松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

3月4日 スピードメーター修理出来て アーよかったー

2008年03月06日 | ガーナ

つぶれ壊れてしまったスピードメーター


いびつではあるがどうにか修理して直ったスピードメーター
現在3周り目、総走行距離273517km

スピードメーター修理出来た。
2008年3月4日火曜 はれ

船輸送中つぶれたスピードメーターを修理できなかっ
たら日本から取り寄せることになる。家内は娘のサン
フランシスコに6日飛ぶ、その間自宅は誰もいなくな
る。困ったなー誰に頼もうかなーと最悪の場合を考え
ていた。

ホテルの無口の青年バジョウは昨夜8時から今朝の
10時までが勤務らしい。10時過ぎバジョウをうしろに
乗せてオートバイ修理に向う。「大丈夫」かいなと思
うほど店構えは小さい。スピードメーター新品は品切
れとオーナー。修理できれば「今までのメーター」を
これからも使いたい。

聞いていた青年店員「OK」とメーターを取り外しに
かかる。どうにか修理が出来ますようにと祈る気持
ち。ワッと集まってきた地元の人たちも少なくなっ
た。スピードメーターはどこかへ持って行き直してい
るようだ、ここにはいない。地元の人と話をしなが
らフロントの割れた部分を「プシュン」と留め金で直
してもらった。

一箇所だけ「プシュン」で留めたのに600円くれ
と云う。「何を言ってる」荷台の下に取り付けた「金具」
の溶接を見せ「これが500円だ」一箇所だけは100
円で充分だと言いながら「300円」を渡す、苦笑い
しながらうれしそうに受け取る。最初から「ぼって」いる
のがみえみえ。


スピードメーターを修理したオートバイ屋

そうだ、現金を持ってきてない、先に銀行に云って
用意しておこう。オーナーに30~50(3000円~5
000円)と紙に書いて「これで」修理代すみそうか、
オーナーは200(2万円)との返事。「ノーノー」ジャ
パンでは新品さえ15000円だと「かます」。直すだけ
だから30~50(3千円~5千円)でいいはずと。

オーナーも「しょうがない」と云った顔で「ok」した。
よし勝った。銀行は15分ほど歩いた所にバークレー
があった。ATMでちょうど5000円下ろしたように見せ
るため残りの金は別のポケットにしまいこんだ。

オートバイ屋に戻ると修理から戻って取り付けてい
る。「テストOK]か「OK」と返ってきた。青年店員は黒
い額に汗の玉を光らせながらぱかんとあいて閉まらない
ガラスをガムテーで止め取り付けを終わらせる。
オーナー、青年店員、バジョウ3人を呼んでオーナーに
3000円青年に1000円バジョウに1000円3人
の目の前で渡した。

青年店員はあと「500円」足してくれと言う。「OK」それ
はオーナーからもらってくれとオーナーの顔を見
ながら話すとオーナーも納得してくれた。修理でき
ない時はどうするか心配していたが日本から取り寄
せしなくて済んだ。アーよかったー。大きな山場
を越えた。気分がすっきりして気持ちが落ち着く。

これからはこれから進む国、ガーナの周りにあるト
ーゴ、ベレン、ニジェール、ブルキナファソ、コートジ
ボアールのビザをとるだけになった。この五カ国
は五カ国共通ビザを発行していると聞いている。
トーゴの大使館に行って見なければわからないが
こうゆう珍しい共通ビザはいいなー、これからどんどん
増えてくれるとうれしくなるが。

アー何度も云いたい、スピードメーターが修理できた
ことで、ほんと気持ちがラクーになった。


エンジンガード、トランクを固定する金具留めなど溶接屋のみなさん