【相対性理論とともに、現代物理学のもう一つの柱といえる「量子論」。人間の構造・進化から宇宙のはじまりまで、あらゆる現象を解明するとされるこの物理法則は、我々に未知の世界を垣間見せてくれる。本書は、難解とされる量子論のポイントが一目で理解できるよう図やイラストを多数使って初心者向けにわかりやすく解説。】
相対性理論は想像(思考実験)するしかないけど、
この量子も、あまりの小ささに、気が遠くなってくらっくらしそうです。見えないけれど実際にある世界。
走査型トンネル顕微鏡では見えるらしいが、フツーに全部見えてたら大変だ~~~。
超超超~ミクロの世界です。
体がむずむずしてくる。だって、私の体だって、莫大な数の原子核の周りを電子が飛び回ってるんだもん。(あらゆる物質は原子からできている)
原子の大きさはおよそ1mmの1000万分の1ほど。その内部には原子核(陽子と中性子が集まって結合したモノ)と電子がある。電子の質量は水素原子の約2000分の1。
詳しいこと、細かいこと、難しいことはさておいて(←やっぱり置くのね)
へ~っと思ったことを少々。
・「量子論」は物質が波であること、正確には「粒」と「波」の性質をあわせもつことをあきらかにした。(まるで「ジキルとハイド」)
(物質が大きくなるほど波の広がりは小さくなる。野球のピッチャーが投げるボールがもつ物質波は原子の大きさの一兆分の1のさらに1000億分の1。あまりに小さすぎるので、ボールの波はほぼ1点に収縮しているといってよい、マクロの世界では波は無視してよい程度のもの。)
・一個の電子そのものが波であり、波の性質を示す。
・電子は私たちが見てない時は波になっているけれど、私たちが見たとたんに波が消えて(収縮して)しまう。
・観測していないときの電子は「こっちにもいるがあっちにもいる」とか、物質は常にあいまいな位置と速度を持つ。(「だるまさんが転んだ」みたいなもの。…ミクロの世界は「確率論」?←アインシュタインは反対していた。)
(電子の位置を決めようとすると運動量(速度)が決まらなくなり、運動量を決めようとすると位置が決まらなくなる…「不確定性原理」 )
→この世は対立しながら補い合う、不可分の構成要素によって成り立っている。(物と心、自然と人間などを分けて取り扱うのが二元論で、不可分なものと見なすのが一元論。東洋思想は一元論)
・紫外線や青い光などの、波長の短い電磁波を金属の表面に当てると、金属表面から電子が飛び出してくる。(光電効果)→光は粒(光量子、光子)
・温度計で測った物質の温度は本当は正確ではない。特に、ミクロの世界を観測する際には、観測という行為自体が対象物に影響を与えて、状態を変化させる。(ミクロの世界に存在する「原理的・本質的不確かさ」)
・真空は何も存在しない「無」の空間ではない。(粒子と反粒子が生成・消滅を繰り返している空間)
「無・ゼロ」は有り得ない。
・複数の自分が同時並行に存在する!?
(多世界解釈…世界は可能性の分だけ複数に分かれていく。パラレルワールド)
相対性理論を説明するには、光について説明できなくてはならず、量子論が必要になるんだな、ということかな?で、光、光量子、量子、原子、電子・・・何となく分かるようなわからないような・・・。
でも、読んでる時には何となく分かったような気になるので、読んでてかなり楽しくワクワクしました。
この世は、要因をもしすべて知ることが出来たなら、未来をただ一つに決められるという「決定論」的にはいかないものである(らしい)。
自然の本質は「あいまい」である
物質を構成する基本粒子である素粒子は、けっして不変のものではなく、作られたり消えたり、別の粒子に形を変えたりしている →変わらないものはこの世にはない
従来の「常識」が行き詰まったとき、それを打ち破るのは常識にとらわれない若い頭脳である。
何度も読みたくなる。(&忘れる)
星5つ
文系のわりにむつかしい理系の本を読まれていますね!
とてもついて行けません!(笑)
なにしろ高校時代習った幾何がさっぱりわからずお手上げだった私にはとても無理に思えます。
>この世は、要因をもしすべて知ることが出来たなら、未来をただ一つに決められるという「決定論」的にはいかないものである(らしい)。
自然の本質は「あいまい」である
これは勉強になります。
がんばってついて来てください、…とは言いませんから、ご安心を^^
まあ、私も冗談半分で読んでますから。(実際よく分かってない)
テストもないし、分からなくてもいいと思ってるし、気楽に遊んでるようなものです。
学生さんはテストがあるので気の毒です。
定期テストとかがない方が勉強は楽しいし、かえってよく分かると思います。(テスト反対!)^^