GLOSSAレーベル、ジョゼッフォ・ツァルリーノ(c.1517-1590)の「ソロモンの雅歌」(GLOSSA GCD 921406)(指揮:マイケル・ヌーン、アンサンブル・プラス・ウルトラ)(録音:2005年5月、ロンドン)を聴いてみました。 ルネサンスの宗教曲は綺麗な歌声で、素敵なのですが、皆同じように聞こえてしまい、まだ勉強不足で良く分かりません。ウィキペディアでは、ジョゼッフォ・ツァルリーノは16世紀イタリアの音楽理論家・ヴェネツィア学派の作曲家で、対位法や調律法に関する理論で有名であり、理論家としての著作で注目されていたようです。1オクターブを12の音からなる音階にわけることを主張し、1558年に「和声論」、1557年に「和声論証」の著書を著し、それによって長調・短調の音階と調性に基づいた和声とメロディーのシステムに近づいていったようです。これらの彼の理論により、ツァルリーノは、その後の初期バロック音楽の作曲家にまで影響を及ぼしたようです。このCDはモテット集なのですが、彼の理論がどういう風にこれらの曲の中で特徴付けられているのかは具体的には分からないのですが、神聖な雰囲気だけは十分に伝わって聞ます。ルネサンスの宗教歌曲は、CDで聞くよりかは、自ら歌った方がよさそうな感じです。
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