●「Dr.コトー診療所 2006」第5話
「重さん、余計な事をするのはやめてもらえないか。」
「え?」
「俺は、自分の事は自分で何とかする。だから放っておいてくれ。」
「いや、そういうわけにはいかないだろ。おまえだけの事じゃなくてよ、
剛洋の事だってあんだからさ。
正一とも話したんだけどよぉ、こればっかりは放っておけねぇよ。な。
ここはさぁ、困った時はお互い様だ。それが島のやり方ってもんだろ。」
重さんの気遣いにも、自分への嫌悪感から、素直になれず、
反発してしまう剛利(時任三郎)さん。
「島のやり方」ってのはいいですね。
よく、誰かが手術してたり治療したりしてる時、島の人たちが、
診療所の待ち合い室に、集まってきてるじゃないですか?
そういうシーンだけで、ホロッとしてしまうんですよね(笑)
漁船の事故がきっかけで、剛利(時任三郎)さんには、何らかの
スイッチが入ったと思います。やっぱり海が似合う。
海で生きていく展開になるんじゃないですかね。
「なぁ先生よぉ。皮肉なもんだよな。俺が剛洋を医者にしてやりてぇなんて。
俺が一番憎んでた医者っていうものに・・
コトー先生が、もっと早く島に来てくれてればな。」
剛利(時任三郎)さんの言葉にも、コトー先生は黙って処置を
続けている。物音。
剛利の着替えが置いてある。剛洋(富岡涼)が、話を聞いてたようです。
5話は、漁船の事故もあり、色々あったようで、実はそんなにお話は
展開していない。ただ、ひとつの方向性だけは見えてきたように思います。
●「14才の母」第5話
「怒りに来たの?姉ちゃんのこと。」
「え?」
「教えてよ。オレわからないんだよ。姉ちゃんに文句言ってもいいのか。
人をころしたんなら、バカヤロウって怒れるけどさ。
人が生まれてくるんでしょ?どう考えたらいいか・・ホント。」
今週は、弟・健太(小清水一揮)の言葉に、ドキッとさせられました。
とはいえ、それが、14才で子どもを産む行為が、正しい事の
理由付けにはなりませんよね。
「赤ちゃんに会いたいから、産みたい。」と言った未希。
先週、これが産みたい理由では弱いと書きましたが、
でもよく考えてみれば、14才で子どもを産むという事に、正当で
納得できる理由なんて、多分ないですよね。
僕は相変わらず、父親(生瀬勝久)の立場から見ています。
父親が、今後どう自分の気持ちと折り合いをつけていくのか、
やはりそこが気になります。
そうそう父親(生瀬勝久)が、健太(小清水一揮)を抱き寄せ、
すぐ突き放したシーン、それは笑わせてもらいました。
今週の「HEY!HEY!HEY!」で、ミスチルの「しるし」の
歌詞を初めて見ました。
2話で、未希が智志に気持ちを告白するシーンで、「しるし」が、
効果的に使われてたじゃないですか?
沈黙する二人に合わせて「沈黙の二人の手ぇ~」って。
おぉ、手が沈黙するなんて、絵が浮かぶ、凄くいい歌詞だなぁと
思ってたんですが、実際の歌詞は「沈黙の歌に乗って」でした(笑)
最近の歌詞は、聞き取りにくいですね(笑)