甘々すぎるnikkeiスタッフの記事
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そこに出ているのがNIKKEIスタッフさんの次の記事
複数のサービス購入企業が就活生から集めた個人データをリクルートキャリアが集めて、AIによって辞退傾向を予測するというサービスで、大学生の将来を潰しかねないものだが、事の重大性をあえて小さく見積もっている記事に思えます。
これは今後のAI社会の倫理に関わる根本的な問題であるはすで、もしこれを許したら企業側に人材の選抜の「魔法の鏡」を渡すことになります。
そしてこの問題は大学生だけでなく高校以下の生徒たちの個人情報も大学入学選抜に使われかねない危うさをもっています。
しかも判定に使われる基準は明確ではなくAIのブラックボックス(ディープラーニングとはそういうもので人間が理解できない判定式を何層にも通して結果を出します)に委ねることになります。受検者をモルモットに使い知らないうちにデータを集めて、結果をフィードバックしながら精度を高めていくというような仕組みですので契約企業は将来の精度の向上を見込んで高いサービス料を払ったのでしょう。
これは過去にリクルートが2度にわたって大きな事件を起こしています。一度目は政界を巻き込んだ未上場株譲渡事件。そして2度目は学生の住所リストを不正に販売したというものです。当時は第二のリクルート事件と呼ばれましたが、今はネットを検索しても容易には出てきません。
今回も個人データ流出事件で大きな事件だと思うのですが、ビッグデータ社会、society5.0の実現を目指す政府にも企業にも極めて都合の悪い事件です。なんとかなかったことにして個人が知らない間に提供した個人データを勝手に使ってあらゆるサービスを組み立てようとする恐ろしい意図が見え隠れするだけに今後の成り行きを注目しておきたい事件です。
ただ、マスメディアは信用できません。やはりソーシャルメディアが暴いていくしかありません。
[参考]
nikkeiスタッフよりもしっかりと書かれた記事
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