ウラギンシジミは,南方系のチョウだ。
元々いなかった宮城県内では,1990年代から定着してきたようだ。
いつだったか,西道路トンネル出口で信号待ちしているとき,車のフロントガラスに止まり,「え!」と思ったことがあるが,青葉山公園付近では,すっかり定着し,普通に見られるようになったようだ。
この日は,公園内の公衆トイレ付近,しかも,女子トイレ側に現れたので,レンズを向けることができなかったが,その後,別のところにも出てくれたので,何とか撮影できた。
ボロボロの翅の子だったけど。
妻と一緒だったから良かったが,1人で,カメラを持って,女子トイレ付近をうろついていたら,通報ものだったかもしれない。
そういえば,何年か前,葛西臨海公園で見たときも,現れたのは,公衆便所の脇だった。
名前に美しい貴金属を持っていて,申し訳ないが,私の中では,便所コオロギならぬ『便所シジミ』になった。
この子たち,獣糞や腐った果実に集まるようなので,そういう臭いがする場所が,好きなのかもしれない。
なお,このブログをトップページに掲載いただき,目ん玉が飛び出るほど多くの人に閲覧いただいていたので,この記事のアップを躊躇していたが,もう良いだろう。
いつも見てくださっている方々は,私のいつものバカ話に腹を立てたりしない。(と,思う。)
追記
そうこうしているうちに,山形県内陸の羽黒町でも,出会えたので,口直しの意味で,追記しておく。
こちらで出会えた個体は,まだ,翅がボロボロにはなっていなかった。
しかも,翅を広げてくれた。
山形県のこの辺りが北限かもしれない,と思い,調べてみたら,すでに,秋田県と岩手県でも,発見されていた。
北限が,どんどん,北上している。
(2024/08/11,09/08 ウラギンシジミ)