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「自閉症の僕が跳びはねる理由」 東田直樹

2016年04月23日 | 心のおそうじブレイクタイム

 

思い通りに体が反応してくれない。心と体がうまくつながらない。

言動をコントロールできない”体”が問題なんです。

”まるで不良品のロボットを運転しているようなもの”なのだそうです。

もどかしく、苦しいでしょう。本当に体ってめんどくさいですね。

 

コミュニケーションがうまくいかない東田さんは、文字盤やパソコンを使えば普通にコミュニケーションがとれるようになりました。この本は、東田さんが中学生の時に書かれた物です。高校生の時に書かれた続編も読みました。人にとって大事なことをたくさん教えてくれています。

東田さんの場合は、脳の言葉の部分がうまく機能してないかわりに、他人の意図を読み取る部分が普通の人より発達しているそうです。私は、豊かな表現力は”心”がきれいだからではないかと思います。言われることが、とても深いのです。会話はうまく出来ませんが、心や気持ちは他の人たちと変わらないし、それ以上なのです。

お釈迦様は、この世に”障害者”という人はいないと言われます。それは、つまり、誰もがみんな障害をもっていて、みんな苦しみながら生きているということ。一人一人はそれぞれみんな違っていて、苦しいこの世で、何とか助け合って生きているだけ。みんな、助け合わなければ生きていけない。助け合うために、この本はとても役に立つと思います。

>大きな声はなぜ出るのですか?
>独特の話し方はどうしてですか?
>声をかけられても無視するのはなぜですか?
>跳びはねるのはなぜですか?

すべてに理由があります。納得できます。ちゃんと理解すれば何の問題もありません。

出来ないところにばかり注目するのではなく、出来るところを伸ばす。脳が喜ぶことをやってあげればいい。 

みんな違って当たり前。ただの個性です。人間が、個性を個性として認め、助け合って仲良く暮らせるようになればいいな。

東田さんのことがNHKで放送されていたそうです。YouTubeにアップされていたので、みなさんに観ていただきたくお借りします。自閉症と言われる方々をありのまま、正しく理解することは、私たちみんなの幸せにつながると思います。

それと、東田さんのお母さんが、明るく大変穏やかで本当にやさしいお顔をされているのが印象に残りました。


「君がぼくの息子について教えてくれたこと」 

・・・人の視線が怖いです。刺すような視線を向けるからです。
・・・昔は、自然と一体化した時間が幸せでした。今は、家族で笑っているときや、僕の本を読んだ感想をいただける時が幸せです。 

星5つ 

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2 コメント

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自閉症 (都月満夫)
2016-04-23 15:51:18
名前が悪いですね。
自らを閉ざしているのではない。表現ができない。
しかし、神様はこういう人に凡人にはない能力を与えます。
それを見つけて、伸ばしてあげる。
みんな個性だと思えばいいのに^^
したっけ。
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都月さん、こんにちは。 (まる)
2016-04-23 17:02:56
東田さんのおかげで、たくさんのことが分かりました。
自閉症という言い方はちょっと違いますね。まあ、言葉自体、限界があります。

凡人にない特別な才能・・・サヴァン症候群の方々の驚異的な能力はよく知られてますね。
人間の能力はどういう時にどういう風に伸びるのか。
悟り(解脱)の境地を連想してしまいました。

人間の心と体は、今の科学ではまだまだきちんと解明されていません。目の前にいる人をしっかり理解することが大事でしょうね。
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