【本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。 事実に基づいて世界を見られれば、人生の役に立つし、ストレスが減り、気分も軽くなってくる】
世界のベストセラーになっているそうです。以前、書店で一度手に取ってみたんだけど、自分にはそんなに思い込みはないよな?...なんて思って返してました。けれど、最近になって、「誰にでもなにかしら、思い込みやその傾向はあるもので、無意識のうちにハマってしまっていることはあるんじゃないかな?」と考え直して読んでみました。
1 分断本能「世界は分断されている」という思い込み
「先進国と発展途上国」「金持ちと貧乏」「私たちとあの人たち」ではなく、4つのレベルで見てみよう。極端な数字の比較ではなく、大半の人がどこにいるかをさがそう。
二元論はエゴのなせるわざ。分断本能で敵をつくったり、対立しないようにしたいものです。
2 ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
ネガティブなニュースの方が耳に入りやすいもの(良い出来事はニュースになりにくい)。
今は「悪い」けれど「良くなっている」ことはよくある。過去は美化されがち。
ネガティブでもポジティブもない、ありのままを冷静に観察できるようになるといいな。
だんだんよくなってきている、よくしていこうと考えた方が健康的だね。
3 直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
なんでもかんでも直線のグラフに当てはめないように。多くのデータは直線ではない。S字カーブ、すべり台の形、さまざまな形がある。
これも、8単純化本能のひとつかな?人の成長も直線じゃないね。
4 恐怖本能 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
現実を見て、リスクを正しく計算しよう。リスク=危険度×頻度
恐ろしさとは関係ない。
恐怖心は危険。権力者や詐欺師は恐怖心を利用する。
5 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
他の数字と比較したり、割り算したり、国や地域を比較する場合はひとりあたりに注目してみよう。
目の前にあるものばかり見て、惑わされないようにしよう。
6 パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
パターン化は間違いを生み出しやすい。分類の仕方を疑おう。
より小さく正確な分類に分けて見る。51%も99%も「過半数」。強烈なイメージは「例外」かもしれない。
一つの集団について言えることが、別の集団にも当てはまると思い込んではいけない。
「個別」の情報を「一般化」してはいけないと岩田さんも言ってたね。
7 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
ゆっくりとした変化でも、変化している。この世に変わらないものなど一つもない。
「無常」は真理。
これはない。ありえない。「こういう運命だったんだ」なんて嘘。因果法則があるだけ。
8 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
因果関係は複雑に絡み合っているので、簡単に見つけることはできない。ひとつの知識をすべてに応用することはできない。ひとつの視点だけでは世界は理解できない。さまざまな角度から物事を見よう。
人間は無知。学ばないと単純化したくなる。楽したい。で、間違う。
9 犯人捜し本能 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
誰かを責めても問題は解決しない。「人」を責めても意味がない。原因をさがそう。
「システム」「仕組み」が問題。
「ヒトではなくコト」
誰だって不完全だから、責めても意味がない。お互い様だし。
個人批判の風潮、あるねえ。意味がないことはやめよう。
10 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
冷静に分析すること、時間をかけて情報を手に入れよう。深く考え抜くこと。小さな一歩を重ねていこう。
焦ると失敗するね。落ち着いて、慌てない慌てない、、、
思い込み(視野狭窄、偏見)をなくそう!
「ファクトフルネスの大まかなルール」というまとめのページをコピーして、
部屋に貼りました。
気をつけようと思います。
私はベストセラーの本はあまり信頼していません。(笑)
10の本能、このコロナ禍の状況下に置いて、全てに当てはまっています。(苦笑)
>ネガティブでもポジティブもない、ありのままを冷静に観察できるようになるといいな。
この精神でいきたいです。(笑)
「思い込み」がなくなればなくなるほど、気持ちも軽く楽になるような気がします。
気をつけたいと思います。