Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

エチゴビール・紅茶香るIPA

2020-03-10 18:00:00 | 日本のクラフトビール

頂いた新潟地ビール、最後の3本目は前回の「こしひかり越後ビール」と同じく
全国第一号地ビールメーカーである「エチゴビール」の「紅茶香るIPA(BLACK TEA IPA)」です^^

濃いカラメル色が印象的。
ちょっと前に紅茶を使ったビールを飲んでいたのですが、そのビールは紅茶の風味と甘みが強かったので、
「そんな感じかなぁ」と思いつつ香りを嗅いでみると意外に紅茶の香りはほのかにするくらいでした。
ホップの香りの方が主張をしていて、個人的にはある意味ホッとしました(笑)。
飲み口もコクのあるIPAで、紅茶は本当にニュアンスを感じるくらい。
飲みやすくて、後味に紅茶のフレーバーと麦芽の旨みが残って美味しかったです。

この「紅茶香るIPA」は去年の秋に販売開始された秋冬限定醸造の商品。
IPAをベースに紅茶(ニルギリ)の茶葉を使用している個性的なビールです!
クラフトビールと紅茶という異質な嗜好品の組み合わせで、
今までにない味わいを提供しつつ、ファンの幅が広い紅茶を使う事で
クラフトビールのファン層を広げたいと考えて開発されたそうです。
エールビールと紅茶と言えばイギリス。
そしてその紅茶の茶葉であるニルギリの産地のインド。
パッケージにはイギリスになじみのあるハリネズミと、
インドを表すインド象が仲良くビールと紅茶を酌み交わしているという
何ともキュートでユニークなイラストが描かれています。

前回「エチゴビール」は1994年に誕生した日本の地ビールの記念すべき第一号だと書きました。
地ビールを造ったきっかけは、創業者の方が1970年代後半から1980年代にかけて
演劇家として欧州で活動していた事だそう。
その中でドイツ人の女性と出逢い、ドイツの豊かなビール文化を体験し、
それを「新潟から日本へ広めたい!」と思ったのが起点となったというのだから、
本当に何がきっかけでどんな世界が広がるのか…考えるだけで素晴らしい!!
また、エチゴビールのトレードマークである雄ヤギのイラストは、
そのドイツ人の女性(この方が絵本作家だとか!)が描いたものだそう。
因みに雄ヤギはドイツやチェコでは多産・豊作・商売繁盛のシンボルとか。
いやぁ…。
本当に人と人の出逢いの可能性、それによって創り出す物の可能性の大きさをひしと感じます。

それにしても、第一号って…やっぱり素晴らしいなぁ!!





 


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