平成某年バブルが弾け「富士山銀行」と「りそくが第一銀行」と「日本好色銀行」が合併してメガバンク「日本いち銀行」が金融庁の指導の元で作られた。
ある日、日本いち銀行の不祥事が発覚した。 なんと暴力団に不正融資していたのだ。
頭取は、旧富士山銀行出身で、暴力団との繋がりは、旧りそくが第一銀行出身の幹部が関与した事案で、私は知らなかったととぼけた。
そう!旧りそくが第一銀行は、当時、暴力団が仕切っていた「富くじ」販売を銀行窓口で独占販売するため暴力団との関係が日本いち銀行になっても切れなかったのである。
そこで若きバブル入行組の銀行マンが立ち上がった。
しかし彼は、コンプライアンスの正義感で内部改革したわけではなかったのである。
彼の実家は、ネジ回し工具のドライバーを作る下町の零細工場である。しかし父の社長は、昔気質でプラスドライバーの時代なのにマイナスドライバーばかり生産していたのだ。
当然、工場は倒産の危機を迎えました。土下座して頼みこんだのは、当時のりそくが第一銀行銀行マンでした。銀行マンのアドバイスは、うちで富くじを販売してるから、それ買って当てて金つくったらというものでした。 バカ正直な父は、それをまにうけて全財産を富くじに注ぎ込み全てを失い自殺してしまいました。
その息子は、その怨みを晴らすために日本いち銀行に務めたのである。
自殺した父にバカなアドバイスした銀行マンはエリート支店長をへて日本いち銀行の次期頭取を狙う常務になってました。
そこで彼の復讐がはじまります。
「やられたらやり返す」「ちゃぶ台がえしだ!」が彼の口癖です。
彼はキレると星一徹のように食事中にちゃぶ台をひっくり返すのです。上戸彩似の奥さんも手を焼いてます。(笑)
最後は、見事、常務を土下座させて復讐は果たしましたが、頭取は、ちゃぶ台をひっくり返すような奴は左遷だ!と地方系列銀行にとばしました。
メガバンクの華麗なる一族は続く (完)
全て円ジョイのフィクションです。
こ、これって山崎豊子の華麗なる一族でなく半沢直樹のパクりじゃないの…(笑)
尊敬する山崎豊子さんのご冥福をお祈り申し上げます。
2002年(平成14年)、当時みずほフィナンシャルグループ傘下であった第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の分割・合併により誕生した。行名のみずほ(瑞穂)とは、「みずみずしい稲の穂」の意とされ、「瑞穂国」(葦原千五百秋瑞穂国)は、日本書紀に登場した日本の美称でもある。日本を代表する銀行を目指すとのことで、この商号とされた。
反社勢力に対する取引情報を把握していたにもかかわらず、歴代のコンプライアンス担当役員が情報を組織に上げていなかった点も、金融庁の行政処分の対象となっているが、その原因について、今後当事者の役員にヒアリングなどをして究明するとした。10月下旬に金融庁に提出する業務改善報告に合わせて、調査結果を公表する。経営責任の所在の明確化や処分も発表する。
円ジョイ
因みに、華麗なる一族のモデルになった銀行は、今の三井住友銀行で、半沢直樹のモデルになった銀行は、東京三菱UFJ銀行です。円ジョイ小説のモデルになった銀行はみずほ銀行なのでパクりではありません(笑)