ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

男体山でたいさんの危機

2013-10-05 | 山のはなし
9月29日(日)福島県 安達太良山
9月30日(月)栃木県 那須岳
10月1日(火)栃木県 男体山


始発の日光線の電車に乗って日光駅に下り立ったら雨が今にも降りそう。
テンションだだ下がり。

駅前からバスに乗り、男体山の登山口の二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)へ向う途中、
中禅寺湖のバス停で本降りの雨。
二荒山神社でバスを降りても状況変わらず。

登るには社務所で記帳して入山料を払わなければならないので、
ぼちぼち歩き出すこともできない。境内をうろうろして、とりあえず様子見。
「行けるとこまで登ってみる?」とわいはんに言うと
「えーまじでー」と気乗りしない様子。
そうこうしているうちに到着から約1時間後、次のバスで来られたのか、
数人が躊躇することなく登っていきました。雨も小降りになっていました。
それを見たわいはん、俄然やる気が出たのか「出発するで!」と別人になったのでした。
8時40分出発。

で、男体山の登拝道なのですが、地図を見れば一目瞭然、急登一直線です。
最初は杉林の中登っていきます。雨で足下が滑る滑る。
三合目から四合目は林道を歩きます。
途中から中禅寺湖が見えるのですが気分転換にはならず。
さらにきつい登りが続き…。さすがに3日連続で最後にこれがくると…。

「しばらく山はええわー」



垣間見える紅葉を眺める余裕もなし。
最後の赤茶色の砂礫の斜面では「助けてー」と叫ぶ始末。


それでも奥宮の鳥居が見え、そこから三角点のある山頂まで達すると
疲労もどこかに吹き飛んでしまいます。11時45分着。


真剣白刃取りっ。こちらの剣はステンレス製で錆知らずですね。
だいたい山頂にある剣はさびさびだったりする。



カップ麺を食べてバスの時刻を確認してから下山します。


かなりギリギリの時間だおー。でもこの日の内に家に帰らないとあかんし
日光東照宮も行きたいしで、頑張って降りましたよー。
足がばらばらになるかと思ったお。


そんなこんなで、二荒山神社に戻ったのがバス定刻の10分前の13時45分。


日光東照宮に数十年ぶりに参拝することができました。
御朱印帳忘れたあああ。
見ざる言わざる聞かざる。

那須岳に恐れをなす

2013-10-05 | 山のはなし
9月29日(日)福島県 安達太良山
9月30日(月)栃木県 那須岳
10月1日(火)栃木県 男体山

安達太良山登山の後は那須湯本温泉まで行き、
雲海閣という旅館に泊まりました。
温泉マニアには有名らしいこのお宿、実にネタ満載でしたが、その話しは後回しにします。


那須湯本温泉から始発のバスに乗り、ロープウエイ駅に8時30分に到着。
途中から乗ってきたグループさんはロープウエイ駅に向いました。
本格的な山のカッコでロープウエイですか…。と小声でいいつつ
車道から道標に従って石積みの階段を登っていきます。


いったん駐車場に出てきて、峠の茶屋を通り過ぎ、山の神の祠を見て登山道は続いていきます。


ここはあっけなく、樹林帯をすぐ抜けます。


剣が峰から朝日岳に続く岩の断崖が壮観すぎて、たじろぎます。



とはいえ、登山道は歩きやすく、峰の茶屋跡にはあっさり着いてしまいます。
バナナを食べたあと、朝日岳方面へと進みます。


鎖はありますが問題のないレベルの岩場を登っていきます。




肩から朝日岳山頂を往復。周りの人の会話から山座同定。


三本槍岳に向かいます。


清水平に出てきました。最初に湿原が見えたときは驚きました。
火山と湿原、変化に富んでますね。


最後の登りはきつかったです。はよ着けって思いながら登りました。


一等三角点にでん。


宿でにぎってきたおにぎりを食べて、同じ道を戻ります。


日差しの角度が変わってきて紅葉がさらに鮮やか。
朝日岳以北は歩いている人が比較的少なく、落ち着いた雰囲気でした。


峰の茶屋跡に戻ってきました。余裕があるので茶臼山を往復することにします。


ガスが所々吹き出している登山道を登っていき、火口をぐるりと回って、祠のある山頂へ。
山頂はロープウエイに乗ってきた人でいっぱいでした。



再度、峰の茶屋跡まで戻り、下山します。



登山口の峠の茶屋でメロンのソフトクリームを食べた。
後から買い求めた人が、売り切れて買えなかったようで、
ラス2をありつけることができたようです。
下山14時45分。


