1日置いて、再び石山周辺を徒歩で探索。
例によって、旧定鉄線跡に設置された駐車場に車を停め、今回は、わざわざ石山東方面へ向けて、(腹を
引っ込ます意味も兼ねて)てくてく歩く。
平岸通りと国道453号線の間を平行して通っている、ややマニアックな市道を、汗だくで歩くこと暫し。
やがて453号線に合流。これを支笏湖方面に向けて、も少し歩くと辿り着くは。
この辺を車で通りかかると、境内の涅槃像の御姿がちら見えして、前々からとても気になっていた、
「舎利山 佛願寺札幌別院」の「佛願寺 大涅槃堂」。
車では、何となく行き難かったのだが、徒歩だとすんなり。
拝観自由&撮影自由の旨を看板で確認して、境内に入った。
境内真正面に、目的の「釈迦涅槃像」が安置されている。そこそこ大きい。
御姿を拝んでいたら、右手の寺務所から、お寺の関係者と思しき方(女性だから、多分、住職婦人であろうと、
勝手に推測)が出てきて、笑顔で応対して下さる。
浄財(お賽銭)を投げ入れて拝む際に、簡単な読教をして下さった。
「釈迦涅槃像」の事は詳しく聞けなかったが、境内後方の敷地では、“廃墟系筋”では有名な、旧恵山町(現在は函館市と合併)にあった観光施設「モンテローザ」に建立されていた(身の丈45mの)「涅槃大佛像」を復元建立する、「大涅槃堂」の工事が始まった、とのことらしい。工事完成の暁には、「釈迦涅槃像」も、その中に収められる、とのこと。
話を聞いた後、「釈迦涅槃像」の御姿をデジカメで撮影して、お寺を出る。
因みに、境内は午前8時~午後5時まで開門。拝観と撮影は自由、とのこと。
尚、境内の左手には、番犬さんが3頭飼われている。
犬好きの小生は平気だったが、犬が苦手な御仁は、注意されたし。
その後は、453号線を、真駒内方面に向かって歩く。
途中、「自販機の背後に潜む大釜」という“ワンダーな物件”を発見したり、営業所で憩う「宗谷バス」の車輌を
撮影したり。歩くと、車の運転時には見落としがちな風景も見えたりして、割りと楽しいものである。
再び石山の旧定鉄線跡駐車場に戻り、ついでに線路跡を再撮影して帰宅。
またしても近場で連休を満喫、の1日であった。
…後で、「釈迦涅槃像」について、いろいろ検索してみたら。
どうやら恵庭市にあった「本間コレクション」の収蔵物の一つだったらしい、と推測される。
「釈迦涅槃像」にしろ、「涅槃大佛像」にしろ、“数奇な運命”を辿った果てに、この石山東の地に“安住の地”を得た、てなことだろうなあ。