真面目な生涯を送った人であるといわれるだけのことを後世の人に遺したいと思います」

私も、そう思います。真面目な生涯を送りたいと思います。

 

星５つ