未来への便り アドバンス

学校職員を定年前に辞めました。そして株式会社を設立しました。AIを学びながらブログの記事をアップします。

広島の死刑求刑裁判の不思議

2012年02月26日 14時46分38秒 | 社会ネタ+全般
東京新聞:母娘殺害 無罪確定へ 死刑求刑事件:社会(TOKYO Web)
被告は〇一年一月、母小夜子さん=当時(53)=の首を絞めて殺害し、灯油をまいて家に火を付け、長女彩華ちゃん=同(8つ)=と次女ありすちゃん=同(6つ)=を焼死させ、死亡保険金など計約七千三百万円を詐取したとして起訴されていた。  

今回の決定は、疑わしいだけでは刑罰を科さない、という刑事裁判の大原則をあらためて示した。あえて「犯人が被告人である可能性が高い」と述べつつ、自白の不自然な点を指摘して無罪を維持し、原則の尊重を求める強いメッセージを発した。  

裁判員制度導入を柱とする司法制度改革の議論では、▽裁判官が検察官の主張を信用しすぎて無罪推定の原則が徹底されていない▽二審が一審と同じような事実審理を繰り返している-など刑事裁判の原則と運用のずれが指摘され、改革による問題の修正が期待されていた。最高裁はそれに応えたといえる。

あえて被告人が犯人の可能性が高いといっているのには驚きますが、ということは自白を強要したというやはり検察の不手際です。

>今回は自白頼りの捜査にも警鐘を鳴らした。二審広島高裁は「自白と現場の状況が矛盾し、検察官の主張は破綻している」と捜査を厳しく批判している。捜査当局も原点に戻り、自白と証拠が矛盾すれば検証し直す、という当然の努力を怠ってはならない。 

自白と証拠が矛盾すれば検証し直す


このことを怠ったようです。
コメント
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