ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

小樽中心街は20円で買われた

2012-02-28 20:47:01 | 釣り
しの兄さん推薦の小樽の鍋焼きの旨かった店「絣かすり」は、レトロな雰囲気で土鍋うどんにきしめん風のうどんが入り、薄味で人気の店でした。姉妹できりもりしていたようですが、体調をこわされ、2005年に店をたたんだということです。

うどん屋さんは、ほとんど見あたらなくなりました、と地元に古くから居られる方の言です。ソバ屋さんは沢山あり、小樽で私がよく行くソバ屋さんは、職場のすぐ近くの「藪半」です。車が店の前に止められるので有難い。小樽観光の問題点の一つは駐車場の少なさです。坂の多い街、観光客は歩き回れる若者だけではないのです、少し考えて下さい。閑話休題。ここの小冊子には、ソバの話よりも小樽の開拓の物語が面白く語られています。榎本武揚が関係すると書かれており興味を持ちました。

明治初年の地図ですが、ironaiは、現在の色内。okobatiは、於古発川で通称妙見川を表します。大体は、余市から道を下って運河通りに入るところから、すし屋通りの前を流れている妙見川(今も寿司屋通りの地面の下を流れています)辺りまでが示されています。この現在の小樽の中心地10万坪を、榎本武揚と第4代北海道開拓使長官北垣国道が10円づつ拠出して20円で北海道開拓使から買い上げて地域デベロッパー「北辰社」を設立しました。20円は今の貨幣価値に直すとどの位なんでしょうか?高くはないのでしょう。

丁度中間の今の小樽JR駅から海に線を引き、余市側(図では上)を榎本が、札幌側を北垣が手配しました。やがて、小樽開発の功によって、二人の名前は道路に残りました。国道から一丁下がった「藪半」の前の通りは静屋(しずや)通り(北垣の号:せいおくが由来です)。この海側には梁川通り(榎本の号:りょうせんが由来)がある。通りは、余市から下る道道小樽臨港線より妙見川までの長さであった。小樽に釣りに来られるときには、歴史にもおいしいものにも眼を向けて下さい。
詳しいことは以下の藪半のHPをご覧下さい藪半のHP
http://www.yabuhan.co.jp/yabuhan_2011/wp-content/031_03_shizu_story_2010.html