路線バスで那須塩原駅まで行って、そこから宇都宮駅まで移動。
手っ取り早く、駅に近い「みんみん」の支店へ。
うーん、いたって普通の餃子ですな。

だったら安達太良山

2013-10-05 | 山のはなし
今年の秋は東北・北関東エリア攻略の巻です。
長年、温めてきた那須岳登山&三斗小屋温泉泊りの計画を
そろそろ実行に移そうかと思っていたのですが
3連休を取って、遠くに行って一山だけというのももったいない話しで。

那須岳は押さえて、公共交通で移動可能な山をあと二山追加して
こんな感じになりました。↓

9月29日(日)福島県 安達太良山
9月30日(月)栃木県 那須岳
10月1日(火)栃木県 男体山

ハイ。見事なまでに百名山が揃いました(笑)。
ちなみにですが、東北と北関東の県の並びがよくわかりません。
福島県の南に栃木県があり、その南に、えっ、埼玉県?(無知)

そんなことより安達太良山です。
9月29日(日)、高速バスを二本松ICで降り、路線バスのバス停まで徒歩で向います。
そこから岳温泉までバスに乗り、岳温泉からは予約をしておいたタクシーで
登山口である奥岳まで向かいます。
高速バスが予定より30分早く着いたので、
奥岳には少し早く到着することができました。
帰りの、予約済みの奥岳から郡山駅までのシャトルバスが
結構ギリギリの時間なのでこれは助かりました。

登山口に一番近い駐車場は車でほぼ埋まっていました。
ほとんどの登山者はゴンドラの駅に向かっていきます。
みんなカッコは、なんか本格的なんですけど、ゴンドラですか…。
と小声で言いつつゴンドラの駅に向かって右側に伸びる砂利道を歩いていきます。

途中、くろがね小屋への分岐を見送り、
動いていないリフトを回り込むように続く斜面を登っていきます。
リフト上部までくると樹林帯に入っていき暑さが少しマシになりました。
頭上がぱっと明るくなったところで五葉松平に到着。
灌木帯で見晴らしよし。そこから意外と早く薬師岳に着きました。


薬師岳は広場のようになっていて、大勢の人で賑わっていました。
そこからはゴンドラ乗車組とあいまって登山道は渋滞。
山頂まで常に前後に人がいる有様でした。





薬師岳から1時間、あっという間に山頂直下に到着します。
ちょっとした岩場を登ると山頂に到着です。
非常に展望良し。磐梯山と吾妻山が間近に見えます。


山頂からは、馬ノ背を歩いていきます。


爆裂火口跡の沼ノ平は火山性ガスが発生しているので立ち入り禁止です。
こんな荒涼とした景色を見るとは想像していなかったので正直驚きです。


馬ノ背から峰ノ辻に向かいます。


峰ノ辻からはくろがね小屋への道を選びました。

峰ノ辻を下っていく途中、トレラン大会の選手が駆け上がってきて数人とすれ違いました。
くろがね小屋の前で昼飯にします。
バスの時間が気になるので手早くお湯をわかして、カップラーメンを急いで食べます。
くろがね小屋からの道は、荷揚げの車がギリ通れるようなどっちかと言えば林道といった感じ。
今度は折り返して下りのトレラン選手が駈け抜けていきます。がんばれー。
林道が続きますが、ショートカットの登山道があるのでそちらを選んで下っていきます。
登山口に近づくと砂利道に変わります。
転んだら大変だろーなと、抜かして行ったトレラン選手を見ていたら
つまずいて転んでしまった。いたた…。ズボンの膝に小さい穴が開いた。
そんなこんなで奥岳登山口に13時25分着。
早くついたので売店でチューハイを買って飲んでまったりします。



さて、これから那須湯本温泉まで向います!