アトム ウラン
手塚治虫の『鉄腕アトム』に含まれる「地上最大のロボット」の回を原作として描かれた浦沢直樹(「二十世紀少年」描いた人)のマンガ全8巻。イラク戦争も反映されていて、人間とは…と考えさせられる。
>完璧な電子頭脳とは・・・苦しみ・・・憎しみ・・・間違いを犯します。
>最高の人工知能というのは嘘をつく。自分自身にも嘘をつく。
>アトムは・・・失敗作だよ。(天馬博士)
>人を殺す 完璧・・・・
それはどういうことですか?それは・・・”人間”ということですか?(アトム)
>どうせ死ぬとわかっていても、最後まで希望を捨てないのが人間だ。(お茶の水博士)
>何も生まれない・・・憎悪からは・・・何も・・・生まれないよ・・・(世界最高水準の人間型ロボット 警部ゲジヒト)
>私は思うんです。
人間とロボットは近づきつつある。
近づきすぎると・・・よくないことが起こる。(世界最高水準のロボットの一人 エプシロン)
憎しみからは何も生まれない。憎悪の連鎖を止めなければいけません。
ロボットは嘘をつかない。ロボットには感情がない。
人間とロボット、どっちがいいのかわからなくなります。
文明が発達することは本当にいいことばかりではないと、そろそろみんなわかってきてるんじゃないかな・・・。
ひとつ言えることは、残念な人間になってはいけない、ってこと。
「鉄腕アトム」を読みたくなりました。
星4つ
読んでみたいです。『PULUTO』は図書館にあったのですが、『YAWARA!』は置いてないみたいです。
TSUTAYAにあるかな?
人間は心に問題?があるようです。アトムの言葉が響きます。ロボットはロボットでないと。人間みたいになっちゃいけないと・・・。
浦沢直樹さんの『YAWARA!』ちゃんはよく読みました。最近は漫画喫茶に行かないので、浦沢さんの漫画を読んだことがないです。
>文明が発達することは本当にいいことばかりではないと、そろそろみんなわかってきてるんじゃないかな・・・。
文明が発達しても、人間の心はソクラテスの時代から変わっていないように思います。
人間のような精巧なロボットは無理だと思います。何億という細胞の塊で出来ているのですから。
人間とおなじものを作ろうとしたら、100億円投資してもできないと思います。
ほんとうにすばらしい生き物だと思います。