第168回芥川賞の受賞作「荒地の家族」(佐藤厚志著)の舞台となっているのは,東日本大震災で沿岸の町が壊滅した宮城県亘理町。
東日本大震災から13年近く経った今,沿岸の町も復興がかなり進んできているように見えるが,町から一歩出ると,ススキやヨシしか生えていない広大な「荒地」が広がっている。
今,その上を低く猛禽が飛んでる。
ここは,以前,田んぼや畑だったところだが,今は,猛禽の狩りの対象となる生き物がたくさん生息している荒地に変わってしまった。
薄暗くなってくると,ここはキツネなどの動物の時間になる。
人々が住む町と隣接しているところ。
(2023/12/23 ハイイロチュウヒ, 2024/01/08 キツネ)
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