「五カ国共通ビザ」トーゴ大使館でとれた
明るい声で遊ぶこどもたち ガーナ、アクラ市内
めずらしい五カ国共通ビザをとった。
2008年3月7日金曜 はれ
これから進む国のビザを取りにトーゴ大使館に行こう。
地図には日本大使館の近くにある、前に行った時日本
大使館へは歩いて行ったので道路標識を気にせずいけ
たがオートバイで走ると一方通行になっていて大回り
になってしまった。、とたんに場所がわからなくなっ
た。途中タクシーの運転手に聞いて9時ちょっと前に
トーゴ大使館についた。
受付でガーナに来てから初めて日本人男性とあった。
館内に入り「五カ国共通ビザ」を申請したいんです。
「OK」と係官。名前とパスポートだけ英語で記入あと
はいつものようにひらがなで書いた。係官は「日本語
はダメ」とパスポートを見ながら係官が書き直してく
れた。すみません。
トーゴ、ベナン、ニジェール、ブルキナファソ、コートジボ
アールの五カ国ビザである。この共通ビザ、わたしは初
めてである。国同士仲良くなって信頼の上で初めて成
り立つ「五カ国共通ビザ」。あっちにもこっちにもこのよ
うなエリア別のビザが増えるといいなーと思う。3万セ
ファ?日本円でいくらだろうか。トーゴの通貨でないと
受付できないと係官。
オートバイで近くの銀行、両替屋へ。いつもカードが使
えるバークレイ銀行でカードが戻ってくる。他のカード
を使ってみたが戻って使えない。イヤーまいったなー。
他の二箇所のATMでも使えない。しょうがない手持ち
のUS$で両替するしかない。最初の両替屋で3万セファは
US$で62$と計算してくれた。ここで初めて6300円
ぐらいとわかる。ここにはトーゴ紙幣はなかった。
両替屋を二軒、三軒そして四軒回るがトーゴのお金は
ないと断られる。今日は申請はだめだなーと思ってい
る所へ大使館で会った日本人が申請を終わらせて歩
いてやってきた。オートバイを見てわかったらしい。「私
も朝回った時だめだった」がレートの悪い両替屋を
知っていると彼が話す、最後の両替屋だ、多少悪くて
もこの際かまわない。
そこでようやく6$も高い68$で3万トーゴセファの
両替できた。汗びっしょりになってトーゴ大使館に戻り
申請10時半に終わる。ビザ受取りは午後2時以降、パ
スポート交換用のカードを受け取り迷いに迷ってホテ
ルに着いたのが12時だった。午後2時過ぎ、めでたく
五カ国ビザを受け取った。
余談
街で「そこだよ」ほら「すぐそこの」と指さして両替屋
を教えてくれる。両替屋はトーゴのお金がなくて別の
両替屋を教えてくれる時も、ほら「見えてる」「そこだ
よ」ほれ「すぐそこ」と教えてくれる。地元だから「す
ぐそこ」がわかるが知らないところから来ている者に
とってわからないんだなー。
すぐ「そこ」がわからないんだ。なかにはあまりにも
わからないものだから「ははは」と嘲笑される。「笑う
んじゃねー」「俺は困ってるんだー」「人の気持ちもわ
からないで」「ふざけるなー」「この○○やろう」とど
やしつける。聴いている者より教えている方の者が怒
られている。
でも、なかには「すぐそこ」まで歩いて連れて行ってく
れる人もいる。これほどありがたいことはない。なにを
言いたいか。例えば日本で外国人に電車の「乗り場」を
訪ねられた時「すぐそこの」「となり」の「3番線」と「口」
で教えるより時間があったら歩いて「3番線」のホーム
まで連れて行ってほしいものだなーとつくづく思う。