最近聴いた、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集のCDです。左のCDが「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集」(harmonia mundi:HMA 1951712)(ヴィオラ・ダ・ガンバ:ファン・マヌエル・クインターナ、チェンバロ:セリーヌ・フリッシュ)(録音:2000年2月)、右のCDが「ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ集」(NAXOS:8.570210)(ヴィオラ・ダ・ガンバ:ミッコ・ペルコラ、ハープシコード:アーポ・ハッキネン)(録音:2006年10月15~17日、フィンランド、聖ペテロ教会)です。両者の演奏は明らかに印象が異なります。特に演奏時間を見て分かるように、左のCDの演奏の方がかなり早く、おそらくαレーベルで活躍している若手チェンバリストのセリーヌ・フリッシュの勢いでしょうか、シャープで闊達な印象です。私個人としては、右のNAXOSのCDの、ゆったりとした、しっとりとした、のんびりした、ガンバらしい雰囲気がこの曲には合っているのではと思います。
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ナクソスのCDは実にいいですよね。
わたくしのブログで、「BWV1028 ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第2番 ニ長調」(http://cranberry.be/bach/2008/03/bwv1028_2.php)で取り上げているのですが、若手の早いテンポの演奏を想像していたのですが、いい意味で裏切られました。この曲はやはりW. クイケンとレオンハルト盤が最高と思っていますが、若手の演奏とは思えないくらい落ち着いていますね。
このところナクソスは、優れた古楽奏者を集めて、いい録音をしてくれているので、かなり気に入っています