先日の寿都漁港では、アカハラがボンズだった私の前に、別の岸壁でアカハラを規定の匹数揃えて意気揚々とやってきた岩見沢釣遊会のY岸さんから頂いたごろネット仕掛けを披露します。隣の席の鹿島釣狂さんから「研究熱心なこと」と冷やかされましたが、このY岸オリジナル仕掛けのキモはネットとサルカンの繋ぎ部分をビニール管でカバーするところにあります。
この港内は、岩場を利用して造られていますので、根がかりが結構多く仕掛けを消耗します。当日の風に押されて根で止まり、私のアカハラ天秤仕掛けは3ケ既に消失していました。Y岸さんは、この漁港内の釣り場に精通し根がかりしないアカハラ仕掛けを造り出したものです。
ネットは小さ目にカットし、ネットの端をライターで焼いて固定、テグスを巻いて締め結び、サルカンに繋ぎ、丁度その上をビニール管でカバーします。ここのところは自分で工夫しながら試みて下さい。幹糸は、ビーズ玉に2本の糸が通るサイズになります。金属部分は極力使わないのが基本になっています。
私は真似て5ケ造ってみました。造っている間にY岸さんの意図するところが見えてきました。幹糸の本線に浮き玉が使われていないのは、投げた時に空気抵抗が少なく飛ぶ仕掛けであることが分かります。ビーズ玉は遊動式になっており、針は1本でも2本でも付けられます。ごろ針の方は、サルカンから外すことも可能ですので、遠投1本針仕掛けに変身します。非常に実戦的な仕掛けであると思います。今週早速使ってみます。