紅しょうがの残日録

いい加減でアバウトで(^^♪

焼跡尾根がまた燃えた

2023年03月18日 16時04分49秒 | 日記
10年くらい前山火事のあった尾根があって、焼け跡尾根と通称していた。
ところが一週間ほど前同じところがまた燃えた。24時間ほど燃え続けたという。ちょうど最近の晴天を打ちきるようなまとまった雨が降ったことも幸いした

登山口から山腹の急登

尾根稜線に近づくとゆるやかに。

稜線近くのヤマモモ

ヤマモモを見返す。この付近登山路が二重になっていた。つまり元の登山路に並行して枯葉を踏んだ直線的な道ができていた。今火事以前からかもしれないが消火活動のため、消防士のすれ違い、機材運搬、ホース敷設などの理由で枯葉の直線路を作ったんではという想像をした。

稜線に取りつき、ちょっとだけ左(西北)へ巻く

明るい稜線
焼跡最下端。登山路右側が焼けている。


左斜面は燃えが少ない。(北西風の影響か、または右下大佛岩(兜岩)の沢から燃え上がったか。

右斜面はかなり幅広く



稜線につけられた登山路左右とも燃えている、

一本目のシイノキ大木。この付近までは木の葉や細枝が燃え落ちていない


最高点は西茶臼(270m)。手前に支稜が伸びてイナバ(225)になる


展望地広場に椅子が置かれているが燃えていない。他人の話によればふたつあった椅子は燃え、今ここにあるのは火災後すぐに別のものを据えたという。


林床にはコシダなどのシダやササが茂っていたがきれいに燃えてしまった。

熱風で葉が枯れかけた木。10センチ以上もある樹は枯れずにまた芽を吹き返すだろう。 

展望地の椅子。新たに運び込まれたという、

展望地上の二本目のシイノキ大木。前回の火災はこの辺りまでだったと思うが今回はさらに上へと燃え広がった。



谷底方面を見たもの。燃え止まったところは見えない。しかし樹木に葉が残っている。谷底の兜岩子コースまで燃え広がっていると聞くが、近々に歩いてみたい。



右は枯れた立木でよく燃えている。左は生木でやや煤びているだけ。
熱い炎の中、水分蒸発させてがんばったんだろう。













ここは登山路分岐点。須美山三角点~203展望台の茶臼山北西稜方面から来た道がここで右手(画面左方)へ進めば令和新道方面へ行ける。左方(画面では手前方)へ進めば火災の焼け跡尾根である。
火はここでほぼ収まり左右登山路に沿って左右とも少しだけ延焼しているが、登山道を越えて北側斜画は延焼していない。

令和新道(れーわしんみち)方向へ少し進み左後方を振り返る。ここまで火が来た。灰は完全燃焼すると白くなる。黒いのは太い倒木とか燃えるのに出がある物体か。


爾霊山(203)展望台方面への道。しばらく右手斜面は焼けたが、この写真地点では火は来ていない。

消火は消防ポンプとヘリコプタによる散水によると聞く。
登山口の河畔広場(標高70m:推定 以下同様)
は消防車両数台は入れそう。ココから西200m下流に農業用ため池(水面60m)がある。
尾根において火事の下端は標高約140mで、これは左俣の支流の大佛岩(兜岩)辺りの標高に等しい。
山腹では火は水平に燃え広がるのと高いほうへ燃え上がる。燃え上がるほうがはるかに速い。後は風向きにも影響する。
尾根上では中間の展望地で標高170m、ここは大佛岩から水平距離で山腹を斜めに200m、標高では30mほど高い。延焼がほぼ収束した令和新道分岐は標高190mである。
延焼した尾根上での水平距離は300mほどである。



以上

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