ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

8月12日 本沢温泉~根石岳~天狗岳~本沢温泉~みどり池入口

2015-09-22 | 山のはなし
またしてもポカをやらかしました。
テントの前室に置いていたガスコンロがぬれていて、火が着かない。
前室でなぜぬれているのかわからないのですが、火が着かない。
前夜に使った後、雨が降っている外に
出てたのかなあー(すっとぼけ)
昨晩から水に浸けておいたお米…
とりあえず、行動食のパンを食べて、
メスティンに入ったお米はそっとテントの隅に置いて行動を開始します。

昨日入った野天風呂への道をたどり、夏沢峠までいきます。
夏沢峠から、箕冠山を経て根石岳に登ります。
根石岳山荘の周りのコマクサの群生のなかに、まだ花が残っているのがあります。
風が吹いたら寒いくらいでした。





白砂新道との分岐を過ぎて、東天狗に登るとトウヤクリンドウやイワギキョウなど花がいっぱい。
ああ、いいねいいね~静かな夏山。





白砂新道を下ってテント場に戻ると、カートリッジが乾いていて無事火が着きました。
レトルトのチリコンカンとともに、ホカホカ炊きたてご飯、うまい!



帰りは、来た道をそのまま戻って。
下山後は稲子湯にも入って、温泉三昧の山旅でした。


8月11日 みどり池入口~みどり池~本沢温泉

2015-09-19 | 山のはなし
お盆の時期、とにかく静かな山に行きたくて、思いつきました。
自分自身がこの時期に避ける山に行けばいいのだということを。
きっと他の人も避けているに違いあるまい。
ということで、八ヶ岳。夏の八ヶ岳。
テントを張ったことがない本沢温泉に宿泊することにしました。



みどり池入口に車を停めて出発。
心配していたほど車は多くはなかったです。
すれ違う人も少なく、しらびそ小屋からは誰にも会いませんでした。





本沢温泉のテント場は森の中にありました。
雨が降ったの後なのかジメジメした感じ。
温泉はテント場から15分ほど登った先の、沢沿いにあります。
入湯料は小屋で支払います。
囲いや脱衣場はないので、浴槽の周りのわずかなスペースで服を脱ぎます。
ということで、入浴しました。
安心してください、水着着ていますよ。

後日、両足全体に発疹が!強酸性のお湯に負けたのでした。

7月28日 蝶ヶ岳~三股登山口

2015-09-17 | 山のはなし
あ、それと、ご飯は水がとても重要なファクターってことを改めて学びました。
半分は水の味。ご飯の味の半分は水の味。
大切なことなので2度言いました。

テント撤収の際、隣りで張っていた単独のおねーさんに
餓鬼岳から来たと言うと「唐沢岳に行きました?」と聞かれました。
餓鬼岳から往復5時間以上かかる端っこのさらに端っこの山ね。
通なおねーさん、どうやら唐沢岳に興味がおありなようで。
いや、行ってませんよ。無理ですよ。餓鬼岳で精一杯っすよ。
この後も、霞沢岳なんて絶っ対無理ですから
ここから最短で下山できる三股登山口で帰りますよ。
ほんま勘弁してください。



蝶ヶ岳新道は上部こそ岩ごろごろで若干歩きにくかったものの、
まめうち平まではあっという間で、そこからはとても歩きやすく
あっという間に登山口に下山できたという印象。





三股登山口から林道を15分程歩いて、駐車場までくると、そこからタクシーです。
餓鬼岳の白沢登山口まで、予想よりお安く(少し負けて頂いた)行けたので
ほっとしました。
なんせ、蝶ヶ岳ヒュッテから予約の電話を入れた時には
えらい高く言われていたので。

5時にテント場を出発して、白沢登山口に戻ってきたのは9時ごろ。
あっけないものでした。

7月27日 大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳

2015-09-16 | 山のはなし


朝食は炊きたてメシとそれにぶっかけるレトルト。昼はパンや行動食。
夕食はスパゲティかラーメンの麺類。

テント泊の時は大体こんな感じで固定しつつあります。
考えるの面倒くさいし。朝食のレトルトは連日カレーの時もあるくらいなんだぜ。
失敗しようにもできない。
はずなのですが、毎回やってしまいまんねん。
某輸入食品店でたまたまセールされていたガパオライスが今回のソレ。

なんか、合わへんのですわ。ナンプラー?バジル?なんだろう。
タイ料理屋のガパオライスは大好きなんですが…。
最後の一口がどうしても食べられなく、
これはもう、ごみ袋行き待ったなし、というタイミングで
黙ってわいはんが私の手からお皿を取って食べてくれました。
わいはんの優しさは五臓六腑に染み渡るやで…。



そんな3日目の朝食を終えてテントを撤収して出発は5時15分。
むー。どうしても越えられない5時の壁。



大天井岳から常念岳は歩きやすく、何となく下ってんの?っていう感じで
体に大きな負担のない平和な道でした。
昨日一昨日が死のロード過ぎだったんだぜ。



コマクサが相変わらず平和ロードにもたーくさん群生していました。
今年は当たり年なんですかね?



