蕪栗沼に,今季も,ヘラサギが来てくれた。
前月,青森でクロツラヘラサギと出会って,今月は,ヘラサギ,と続いた。
ヘラサギは,クロツラヘラサギよりひと回り大きくて,名前のとおり「黒つら」ではないので,目が白い顔の中に見える。
しゃもじのような,独特の形のくちばしは共通だが,ヘラサギは,先っぽが黄色になっている。
どちらも,良く寝る鳥で,起きて活動する姿を観察するのに苦労することが多いが,今回は,起きてくれていた。
比較的近くで,色んなポーズを見せてくれて,大サービス。
大口を開けたポーズ。
自慢のしゃもじを見せるポーズ。
どうよ,どうよ,て感じ。
独特の首振り採餌を見たくて,午後に再訪したら,希望どおり,その姿も見せてくれた。
水の中にくちばしを突っ込んで,首を左右に振り,餌となる魚などを探る。
で,今回気になった,というか,昨季も気になっていたのは,喉。
喉の皮膚が,裸出しているように見える。
普通にしていると,上の部分の黄色いところが見えず,いわゆる『あかめろ』(秋田弁?)に見えるが,怪我をしているわけではない。
ヘラサギは,元々,こういうふうになっているらしい。
クロツラヘラサギは,このようになっていないし,同じ魚食のサギやウも,そう。
何のため?
餌を一時的に貯める袋なら,ヒナへの給餌用?
それとも,求愛に関係がある?
(2024/12/07 ヘラサギ)