北辺廃徊零細網日常雑記(goo引越版)

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三笠市駆け足探訪

2008年10月31日 | 日記・廃墟と産業遺産

所用で岩見沢方面まで出張る。

あ、・・・そう言えば、こっち方面に来るのは今季初ではないか!と悟り。
所用を速やかに済まし、時間を作り、三笠市を駆け足探訪に突入する。

本郷町界隈
過去、三笠探訪時にスルーしていた、旧き歴史遺構たる「旧空知集治監典獄レンガ煙突」を探訪。
正面から写そうと思ったのだが、左右に植えられた樹木が、かなり育ったと見え。




煙突の上半分が枝葉で隠れてしまい、HP用には樹木の後方横から撮った写真を使用する破目に。

ところで時折しも札幌圏では、WRCのラリージャパンが開催の最中。
このレンガ煙突へ至る道も、ちょうど奥のSSへの移動コースらしく。
時折、国内プライベーター参加らしき競技車輌が駆け抜けて行き。
おおっ、これはもしかしてワークスのS.ローブの車輌なんか来るかも!、と思い。
写真を撮った後、しばし道端で待ってみたものの。
その後も来るのは国内プライベーターばかりのようで。
まあ、時間も無いし、ラリー車輌を狙うのは諦め、次の探訪地へと移動。


クロフォード公園(旧三笠駅)
ラリー観戦客の駐車場となっていたらしく、けっこうな数の自家用車が駐車していて。
駐車場整理員の姿が目に付き、SS会場への送迎バスやらが頻繁に出入りし、何か賑わっておりました。


旧北炭幌内炭鉱選炭場界隈
晩秋の選炭場跡界隈の佇まいは、特に変わらず。




最奥の「旧北炭幌内変電所」の佇まいも変化無し。




この選炭施設跡の梁(?)の折れ具合も、見た目変化無し。

選炭場跡界隈の遺構群は、総じて特に変化は無かったけれども。
道を挟んだの隣りの敷地の一部が、残土置き場になっていたのが気にはなった。

ところでラリー開催中の所為か?、観戦ついでにこの遺構群を探訪する御仁がいると見え。
道で、ここに入り込む他者の車2台ほどとすれ違った。うーん、珍しいことです。


三笠鉄道記念館
既に冬期休業に入り、屋外展示の鉄道車輌たちも、シートを被されて冬ごもりに突入。




キハ27も、しっかりとシートを被されておりました。


弥生界隈
2003年に「旧住友奔別炭鉱弥生坑跡」を写して以来、スルー気味だったので。
久々にこの町内を走り、何か新しい発見はないかとあれこれ探してみれば。
いや、あった!。旧炭住アパート群の後背の小山の上に、何か遺構らしき姿が。
しかし、そこへ至る道らしきものは発見出来ず。
さりとて車を降りて山を登るわけにもいかず、時間も無いし。
これ以上、深く探訪するのは諦め、次の探訪地へ移動。


奔別界隈
炭都のシンボルたる「旧住友奔別炭鉱立て坑櫓」を、側道から定点探訪。




その堂々たる姿は変わらず。
相変わらず、手前に生えている樹木が邪魔なれども、まあ、気にせず撮影。

ここはついでと、本間病院の向い側に残る、怪しい線路跡らしき橋梁築堤跡もパチリ。





唐松界隈
樹木が生茂ってはいたが、新三笠鉱跡の佇まいに、特に変化は無し。
これまたいつもはスルーしていた、旧唐松駅を探訪。
駅舎は状態良く保存されており、往時の雰囲気を、いい感じで残しておりました。

普段は撮らぬ、無人と化した旧炭住アパートの一棟をば、ちらと写してみる。




うーむ、栄枯盛衰・・・。

陥没事故のあった「旧北炭幌内炭鉱排気立て坑櫓跡」は、車内からゲート越しにチラ見してみた。
現場は落ち着いたと見え、産廃処理場の機能も、再び稼動中の様子だった。
隣りの「旧北炭幌内炭鉱入気立て坑櫓」も、解体工事が一時中止されて、その勇姿は健在。
ただまあ、来春以降はどうなるか、まだまだ予断は許さないが・・・。


三笠市立博物館
再び幾春別方面に戻り、特別展示の軍艦島写真展を観たくて、三笠市立博物館に金を払って入館。
最盛期の軍艦島の写真の数々に、しばし見入る。

説明パネルによると、当時、軍艦島の団地のトイレは重力落下式・・・つまりボットン式だったとかで。
“最先端”の炭鉱都市だったのだから、てっきり水洗式だと思っていたのだが。
うーむ、あの超過密人口でボットンてことは、溜まる量もハンパなかったろうなあ~。
などと、ヘンなところに感心してみたり・・・。

他の通常の展示物も、ほぼ“貸切状態”で駆け足見学したところで時間と相成り。

今季初にして降雪前最後の三笠探訪も終了。
いそいそと札幌へ戻った次第~。

・・・慌しい探訪だったけれども、それなりに満足!。
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