夕張市が舞台ってんで、ついついMBS=HBCで放映された2時間ドラマを観てしまった。
筋立ては、東京から夕張に赴任した女医さんが主役の人情物で、ややベタな展開。
一方、ロケ地がおおよそ、己もよく“廃墟と産業遺産探訪”するスポットが多くて。
おおおおぉ、夕張駅だ清水沢駅だキハ40の1700番台だ清陵町だ本町だ市民会館だ滝ノ上公園だぱんじゅう喰ってる!旧北炭清水沢発電所だっ!石炭の歴史村だっ!随分露出が多いな藤の家は等等々・・・。
筋立てそっちのけで、ロケ映像ばかりに目が行ってしまい、いとをかし。
でも、市職員役の村田雄浩が父親役の織本順吉に向かって、夕張市栄枯盛衰の“核心”を突く台詞を吐露するシーンは、なかなか良かった。制作陣は、割りと勉強なさっておるなあ。
後まあ、関東の役者さん達の、やや過剰な北海道弁の物言いが気にはなったが。
総じてまずまずの出来、ではあったかな。
画像は、劇中にもしっかり登場した「旧北炭清水沢発電所」のお姿(2007/11/03頃)