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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

マルガモめっけ!

2024年01月31日 | 宮城県_石巻地域(奥松島)

 マルガモとは,マガモとカルガモのハーフ。交雑種。
 種の名ではなく,ニックネームだ。

 ハーフでも色んなタイプがあるが,この子は,わかりやすく両方の特徴を備えていた。

 頭の光沢ある緑色,背中の感じ,少しカールしている尾羽などはマガモ似。
 黒い過眼線などの顔の感じ,くちばしが黒くて先が黄色いところなどはカルガモ似。

 正面から見た胸の茶色はマガモ譲り。

 翼鏡が青く,黒い縁があるのは,マガモ・カルガモ共通だが,その外側を白で挟んでいるのはマガモの特徴。

 こうして見ると,顔はカルガモだけれど,マガモの特徴の方が強く出ているかな。

 マガモはここで繁殖はしていないと思うが,この日は,同じところにマガモもカルガモもいた。

 カモやガンでは,ときどきこのようなハーフの子を見るが,他の鳥では,ない。

 というのは,カモたちには,ほかの鳥にはない長いペニスがあるため,オスによる強制交尾が可能になっているから。

 マルガモ,と通称名が付くほど,こういうカモが目撃されている,ということは,しばしばそういう行為が行われているかもしれない。
 といっても,私はまだその光景を見たことがないのだが…。

 そういえば,昨年の2月頃,田んぼで,聞いたことがないような猛々しい声が聞こえ,見ると,マガンの群れがいて,1羽のマガンを2羽のマガンが押さえ込んで,食っているように見えた。びっくりして,ホント,頭が真っ白になって,ドキドキしながら,シャッターを切った覚えがある。

 あれがマガンの交尾だったのだろうか。

 だとすると激しすぎ。メスが気の毒。

  (追記)
 アヒルはマガモを家禽化したもので,種としては,アヒル=マガモ,なので,この個体は,アヒルとカルガモの交雑という可能性も否定できない。

(2024/01/28 マガモ×カルガモ交雑)



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