beetaro's diary

ぐーたら主婦のお気楽な日常

もみぢ葉

2008-10-18 22:12:28 | 日記・エッセイ・コラム

もみぢ葉の紅に燃ゆるあした、散り敷く錦のいとめでたきに、ふと思ふことありて悲しきを、長き世の憂きこと、燃ゆるばかりに身を焦がしつも、かようにまで散りぬるをいかに知るべきかは。

錦の輝くばかりに目もくらみてみえざるは、恋のわざなり。

 

燃ゆるとて やがて散るべき紅葉かな 長き恋より憂きものはなし

 

寂しきものは、もみぢと燃えもせで、木枯らしの吹きしくままにかれにかれたる。思ひかなわず、かれゆく人の情けなき、いとあさまし。


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