常念小屋で水を買って、常念岳に覚悟を持って登りにかかります。
昨日一昨日で相当懲りていますからね。もうここは焦らずに。一歩一歩。
とか言いつつ、お約束の偽ピークにひっかかり非常にショックを受けたのもまた一興。
テント担いで常念岳に登るのって大変ですわ…。
山頂では全身モンベルのキッズたちがいたりして大変賑わっていました。



そして、下りでは登ってくる人たちとたくさんすれ違いました。
南から登るとこれまた大変そうです。常念岳への斜面が壁に見えます。



他人の心配している場合ではないのでした。
蝶槍の登りではまたもブレーキがかかりましたよーっと。

遠くから見た蝶槍に「槍?どこがやねん」とバカにしてすんませんでした。



蝶槍で休憩していた、シルバー世代の方々と時同じくして出発、
蝶ヶ岳ヒュッテを目指します。その団体の最後尾について歩いていきます。
途中で「先に行かれますか?」とお声をかけていただきましたが
心配にも及びません。このペースがええんやで…。



そんな感じで3日目もヘロヘロで終えたのでした。
蝶ヶ岳ヒュッテでは宿泊者のみなさんが生をジョッキでやっていました。
ブルジョワかよ。
私たちは、下山予定の上高地を三股に変えて、そこから餓鬼岳の登山口まで
タクシーを使うかどうか真剣に協議していたのでした。
タクシーしかないのだけど。

7月26日 餓鬼岳~燕岳~大天井岳

2015-09-02 | 山のはなし
2日目の出だしは寒かったのでフリースを着て出発しました。
中沢岳の岩峰を西側に巻くように歩いていきます。
長い梯子を降りると、そこからかなり下りました。
下りすぎて高瀬渓谷に降りてしまうのではと、思わずGPSアプリで現在地を確認しました。
GPS上ではルートから外れていました。梯子の所から50メートル程下ったでしょうか、
GPS上のルートを確認しに登り返しました。
登山道らしきものがうっすら確認できましたが、ガレた岩場にははっきりと
×マークがありました。剣ズリへのルートでしょうか。
明らかに危険なので樹林帯へ下る登山道を改めて下ります。
崖崩れの場所を横切る所が危ないだけで
他は特に危ない所はありませんでした。そのための巻道…。



2508のピーク、それから東沢岳に到着する頃には
出発してから4時間も経過していました。コースタイム1時間オーバー。
東沢岳で休憩中に、燕岳からきた登山者と情報交換。
燕岳側の稜線から東沢乗越までとんでもなく下ったことと
燕山荘の宿泊者がとんでもなく多かったこと。
前向きになれる情報が皆無…!



東沢乗越へはそんなに下ることもなく到着。
東沢乗越で休憩していた方がいたので何となくこちらは
休まずにそのまま標高差およそ400メートルの稜線への登りに突入。

そこからの登りはまたまた何度も足が止まるかなり辛い登りでした。
歩けども歩けども風景が変わらない、まさにポルナレフ状態。
残雪に、花期が終盤のお花畑を過ぎて登山道が砂礫に変わると稜線に到達。
やれやれだぜ。



砂礫の稜線の西側斜面は一面のコマクサの群生地でしたが
こちらももう花は終わりかけ。
にょきにょきしている岩峰群の稜線を燕岳に向けて進みます。
お花畑もザレた斜面でなかなか気を抜くことができません。





燕岳でこれからの行程の相談をしましたが、
やはり大天井岳まで頑張ることになりました。
すでに歩く元気が無くなっていたのですが、ここら辺の混雑具合を見て
這ってでも大天井岳へ行きたいと思ったんですわ…。



燕岳から南の縦走路は水平道などと揶揄されることもあるようですが
やっぱりハードでした。特に大天井岳への最後の切通では、また何度も足が止まりました。
大天荘に到着したのは17時すぎ。12時間かかってやっと到着。



明日こそ、今までより少しは余裕を持って歩けることを切に切に願ったのでした。