笑門来福

今年干支が一巡し誕生年の乙巳に還って来ました!
心機一転ブログタイトルを新しくしました

テーマは約束

2013年06月21日 | 雑記

『永遠の0』をようやく読了しました。

    

読み始め…ゼロ戦の飛行描写が頭の中で映像にならないし(文字では理解できない)、なかなか読み進まない。

真珠湾、ラバウル、ガダルナナル…戦場の描写はあまり好きではないというのも理由。

ところが!中盤くらいからどんどん読むスピードがアップ。

そして…当時の悲しい様子を目の当たりにしていく…

あまりの衝撃に、心が麻痺状態。

私、「桜花」という美しい名前なのに悲しい兵器のこと…知りませんでした。

人間が操縦するロケット爆弾。

自力で飛び立つことも出来ず、着陸することも、旋回することも出来ず、ただ真っ直ぐに滑空するだけ。

一式陸攻に懸吊され、高空から落下して目標物にぶつかるだけ!非人道的な兵器!

アメリカの博物館では「BAKA-BOMB」バカ爆弾って展示されているんですよ!

この本を読みながら、太平洋戦争の経緯と実態、人々の心情などは分かるけど…そんなに感動はなかったの。

最終章の前までは。

その最終章、目から涙がとめどなく溢れて文字が霞んで読み進めない…

一旦本を閉じて涙が止まるのを待ってから読み始めると、また滂沱。

最終章を読むのにとっても時間がかかってしまいました。

そして、エピローグでも涙涙。

この最終章、エピローグを読み終わってすぐに「読み返したい」衝動にかられ、また読み直しています。

この本が240万部を超えるロングセラー である理由が分かりました。

素晴らしい感動作です。

 

今年の夏のジブリ作品にもゼロ戦が登場するようです。劇場に観に行く予定♪

    

    

    

 

コメント (2)
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