セグロセキレイは,私にとって,とても親近感がある鳥だ。
日本列島とその周辺地域にしか分布しない,いわゆる,『日本固有種』である,という思いが,そう思わせるのかもしれない。
W杯やオリンピックで,日本を応援する気持ちと同じ。
学生時代は,マイフィールドにしていた馬見ヶ崎川に,いつも,いてくれる鳥だった。
撮影できるチャンスがあれば,「お,いたな。」と,思い,スルーすることなく,レンズを向ける事が多い。
そんな鳥が,10月に発表された環境省などの調査によると,『絶滅危惧種』の基準を超える割合で減少しており,年間の減少率が8.6%という。
何それ?
昔から,ハクセキレイに押されている,という話はあったが,今回は,生息環境の変化に原因を求めているようだ。
いずれ,この数値には,驚いた。
今は,絶滅が危惧されるような状況では,全然,ないと思うが,そういう状況にあるってことは,しっかり認識しておかないと。
(2024/12/07 セグロセキレイ)